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あの頃、すべてに必死だったね…

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長い間真っ暗な世界にいた子 簡単じゃなかったけれど もう一度明るい世界に帰れました 長い長い「彼女」の話
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あの頃、すべてに必死だったね・・・11

あの頃、すべてに必死だったね・・・11

こんにちは。精神障害ピアサポート専門員愛音です。
自伝的エッセイ「あの頃、すべてに必死だったね・・・」11話になります。
今回書かせていただくのは20歳の話です。
前回17歳の大きな話でこの20歳の話も人生の中でとても大きな話になります。

・今すぐ抱きしめたいよ20歳といえば成人式。わざわざ嫌で辛い思い出がぎっしりの同級生と高い振袖を着て笑顔で写真を撮るなんて頭にない。
そのはずだったけど、とて

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あの頃、すべてに必死だったね・・・10

あの頃、すべてに必死だったね・・・10

こんにちは、精神障害ピアサポート専門員愛音です。
自伝的エッセイ連載10回目になります。
今回の話を読み、「愛音」「ピアサポーターの愛音」その存在の見方が変わる方もいらっしゃるかもしれない。その覚悟を持って書いていきます。
また利用規約に引っかからないことを願います。

・もう、いいよね?この日も私は自分の部屋にいました。半引きこもり生活を続けていても年齢は誰でも平等に重ねていく。だからこんなどう

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あの頃、すべてに必死だったね・・・9

あの頃、すべてに必死だったね・・・9

こんにちは。精神障害ピアサポート専門員愛音です。
次回でこの連載も10話になります。ちゃんと伝わるように書けるのか、着いてきてくれる方はいるだろうか、途中でストップすることにならないか、色々な思いを感じながら毎回書いているんですよね、実は。
それでは本題に入りましょうか。今回は壊れた心を持って生きていた話になります。

・部屋に引きこもり不登校になり死んだように眠り続けると思えば、生活バランスもガ

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あの頃すべてに必死だったね・・・8

あの頃すべてに必死だったね・・・8

こんにちは。精神障害ピアサポート専門員愛音です。
自伝的エッセイ連載「あの頃すべてに必死だったね・・・」1~7までは不登校に焦点を当てていました。
今回は障害について書いていきます。私と同じ障害名を告げられたからと言ってすべて同じではないでしょう。あくまでも私の経験を語っていきます。

・自傷行為最初に自傷をしたのは中学2年の教室の中でした。うるさい環境を忘れる手段としてシャープペンでひっかき傷を

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あの頃、すべてに必死だったね・・・7

あの頃、すべてに必死だったね・・・7

こんにちは。精神障害ピアサポート専門員愛音です。

週末更新の自伝的エッセイ「あの頃すべてに必死だったね・・・」多くの方に読んでいただけとても嬉しく、その反面決して明るい話ではないのに興味を持ってくださることに驚いています。
不登校、精神障害、それは人の数だけ辛さもあれば、回復法も人の数だけあります。その中の1人である私のパターンをこれからも伝えられますように。
それでは今回もよろしくお願いします

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あの頃、すべてに必死だったね・・・6

あの頃、すべてに必死だったね・・・6

こんにちは。精神障害ピアサポート専門員の愛音です。時間が出来たので連載「あの頃すべてに必死だったね・・・」更新したいと思います。
前回、15歳で学校の最後の居場所=保健室、B先生を失いました。そして完全に心が崩れたところまで書いたので今回は引きこもってからの生活になります。

・周りが怖い、そして逃げきれない居場所がなくなり家の中に引きこもるようになりました。それを心配した家族は買い物に一緒に行こ

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あの頃、すべてに必死だったね・・・5

あの頃、すべてに必死だったね・・・5

こんにちは、精神障害ピアサポート専門員愛音です。今週も自伝的エッセイ「あの頃すべてに必死だったね・・・」を更新しましたのでよろしくお願いします。

・中学3年、居場所を失う春休みの間にも児童相談所で面談をしていました。昔のことをよく覚えている私ですが、ここの面談でかけてもらった言葉は覚えていません。

義務教育なので保健室登校でも3年に進級できます。また制服を着なきゃいけないのは苦しかったけど、早

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あの頃、すべてに必死だったね・・・4

あの頃、すべてに必死だったね・・・4

こんにちは。精神障害ピアサポート専門員愛音です。
私が精神を病んでいった過去に起きた事実を伝える「あの頃、すべてに必死だったね・・・」4回目になります。

・児童相談所での面談面談をしてくれた女性職員Aさん。私は頼ろう、いっぱい心の中を伝えよう、と必死でした。けれどAさんの周りにある空気、目の色、表情、声、から「心配しているよ。いくらでも話してね。一緒に考えていきましょう」それを感じ取ることが出来

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あの頃、すべてに必死だったね・・・3

あの頃、すべてに必死だったね・・・3

おはようございます。精神障害ピアサポート専門員、愛音です。

シリーズ「あの頃、すべてに必死だったね・・・」3回目になります。
書きたいこと、伝えたいことが山ほどあるのですが、そこを上手く整理して書けるといいなと思います。
今回は保健室登校になった時の周りの反応を書いていきます。

・教師からの謝罪と友達の存在保健室登校になった中学2年の3学期。親が学校に呼ばれました。私は同席しませんでしたが、帰

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あの頃、すべてに必死だったね・・・2

あの頃、すべてに必死だったね・・・2

こんにちは、週末は「あの頃、すべてに必死だったね・・・」を更新するのが目標です
目標なので必ず!絶対!の、約束は出来ませんが…
それでは早速本題へ

・無意識の自傷保健室という逃げる場所も出来ましたが、そこは1時間しか使えません。体を丸めて眠っていても「愛音さん、体調はどう?」ベッドのカーテンを開けて声をかけてくる保健の先生
はあ、帰らないと。あのおもちゃ箱に戻らないと・・・。

「まだダメです」

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あの頃、すべてに必死だったね…

あの頃、すべてに必死だったね…

こんにちは。精神障害ピアサポート専門員の愛音です。
やっと私の過去「あの頃、すべてに必死だったね・・・」シリーズにして書いていきたいと思います。
14歳からの20年間いろいろあったので、もしかしたら少々長くなるシリーズかもしれない。どんな風に書けるかも現段階では分かりません。
もちろん全部を読まなくても、興味を持った分だけ拾い読みをする形など読み方はお任せします。

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~14歳、運命のクラス

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