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夢見る妹と姉の巻き寿司
20年以上前のことである。バスを待っていた。
バス停で後ろに並んでいたおじいさんとおぼしき男性が、「こっちはいつだって出ていかせられるんだからね」みたいなことをおばあさんとおぼしき女性に言い、静かに、だけどまったく穏やかではない感じで「おどして」いた。おばあさんは「そうしていただいて構いませんから」とこれまた静かに対応する。その後もずっとチクチクとおじいさんが何か言ってくるけど、バスに乗りたいから
一番大変な道を選んだのかもしれないねと母は言った
通信制高校というところがあると母親が教えてくれたのは、中学3年生の冬だった。「毎日通わなくてもいい学校があるんだって」と聞いたとき、ビビビッと何かが身体の中を走った。その瞬間にもう、心は決まったんだと思う。
中学3年生の冬休み明けから、学校へ行けなくなった。もう30年も前のことだ。通っていたのは私立の中高一貫校だったのだが、リタイヤしてしまったからそのまま付属の高校へ行ける気はしなかった。
母
スポットを当てる目線が優しすぎるよ『いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館』
名古屋パルコで開催された『いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館』を観に行ってきた。
以前、東京で開催された『いい人すぎるよ展』を噂に聞いて興味津々だったから、名古屋にも来ると知って楽しみにしていた。というわけで、いざ名古屋パルコへ!
『いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館』東京で開催された『いい人すぎるよ展』がパワーアップして、各地のパルコで巡回開催されているというのが『いい人すぎる
名だたる巨匠の版画を堪能『20世紀巨匠の版画達展』inパラミタミュージアム
三重県菰野町にある「パラミタミュージアム」へ、開催中の展覧会『20世紀巨匠の版画達展』を観に行ってきた。
『20世紀巨匠の版画達展』この展覧会では、笹慶之さんが収集してきた版画コレクション「Sasa Adair(ササ アディア)コレクション」から、マティス、シャガール、ピカソ、ミロ、ダリなどのリトグラフが紹介されている。
巨匠たちのリトグラフ
リトグラフとは、「水と油の反発作用を利用した印刷
短編小説みたいなエッセイが沁みる『それでも日々はつづくから』(燃え殻著)
真面目すぎるんだか何だか、図書館で借りて読んだ本を「良かった!」と言ってnoteで紹介することがどうにもはばかられる。別に、お金を儲けようとしているワケじゃないし、いいのかもしれないけど、身銭を切らないと意見を文字にしてさらしてはいけないような気が、どうしてもしてしまう。
いつも気になった作家さんの本をまずは図書館で予約して取り寄せて読む。また読みたくて、ずっとそばに置いておきたいものはあらため