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#みんなの文化 (曳航の足あと) No.3

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みんなの文化 第3号目です。 大体、250~300ページで、次号へ向かいます。 こちらでは、わたしの代弁をしてくれる、あるいは、わたしを新しい世界へと導いてくれた大切な記事を、… もっと読む
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記事一覧

顔が本の猫

顔が本の猫



以下、改行など適当ですが、元にしたものです。
細かいところが少し違ったりします。

顔が本の猫(ショートver.)

ここ塔山町には顔が本の猫がいる

文字通り彼らの顔は本である
表紙は何も書かれておらず真っ白で
ページも同様だ

顔の本は概ねいつも開かれているが
眠っているときは閉じられていることが多い
開いたまま眠っていることもあるみたいだけれど

私は子どもの頃
顔が本の猫には絶対に近づ

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谷崎潤一郎の陰翳礼讃

谷崎潤一郎の陰翳礼讃

という随筆は超有名なので、たくさんの方が読んでおられると思う。
要は、日本の伝統美は、闇や影が作り出す、陰影の最中にこそある、的なことを具体例を挙げながら延々と語っている。
例えば、夏目漱石も言っていたけど、羊羹の色は最高に和的でクールだよね、的な感じことである。

本作の結びは、まぁ、試しに電灯を消してみることだ、という言葉である。
ここに書かれている陰影というものは、別に東洋に限ったものではな

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第3話 専門学校を1週間でやめた時に残ったモノ

第3話 専門学校を1週間でやめた時に残ったモノ

高校を卒業し、
名古屋にある理学療法士になるための専門学校に通い始めました。


理学療法士を選んだのは身体を動かすことができ、

かつ専門的な分野を極めていく事は楽しそうだな、という理由からです。


ですが、ここで大きな問題が生まれました。


それは愛知県の碧南市という、
どちらかというと田舎よりの、穏やかな町で過ごしてきた僕にとって、

朝の満員電車と、

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マータ・ダリの本

マータ・ダリの本



電子書籍化にともない、掲載を終了しました。

配信開始しました。(2020年7月16日追記)

誰も認めてくれなくても、信じ続けることができるか

誰も認めてくれなくても、信じ続けることができるか

僕の魂には
大きな火があるのに、

暖まりに来るものは
誰も いません。

(フィンセント・ファン・ゴッホ)

向日葵の絵画で有名なゴッホが、
弟テオに宛てた手紙。

生涯に描いた絵、2100枚。
生前に売れた絵、1枚。

37年の生涯を生きるには
どんなに孤独で長かっただろう。

ただ1人、弟のテオだけは兄の才能を信じて絵を売りにいく。

「かれの中には、まるで二人の人間がいるみたいだ。

一人

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未来を見据えて

未来を見据えて

音楽を聴きながら書いたので
流しながらお読み頂ければ幸いです。

たまにはスイッチの入ってない記事を
恐らくあなたがこの記事を読んでいる頃
俺はもう東京のこの街にはいない

と大袈裟に書いたけど
水道屋の仕事が埼玉の上の方
春日部の上あたりかな
その後、もう一件仕事が有る

ただYOUが12時間noteをひらかなければ
俺は何を書いたのか?
あなたは何を読んだのか?という事になる
そういう時間軸の

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こんなにある!ドラえもんの目の表現

こんなにある!ドラえもんの目の表現

ドラえもんの目の表現についてツイートしたら、たくさんの反応いただきました。

自分含め、多くの方の新たな気づきだったのかなと思います。せっかくなので関連ツイートをnoteに記録しつつ、子供のころから憧れの存在だった藤子不二雄先生のすごさを噛みしめたいと思います。

表情の豊かさ描き出してみて最初の感想は「なんて表情が豊かなんだ!」です。この小さなスペースに、これだけのバリエーションをつくりだすクリ

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リノベはトイレから始めるといい

リノベはトイレから始めるといい

先日、note主催のオンラインイベントを視聴したら、最後にモデレーターの最所あさみさんが、「noteの『ライフスタイル』のカテゴリに人気のハッシュタグがいろいろあるので、そちらを見ながら新しい記事を投稿してもらうのもいいと思います」と話されていて、いくつか例として挙げられた中に「#リノベ日記」があり、オッ!?となったわたしである。

普段noteの投稿は、コンテストやお題を見てから書くことはないの

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