紬~つむぎ~

人生は旅。ただここに在る。宇宙、大地として「全体」として。言葉、音楽と暮らす。美しさと…

紬~つむぎ~

人生は旅。ただここに在る。宇宙、大地として「全体」として。言葉、音楽と暮らす。美しさとは循環。文具雑貨好き☕

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固定された記事

時を経て 深みを増していくもの ー大人であることー

鏡を見て、自分の疲れた顔にショックを受けながら、身なりを整えて、家事などをして、再び鏡をのぞいたら、案外悪くない、と思った。動いている時の顔は悪くないものだと思…

91

力を持つとは

 最近、勤務先が変わったのだが、その過程で感じたモヤモヤを整理しようと思う。  はじめは、一応不本意な人事(本心では望んでいたかもしれない)にモヤモヤしているの…

5

話が通じる幸せ

 仕事は大変なのだが、最近、心は凪いでいる。 炊事の手際が以前よりよくなって、以前より家事がいい気分転換になっているのかも。  そして、私はスマートウォッチを着…

9

今起きていることは、今の自分にとって最善

 子どもたちの卒業と進学、そして、自分も想定外の異動で、もうてんてこまいだし、もう許せん!って思うし、今も「あり得ん」とびっくりすることの連続だし。毎日、驚いて…

10

今から迎えに行くよ

 今日、娘が高校からバスで帰宅するのを、迎えに行った。一緒に買い物をしようと思って、仕事の帰り、少し遠回りをしてバス停に向かった。  着いたらちょうどバスが出た…

紬~つむぎ~
2週間前
10

手放す

お餞別でいただいたハンドクリームの使い心地、とても気に入った。このハンドクリームを手にするたびに、柔らかい笑顔で、とんでもない仕事量をこなす彼女のことを思い出す…

紬~つむぎ~
1か月前
7

包む 覆う

布が好き。クッションカバーとかテレビカバーとか、部屋の印象を変えることができる。リバティーとかマリメッコとかを見てると心が光で満たされるような気がする。 昼寝を…

紬~つむぎ~
1か月前
6

自分と出会い直す

本当にしたかったことができるかもしれない。そう気づくまでに2日かかった。 2日で気づけた、思い出せたなら、案外早かったかな。 今までいた場所では、自分の気持ちも、…

紬~つむぎ~
1か月前
7

正解

 卒業式で卒業生が『正解』を歌った。 自分の娘が卒業証書を受け取る姿は、背筋がスッと伸びていて、綺麗だなあと思った。  どこに進学するかはまだ決まっていない。一…

紬~つむぎ~
1か月前
8

自分をいたわってやれるのは自分だけ

人の助けが必要な時は、頼らなければいけない。自分でなんとかしようと思わなくていい。 でも、自分のことをわかってほしいって思ってる時は、それはあんまりいい展開を期…

紬~つむぎ~
2か月前
10

とりあえずの幸福論

何かと「愛がすべて」と言ってくる人がいて、「めんどくさい」と思っていた。愛はエネルギーなので、エネルギーがどう発せられるかによって、愛は重くもなれば、柔らかくも…

紬~つむぎ~
2か月前
6

テレビより 本とラジオと音楽

 テレビにかけたカバーを外さなくなった。小さい頃はアニメなどを楽しんでいた子どもたちもテレビを見なくなった。たまにテレビをつけていると思ったら、それはYouTubeや …

紬~つむぎ~
2か月前
11

本当に選択したことは書かない

ネット上で自分のことや家族のことをたくさん書き込んでいるのを見る一方で、絶対にSNSをしない人もいる。 プライベートなことをたくさん書いて どうするんだろうと知人…

紬~つむぎ~
2か月前
23

マフィンやパスタ

食事を楽しみにする、そういう日常の中で育つ強さというものを最近実感する。 勉強とか断捨離より成果が目に見えやすいし、作って食べて片付けるっていう、循環のプロセス…

