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【トークイベント】スポーツ、アート、社会(8月29日)

【トークイベント】スポーツ、アート、社会(8月29日)

「スポーツ、アート、社会」これらの間にはどのような関係性そして論点が見い出せるのか 。東京オリンピックが開催されるはずだった2020年夏、スポーツ社会学者、文化研究者、学芸員が「ポスト・スポーツ」を見据えたトークを繰り広げます。

稲垣健志研究室×石引パブリック×ぽすけん共同企画 トークイベント
スポーツ、アート、社会:金沢21世紀美術館「de-sport:芸術によるスポーツの解体と再構築」展を

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芸術祭のない時期にこそ 直島でアートを満喫する!

芸術祭のない時期にこそ 直島でアートを満喫する!

 今年は 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018や、水と土の芸術祭2018なども開催されていますが、そんな中、今年の夏は瀬戸内へ…

 今年は 瀬戸内国際芸術祭の開催年ではありませんが(次回は2019)、いつでも楽しめるパブリックアートや美術館が数多くある直島は、混雑する芸術祭シーズンを避けたほうがむしろ楽しめるのでは…?というのが、過去に3回、芸術祭期間中と期間外に直島に行って思った

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「誰のためにアートを作ってるの?」からはじめる現代アート入門

「誰のためにアートを作ってるの?」からはじめる現代アート入門

初めましてカワムラ シュウイチともうします。アーティストです。

この度土曜会というアートの勉強会のデイレクターをすることになったので、少しアートについての文章を書いておこうと思い、筆を執った次第。

何について書こうか考えていたのですが、まずはアート入門として「誰のためにアートを作ってるの?」をテーマにアートの分かりづらさとその理解について書いていこうと思います。

現在のアートは、アートワール

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「不確実性の時代にアート思考をどう活かすか」メモ

2019年3月4日(月)THINK OF THINGS

「不確実性の時代にアート思考をどう活かすか」行ってきました。取り急ぎメモです。

登壇者に美大系がいらっしゃらなかったのが印象的でした。

これまでは論理=確実性だった2000年くらいまで、ビジネスは論理、定量を重視したロジカル思考が中心だった。2010年ごろから五感、定性を重視し潜在課題を解決するデザイン思考が現れる。今、論理的な答えだけ

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そして、美は「生きる意味」をつくる

そして、美は「生きる意味」をつくる

昨日、『美がもたらすもの』について今の自分が思うことを書いた。

そしてこの記事を書いたあと、soar編集長のみずほさんに教えてもらったビル・ストリックランドのTEDトークを観た。

ビル・ストリックランドはスラム街で恵まれない子供達やシングルマザーたちに職業訓練の場を提供する社会起業家なのだけど、彼のアプローチが他と異なるのは、『空間の美しさ』にこだわっている点だ。

その理由は、彼自身がスラム

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「乳幼児美術」の文脈

「乳幼児美術」の文脈

アーティストやんツーさんが、赤ちゃん向けのおもちゃ「センサリーボード」に見出した美術作品としての可能性とは。

・本来の価値や機能が無化している(もの派)
・あらゆる日用品のコラージュである(コンバイン・ペインティング)
・「モノを選び、並べる」という現代的な創造性(レディメイド)

そしてなおかつ、乳幼児が触って遊べる玩具であること。赤ちゃんは、ペットボトルやお菓子の空き箱、鍋やおたまなどを転が

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ジェネラティブアートを始めよう

ジェネラティブアートを始めよう

どうも、なめらかサンショウウオです。この投稿が初投稿なのでちょっと自己紹介すると、趣味でジェネラティブアートやWebを作っているサンショウウオです。ジェネラティブアートを広めるために、ジェネラティブアートとはなんぞやというところから、勉強方法などを紹介していきます。この投稿内で具体的なプログラムを見せて解説することはしません。

ジェネラティブアートとは?この条件に当てはまるものをジェネラティブア

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他者が「わたし」になるということ―演劇という言語

他者が「わたし」になるということ―演劇という言語

今年は。メール画面を見ながら思う。今年は、上演許可願の連絡が多い。

わたしは高校と大学で演劇をやっていた。高校時代は脚本も書いていた。なぜ書くようになったかはよくわからない、やってみたかったのだろう。それに創作脚本で大会に出る高校が多かったから、それが当時の主流だったのだと思う。
わたしは高校3年間書き続けた。夏休みを執筆と修正に時間を使いすぎて1学期と2学期で成績を50位ほど転落させたこともあ

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ヘルシンキ郊外の小さなギャラリーで芸術の本質を垣間見た。

ヘルシンキ郊外の小さなギャラリーで芸術の本質を垣間見た。

二月中旬、友達を訪ねフィンランドはヘルシンキに向かった。

極夜は終わっていたが、日は短い。気温も-10度前後で外に出ると息は真っ白。

ヘルシンキ国立美術館HAMでムーミンをはじめとして、ヘルシンキで生まれた現代アートを堪能したあと、トラムに乗って郊外にある古着屋が集まる地域に向かった。

古着屋やアンティーク雑貨のお店をふらっとして、中心地に戻ろうとトラムを待っていると向かいにギャラリーがある

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リーディングミュージアム構想の問題点

読売新聞のweb版にて、政府が「国内の美術館や博物館の一部をアート市場活性化に先進的な役割を果たす「リーディングミュージアム」として指定する制度を創設する検討に入った」事が報じられた。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20180519-OYT1T50070.html?from=tw

以下は記事からの引用。

リーディング・ミュージアムに指定された美術館や博物館に

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”やりたくない”をやらない方法:権力に支配されないために

”やりたくない”をやらない方法:権力に支配されないために

意識しないと気づけない、権力の正体休めない人が休む方法を書いて、ふと、休めない人が出るのはなぜだろうと考えました。

労働基準法違反の労働がなぜ起きるのか。法的義務がないことをなぜやってしまうのか。

それはおそらく、権力の支配を受けてしまっているからだと説明できます。

私は、権力とは、相手のしたくないことを一方的に強制できる力だと考えます。権力に支配されないためには、権力の正体を見抜く必要があ

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