スクリーンショット_2019-08-11_14

まさに、感情の大洪水。『天気の子』の”後報”映像が凄い。

映画『天気の子』の上映開始前に公開された”予報”(予告)映像。それに続き、より本編の内容に踏み込んだ”後報”映像が届けられている。

公開から1週間で、既に約150万再生を記録しているこの映像が、凄い。



おそらく、この映像も新海誠監督が自ら編集したものなのだろう。たった30秒の中に、昂ぶる感情がこれでもかと詰め込まれている。

そして、こうして『天気の子』のストーリーを振り返ることで、新海監督の前作『君の名は。』との差異がより浮き彫りになる。やはり、『天気の子』は、かけがえのない「選択」を巡る物語だったのだ。


”後報”映像で使用されている楽曲は、本編ラストで流れる”大丈夫”。

《君の「大丈夫」になりたい  「大丈夫」になりたい/君を大丈夫にしたいんじゃない  君にとっての「大丈夫」になりたい》

新海監督は、RADWIMPS・野田洋次郎から届けられたこの曲から着想を得て、最後のシーンを新たに描き直したという。

宿命に翻弄されながらも、共に生きようと懸命に願う帆高と陽菜。2人の想いが一つの結実を見せるラストシーンは、この曲の美しくドラマティックな旋律も相まって、あまりにも感動的なものであった。


この”後報”映像には、もう一度映画館へ足を運びたいと思わせる力がある。もちろん、未見の人の心を掴む力を宿しているのは言うまでもないだろう。

『天気の子』の夏は、まだまだ続くのだ。



【関連記事】



この記事が参加している募集

コンテンツ会議

夏の思い出

最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。 これからも引き続き、「音楽」と「映画」を「言葉」にして綴っていきます。共感してくださった方は、フォロー/サポートをして頂けたら嬉しいです。 もしサポートを頂けた場合は、新しく「言葉」を綴ることで、全力でご期待に応えていきます。