紬~つむぎ~
2か月前
19

今朝 ラジオで 藤井風の「花」が2回もかかってビックリ。いい一日の始まりでした。

紬~つむぎ~
2か月前
7

光はあなたの中にある、と教えてくれた

 大切な人のことを話す、ある人の姿は、とても優しい光に包まれていた。その人は、愛する人を見送らなくてはならなくなったのだった。そばに、その愛された人が寄り添って…

紬~つむぎ~
3か月前
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時を経て 深みを増していくもの ー大人であることー

時を経て 深みを増していくもの ー大人であることー

鏡を見て、自分の疲れた顔にショックを受けながら、身なりを整えて、家事などをして、再び鏡をのぞいたら、案外悪くない、と思った。動いている時の顔は悪くないものだと思った。

以前 「少年の心を持った人」の話を友人としていた。
友人は言った。少年らしさは、仕事のアイディアなどにつながる童心ならいいし、子どもの気持ちをわかってあげられるものならいいけど、なんだか、自分の未熟さを誤魔化すのに使ってる人もいる

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力を持つとは

力を持つとは

 最近、勤務先が変わったのだが、その過程で感じたモヤモヤを整理しようと思う。

 はじめは、一応不本意な人事(本心では望んでいたかもしれない)にモヤモヤしているのだと思ったが、すぐにそうではないことに気付いていた。それは、自分以外の状況をみても「?」なことが多かったから、自分だけの問題ではないということだった。なぜ、そんなことになるの?ということが多くあった。

 権力というか、人脈というか、パワ

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話が通じる幸せ

話が通じる幸せ

 仕事は大変なのだが、最近、心は凪いでいる。

炊事の手際が以前よりよくなって、以前より家事がいい気分転換になっているのかも。

 そして、私はスマートウォッチを着けていて、睡眠スコアを知ることができるのだが、スコアが最近すんごくよくなったのだ。以前は寝ている間もすんごいストレス反応が出ていたし、安眠できた気がしなかった。でも、最近いい具合に力が抜けているらしい。

 「話が通じない」苦しみをここ

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今起きていることは、今の自分にとって最善

今起きていることは、今の自分にとって最善

 子どもたちの卒業と進学、そして、自分も想定外の異動で、もうてんてこまいだし、もう許せん!って思うし、今も「あり得ん」とびっくりすることの連続だし。毎日、驚いてばっかり。時には憤りも感じる。

 以前、「本当はここから離れたいだろうなと思うけど、いろいろあってこの職場にとどまることを望んでしまっている」と、このnoteで書いたことがあるが、異動になったとき「やっぱり自分の気持ちはごまかせないなあ」

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今から迎えに行くよ

今から迎えに行くよ

 今日、娘が高校からバスで帰宅するのを、迎えに行った。一緒に買い物をしようと思って、仕事の帰り、少し遠回りをしてバス停に向かった。
 着いたらちょうどバスが出たのが見えた。そして、彼女がこちらに向かって歩いてきた。思わず手を振ったら、振り返してくれたのだった。

 それは娘がちっちゃいころからお世話になっていた保育園の近くだったのだけど、一瞬、なんだかタイムスリップ?というか、自分が今「どこに(ど

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手放す

手放す

お餞別でいただいたハンドクリームの使い心地、とても気に入った。このハンドクリームを手にするたびに、柔らかい笑顔で、とんでもない仕事量をこなす彼女のことを思い出すんだろう。

これまでどれだけ「部屋を整理しよう」って言っても「これはまだ捨てたくない」とばかり言っていた家族が全員「もう○○も△△も捨てていいや」とか言い出して、急遽大掃除大会になった。

あまりにもがんばりすぎて、クタクタに疲れてしまい

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包む 覆う

包む 覆う

布が好き。クッションカバーとかテレビカバーとか、部屋の印象を変えることができる。リバティーとかマリメッコとかを見てると心が光で満たされるような気がする。

昼寝をする子どもにブランケットをかけるのが好きだった。ブランケットで子どもが守られるような感じがする。

数ヶ月前、高校生が最近、大人のことを見る基準のひとつに「自分たちを敵対視する人かそうでないか」があると知り、心穏やかな日々を過ごせていない

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自分と出会い直す

自分と出会い直す

本当にしたかったことができるかもしれない。そう気づくまでに2日かかった。
2日で気づけた、思い出せたなら、案外早かったかな。

今までいた場所では、自分の気持ちも、生活も、家族も何もかも後回しにしているってわかっていた。それでもいろいろ事情があって、この場所にとどまることを望んでいた。でも、なんとなくそれは叶わない気もしていた。なので、「自分にとって悪い展開はない」と言い聞かせて、数カ月過ごした。

