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個人的なこと・恋愛

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アレ
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記事一覧

芸術家の友人について

芸術家の友人について

 昨日、久々に話した。向こうも久々に人と会話をしたらしい。

 すごい変な人だ。芸術系の院を出て、著名な芸術家の下で労働をして、その時貯めた貯金で引きこもっている。今はゼルダをして寝る生活を繰り返しているらしい。
 たくさん話した。「未来が全く見えない」という話をした。僕はレールから転げ落ちた感じだが、友人は自らレールから降りている。「普通の人生」というレールから降りると、なんの地図もなくなる。何

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祈り 猫 コウモリ クオリア

 慈悲の瞑想というのをしている。気持ちがいい。要は「祈り」なんだけれど、α波がどうのとかオキシトシンがどうのとかで、リラックス効果がある。「生きとし生けるものが幸せでありますように」と心の中で念じる。無料で気分が良くなるのでお得だと思う。
 
 布団に寝転んで慈悲の瞑想をすることが多いんだけれど、横に飼い猫がいることが多い。いつも喉のあたりをくすぐっているんだけれど、慈悲の瞑想をしながらくすぐると

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クリエイターが嫌いだ

 僕は創作が好きだ。たまに詩を書いたり、短歌を詠んだり、小説を書いたりする。ブログを書くのも好きだ。

 クリエイターがAIに脅かされて、阿鼻叫喚になっている。自分の声や絵柄を盗まれた、と発狂している。これでクリエイターの本性が全部出たと思う。
 例えば法律で表現の自由を奪われるなら、声を挙げてもいいと思う。自分の創りたいものが創れなくなるのは、創作が好きな人にとって最悪だと思う。僕も反対運動をす

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初恋と文学

 久々に文学を読んでいる。16歳の時に読んだのだけれど、全く覚えていないので「百年の孤独」を再読している。スケールの大きくて魔法的なストーリーが、一段落ごとに劇的な展開をして、吸い込まれるように読んでしまう。大江健三郎と中上健次が影響を受けたとあったが、後期の大江の訳の分からない神話より全然面白い。後期の大江健三郎は「魔法」をやりたすぎて、抽象的すぎて退屈だ。大江も中上も初期の方が断然好きで、具体

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オウム真理教の本を読んだ スピリチュアル

 「オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり」という本を読んだ。いろんな意味で衝撃的だった。
 この本は井上嘉浩というオウムの幹部の人生をジャーナリストが描いたもので、念入りな取材がされてあると感じた。
 僕がショッキングに感じたのは「一歩間違えれば自分も…」と読みながら絶えず考えてしまったからだ。

 井上嘉浩という人は、幼い頃から感受性が強く、生老病死のことや、「幸福」につい

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母親が死んでから5年ぶりに手料理を食った

 恋人が家に来て、手料理を作ってくれた。毎日ベースブレッドという栄養食のパンとコンビニ飯しか食べていないと伝えると、さすがに可哀そうになったみたいでオムライスを作ってくれた。地元のスーパーまで一緒に歩いて行った。片道30分ぐらいなのだが、ゴーストタウンまっしぐらの田舎なので、戦時中みたいなポスターや廃墟があるのが珍しいらしく、スマホで写真を撮っていた。僕にとっては子供の頃からある当たり前の風景なの

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理想的な読書とは何か

 「生死の一大事」を解決するために読書をしていた。哲学やら文学やらなんでも読んでいたのだけれど「真理」を探しながら読んでいたので、あまり楽しくはなかった。そして本の中に真理はなかった。
 仏教に手ごたえを感じてからは、「見つけるための読書」ではなく「楽しむ読書」になってきた。もともと知識に並々ならぬこだわり行動があるので、勉強系の本も楽しいのだが、歴史の本や文学の本も楽しめるようになった。最近読ん

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歴史について何も知らない

 歴史について何も知らない。興味がなかった。「変わらないもの」を探していたから、有為転変で、一回性である「事実」や「物語」などに、一切興味がなかった。「変わらないもの」が見つかったので「変わるもの」の勉強もし始めたのだが、涙が出るぐらい面白い。
 歴史については中学生の頃に習った日本史と、ナビゲーター世界史という参考書程度の知識しかない。西洋哲学や仏教をやる過程で、時代背景にも触れざるを得ないので

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難解な文章が嫌い

 最近浅田彰の「構造と力」が文庫化されたみたいで、ポストモダン思想かぶれみたいな人がイキイキしている。「難解な文章」について考えてみた。

 「言語」というのは「実践」であると考えている。もっと分かりやすく言えば「道具」だ。何かの目的のために「言葉」を使う。言語ゲームだ。相手に何かしらの「影響」を与えるのが言語という道具である。だから、自ずとその目的によって、文章や喋りの形態も変わってくる。
 

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歴史の勉強をした感想 死

 中国の歴史の勉強をしている。4000ページぐらいあるのだが、1000ページぐらいしか読めていない。夏王朝から始まって、殷、周、春秋戦国、秦、漢、まで読み進めた。
 
 最近、物凄い虚しい気持ちになることが多くて、なんでだろうと思っていたら、多分歴史の本を読んでいるからだ。天下を統一した始皇帝の天下は15年しか続かず、策謀と権力欲の渦巻く朝廷の悲劇が凄い苦しい。戦果を挙げすぎた将軍は、謀反の恐れが

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独我論と愛と欲望

独我論と愛と欲望

 愛とは理解である。正確にいうと、理解しようとする姿勢だ。それ以外にない。

 元恋人に「あなたのことは何でも理解している」と言われて、悲しかったことがあった。理解しようとすることを放棄したんだと思った。その人と最近チャットをしたのだが「他人って理解できないから、彼氏に幸福を預けるのは怖くないか」と聞いたら「人は理解できる」と言われた。

 人というのは、過去だ。思い出と傷だ。僕は「あなた」の思い

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死に逆らって生きる

 死はどこにもあって、どこにもない。散歩をしている最中にトラックが通りかかると、死を感じる。駅に電車が近づいてくると、死を感じる。青酸カリをずっとポケットに入れていたら人間ってどうなるんだろう?

 最近、ずっと時間について考えている。時間についての本なども読んだが、全然ピンと来ない。
 パルメニデス「あるはある、ないはない。だから運動はない」。きわめて論理的だ。
 ヘラクレイトス「万物は流転する

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無責任に優しい言葉かけてごめんね

 恋人ができたと意気揚々とブログを書いたが、振られてしまった。「抱えきれない」と言われた。
 約束の時間に通話をしてくれなくて喧嘩をして、泣いてしまって、今までの生い立ち、虐待や病気や家族や友達のことを話すと、なんか引いてしまったみたいで、距離ができた。彼女は「好きな音楽は何?」と聞くと「クラシック」と答えるほど育ちがよく、僕みたいな人間に耐性がないというか、怖かったんだと思う。友達が自殺したとか

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セックス気持ち悪い

 自分の陰茎が発情する顔の女に甘い言葉をかけて誘惑し、恋という文化的粉飾を施した関係を持って、自分の陰茎のために、相手の性器を手段にする。自分の胃袋を満たしてくれそうなオスを見つけ、性器を餌に、狩りをさせる。「人格」を「目的」とするならば、SEXというのは本来あってはならないものであり、畜生だけに許されている。本来あってはならないのに「赤信号みんなで渡れば怖くない」の理論で、全員が「快楽」のために

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