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書評

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一週間に2回投稿しますので、 よろしくお願いいたします。
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記事一覧

10月22日~29日を振り返って

10月22日~29日を振り返って

 小学生の頃からなぜか中国の歴史が好きなのはハムナプトラやかのコーエーの三国志をやったからかもしれないし、父親がそういう歴史好きだからこそ自分もはまったのかもしれないですし、やはりもし父親が歴史好きでなければそこまで歴史に疎かったかもしれないですかね。

 それは中学でも社会が得意科目になったのもそうかもしれないし案外振り返るとそこまでは無駄ではないし社会に出たら対人関係で役立てたかもしれないし、

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ゲームチェンジの世界史 感想

ゲームチェンジの世界史 感想

 2023年も2022年と劣らずにゲームチェンジな年でもありましたけど、やはり映画のスーパーマリオやTwitterがイーロンマスクに買収され鳥のロゴがXに変えられてしまったりジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏の性加害も暴露されて国連まで来る羽目になるなどもありましたね。

 後は、ビッグモーターも車の破損や街路樹、従業員の酷似なども暴かれて、損保ジャパンとの癒着も記憶に新しいですから、ある意味でゲ

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創造の狂気ウォルト・ディズニー(2007) 感想 (図書館)

創造の狂気ウォルト・ディズニー(2007) 感想 (図書館)

⭕ 夢と感動の裏側へ

◻️ 孤独の王様

▲ 晩年は幸せだったのか?

◎ これからのディズニー。

ウォルトディズニーカンパニーが設立して、世界中に夢と感動を与えて2023年でついに100周年ですから、この本を読みましたけど、やはりディズニーも綺麗事だけで築いたわけではないですから、読んでも損はなかったです。

 聞いた話ですが、晩年のウォルトディズニー師は朝食のドーナツにウイスキーを浸して食

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ぬまがさワタリのゆかいないきもの超図鑑

ぬまがさワタリのゆかいないきもの超図鑑

⭕ 可愛いだけではないメッセージ性

◻️ パロディがいっぱい(笑)

📐 動物を守るのも人間次第

 3年ぶりのぬまがさわたりさんの作品は動物愛が強いけど、メッセージ性もあり子供や大人にも楽しめますね。

 色々コマには、クスッと笑えるような所もありますけど、なかなか動物の生体も知れて面白いです。

 確かに、人類が過ちを繰り返した証拠はいくらでもあり取り返しがつかない時もあるが、それでも人類

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映画を早送りで観る人たち: ファスト映画・ネタバレ-コンテンツ消費の現在形

映画を早送りで観る人たち: ファスト映画・ネタバレ-コンテンツ消費の現在形

⭕ オープンワールド化する脚本

◻️ 急激なサブスク化

📐 これからの動画の見方

サブスクリジョン、略してサブスクだが

2010年代はそこまで増えなかったですけど
2020年代から急激に増えてしまったのが特徴かなと思いますね。

 著者は、早送りに深刻だと考えていますが全て早送りがダメだとはかいていないのがこの本の良いところでもありますが、

危機感はもっているようです。

 確かに、最

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物語ウクライナの歴史: ヨーロッパ最後の大国 (感想)

物語ウクライナの歴史: ヨーロッパ最後の大国 (感想)

2022年2月24日、かの北の大国ロシアが、ウクライナに進行したことは歴史的にも新しいとはいえ、

当時はまだYouTubeでウクライナのことを知りましたので、この本を読んでみました。

まさに、世界史の中心的な国でもあり大国に翻弄されていたことが分かりますが、また、地続きで大国に囲まれた国家の苦労は島国で暮らす私には想像を絶するものがありました。

 誇り高いコサックから出発して、常に、東にロシ

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「食べること」の進化史: 培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ 感想

「食べること」の進化史: 培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ 感想

私は「食べること」については、非常に関心を持っているので、「食べることの進化史」をよみましたけど。

この本の編集は「食の未来」から論じていることが、実にいいです。

 だいたい多くの進化史は、未来についてはかなりスペースが小さく、そのうえ 終わりの方に「つけたし」のようにかいてありますからね。

この本では、料理のテクノロジーと技術論。健康や病気による身体的な進化から、

 社会的な思想やアイデ

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世界神話学入門



ポイント

 ○ ゴンドワナ型神話群とローラシア型神話群

 ○ 神話の過ちと恐ろしさ

 ○ 令和の神話

【感想】

  ゴンドワナ型神話群は、主にストーリーは短いのが多いのが特徴。

 特に、アフリカ中南部やオーストラリアなどの地域が多い。

 ローラシア型神話群は、ゴンドワナ型神話群よりもストーリーが長くて世界の創造の神話まである。

 特に、ヨーロッパや中国、日本が多い。

 ローラ

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地域活性化へ文化・芸術のデジタル活用: ICTが実現するアート/文化財の継承と新しい鑑賞のかたち



○ デジタルで伝統をまもる

○ メタバースの使い道

○ デジタルとアナログ

 なかなか興味深い本かもしれないし、これからのあり方かなと思いましたね。

 最近の用語にメタバースがありますけど、そのメタバース内で美術館のみならず時代にあわせた町並みも再現できるかなと思いますね。

 例えば、三丁目の夕日の町並みを再現してテーマパークとして運営したり、江戸時代の侍や町人を体験できる、そういう

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コンプリート3DCG



ポイント

○ 20年前のCG

○ CGはピクサーだけではない

○ CGの難しさ

 このコンプリート3DCGはたしかに20年前ぐらいの本ですけど、当時のCGの状況が分かりますので余裕があったらオススメしたいですね。

 ファイナルファンタジーは、失敗したようにも見えますけどその後の後世に影響を与えたので、ある意味失敗ではないですかね。

 NHKは、トイ・ストーリー以前CGを使用していま

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千の顔を持つ英雄 (上)



 ~~~○ポイント○~~~

 ○ 英雄は旅をする

 ○ 比較神話学

 ○ 円としての循環

 (感想)

 今では、世界的にも有名な映画スターウォーズは
ジョージルーカス監督曰く、影響を受けたらしい。

 英雄は旅をして、そして仲間と出会い、強大な敵を
倒して帰っていく。

 不思議なことに、この内容が世界共通だと分かるが
こんな偶然はないだろうなと思いますね。

メソポタミアの神々と空想世界



ポイント

○ 世界最古の神話?

○ エターナルズと関連

○ ギルガメッシュ叙事詩

○ ティアマト

○ 聖書とつながり

 メソポタミア神話が、最古の神話かもしれないがもしかしたらまだまだあるかもしれないと思いますね。

 エターナルズの、冒頭に出てきたがディヴィアンツがもろにメソポタミア神話の怪物に似ていたから、後世の人間がこれを見て怪物の話を語り次いだとなると感慨深いですね。

 

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ファンタジーランド 狂気と幻想のアメリカ500年史



  【感想】

 フィクション好きにはグサグサする内容だと思うが、
著者のユーモアがあるからサクサク読める。
 
 ファンタジーは、否定的ではないしむしろ大好きな
自分だが、今回読んだ本はファンタジーを悪用した、
反面教師的な本としては最適かもしれない。

 ディズニーファンでも、ネズミの裏側を知るとグサグサするぐらいショックを受けるかもしれないけど。

 (著者自身も、フィクションにはそこま

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