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正解

正解

 卒業式で卒業生が『正解』を歌った。
自分の娘が卒業証書を受け取る姿は、背筋がスッと伸びていて、綺麗だなあと思った。

 どこに進学するかはまだ決まっていない。一番最後に受けた試験の結果を待っているところ。

 何が正解かは、他の人には決められない。自分しか知らない。

 親はそれを忘れずにいたい。

自分をいたわってやれるのは自分だけ

自分をいたわってやれるのは自分だけ

人の助けが必要な時は、頼らなければいけない。自分でなんとかしようと思わなくていい。

でも、自分のことをわかってほしいって思ってる時は、それはあんまりいい展開を期待できない。疲れたから、いつもより早く退勤しようとか早く寝ようって決められるのはやっぱり自分。自分のしてることや自分の存在を認めてやれるのも自分。

他人がなんと言ったって、自分が納得できなければ、いつまでも落ち着かない。

自分のことを

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とりあえずの幸福論

とりあえずの幸福論

何かと「愛がすべて」と言ってくる人がいて、「めんどくさい」と思っていた。愛はエネルギーなので、エネルギーがどう発せられるかによって、愛は重くもなれば、柔らかくもなる。

いろいろな世界が重なり、同時進行しているけれど、愛を知っているかどうかよりも、憎しみに囚われ、巻き込まれていないかどうかが、何かを見極める目安になると、最近思った。私のような、未熟さや世間知らずゆえに憎しみに身を滅ぼしそうになった

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テレビより 本とラジオと音楽

テレビより 本とラジオと音楽

 テレビにかけたカバーを外さなくなった。小さい頃はアニメなどを楽しんでいた子どもたちもテレビを見なくなった。たまにテレビをつけていると思ったら、それはYouTubeや U-NEXTを見ているのだった。そう、地上波を見なくなったのだ。

 お仕着せの流行や、買わせたい、盛り上がらせたいムードに疲れたんだろうか。それは地上波以外の媒体でもありそうなものだけど。でも、地上波は誰が主体の表現かわからなくな

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本当に選択したことは書かない

本当に選択したことは書かない

ネット上で自分のことや家族のことをたくさん書き込んでいるのを見る一方で、絶対にSNSをしない人もいる。

プライベートなことをたくさん書いて どうするんだろうと知人が言っていた。SNSをしない人である。プライベートなことはプライベートな領域で誰かと共有していればいいのではないかと。そんなに「自分は幸せだ」とアピールしたいのかと不思議がっていた。その人は SNS上でも、リアルな世界でも 自分のことを

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マフィンやパスタ

マフィンやパスタ

食事を楽しみにする、そういう日常の中で育つ強さというものを最近実感する。
勉強とか断捨離より成果が目に見えやすいし、作って食べて片付けるっていう、循環のプロセスを自分の心身でもって辿ることができるから、世の中の、人間や生き物の本質のところにきちんと触れていることができているのかもしれないと思う。

伊坂幸太郎の本が家にあって(家族が買ってきていた)、うっかり読み進めてしまったけど、本を閉じてやっと

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今朝 ラジオで 藤井風の「花」が2回もかかってビックリ。いい一日の始まりでした。

光はあなたの中にある、と教えてくれた

光はあなたの中にある、と教えてくれた

 大切な人のことを話す、ある人の姿は、とても優しい光に包まれていた。その人は、愛する人を見送らなくてはならなくなったのだった。そばに、その愛された人が寄り添っているかのような光でもあったし、そしてその人自身が持つ命の光でもあったと思う。

 忙しい日々で、意識していなくても、そういう光はいつもそばにあるし、自分の中にもあると思う。ただ、いろいろなことに魂を奪われそうになるうちに、その明かりが見えな

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