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いまを大切にすること
最近ありがたいことに翻訳や通訳を生業にしている人とお話する機会が多い。その形式がオンラインであっても対面であっても、客観的に自分を見つめ奮い立たせる非常に貴重な機会となっている。プロフェッショナルな人々と話す機会が増えて、そこまで行動している自分を褒めたい。
一方で、それは自分の不甲斐なさや甘さを痛感する機会ともなっている。
他人と比較する必要はないと思う一方で、他人のすごいところを見様見真似
幼少期から今に至るまでお世話になっている人の話を夫によくする。それはそれはたくさんのストーリーがある。いまふと、忘れていた場面をほのかに思い出したら、涙が出そうになった。この人に出会えたことに。そして、忘れていたという事実に。だから、もう分かったという顔をされても、伝えたい。
2020年の振り返り
2020年という年は世界中の多くの人に変化をもたらした年だったでしょう。この変化はそれぞれの人に多様な形で訪れたものだと思うので、この変化を一概に悪いものと書きたくないと思いました。ただ、大半の人にとってネガティブなものとなったことは想像に難くありませんし、健康や経済の点で本当に苦しんでいる人びとが多くいることは決して忘れてはいけないと思っています。また、自分がいつそのような状況に陥るか分からな
もっとみる「ぼくは翻訳についてこう考えています」(2020)柴田元幸著 の感想
8月は日本会議通訳者協会(JACI)主催の「通訳翻訳フォーラム2020」のセッションが毎日あります。完全オンラインなので、地方在住の私も貴重な学びの機会を得ることができています。コロナ禍で運営に尽力してくださっている主催者の方々に感謝しています。
さて、そのセッションの中でタイトル表記の本が紹介されました。このセッションの少し前に手にすることができ、セッションを経て昨日読了しました。
読
理解し、自分の意見とすり合わせ、質問すること
スペインの新聞社El PaísがWHOの会議を生配信していたので、聞きました。夜中ですが、特に情報の迅速さと開放性に感銘を受けて聞くことにしました。
まず注目したことはスペインの新聞社にもかかわらず、英語で行われていた会議がそのまま生配信されていたこと。コメントの中には翻訳をつけるべきだとの意見がいくつかありました。しかし、多くの人は英語を理解するのでしょうか。会議中積極的にコメントが更新されて