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交流喫茶「夢幻堂/Café Entheogen」をオープンします【4/21~】
VRChat上にオープンする交流喫茶「夢幻堂/Café Entheogen」は、仮想現実のオルタナティブスペースを自称する文化的交流の場である。
ゆめまぼろしと書いて「夢幻」。そして、サイケデリックを神聖さを込めて呼称する際の名称「Entheogen」。ワールドは、19世紀末ウィーンのカフェハウス文化を代表する喫茶店「カフェ・ツェントラル」を彷彿とさせる建築構造に、これでもかと1960年代のヒッ
【エッセイ】バーチャル・リアリティがある日常①
僕の日常にバーチャル・リアリティが溶け込んできたのはいつからだろう。
2022年には、「メタバース週100時間男」とか「メタバースで生きる」とかメディアにも取り上げられ、名実ともに「バーチャル・リアリティに生活のすべてを捧げる奇人」となっていた僕だが、それまでは特段ガジェットに興味があるわけでもなければ、ゲーマーというわけでもなかった。
しかし、いまやバーチャル・リアリティのない日常なんて考え
さようなら、メタカル最前線 メタバースカルチャーよ永遠に
2024年4月2日、本日をもって私、アシュトンは「メタカル最前線」の編集長を退任いたします。今後「メタカル最前線」は、2代目編集長・東雲りんのもと、浅田カズラ、柘榴石まおりんを編集部デスクに加えた新体制にて、より一層メタバースのユーザーカルチャー発展に貢献できるよう進化をしていきます。
「メタカル最前線」は、2022年4月2日に私が創刊編集長となり立ち上げたウェブメディアです。「メタバースカルチ
Perception Is All You Are.(認識こそがあなたのすべて)
近代的人間観/コスモロジーの土台は、やはりデカルトだろう。「我思う、故に我あり」。これを真に乗り越えない限りにおいて、脱近代的人間観/コスモロジーの提出はありえない。
「我思うゆえに我あり」という主張は、デカルトが提唱した方法的懐疑を通じて得られた確固たる知識の基礎だ。これは、あらゆる疑い得るものを疑い、唯一疑うことができない自己の存在、つまり思考する自我の存在を確認することから始まる。この主張
新年の挨拶:苦難の1年を超え、回心。そして、実り多き来る年へ。
振り返ってみると2023年はほんとうに苦難の年だったと思う。
2月には、金銭的事情から京都での生活が厳しくなって、親を頼って実家に帰った。4月には、復学を決意して、約2年行けていなかった大学に改めて通い始めた。6月には、いよいよ経済的に首が回らなくなり、一度は自分の活動の断念すら考えた。いろいろな人に助けてもらった。
2022年7月に立ち上げた自分の会社を畳む決意をしたのも2023年7月。人生
2023年に読んだ本から10冊を紹介する
みなさん、年末はいかがお過ごしでしょうか。
もうあっというまに、2023年も残すところあと数日。そろそろ今年の振り返りをしてみる時期になりました。
そこで今回は、私が今年1年間で読んだ本の一覧をご紹介するとともに、中でも特に読んでよかった本を10冊紹介していきたいと思います!
①取材執筆推敲――書く人の教科書 |古賀史健言わずと知れた「書く人の教科書」。2021年4月に発売された当初から、書店
1202夢日記:植物園から宇宙へ、そして嵐に飲み込まれ
1202夢日記
場面は3つくらい。まず、植物園のような動物園のような大きな建物。私は子供の頃だったような気もするし、いまの年齢の姿だったようなきもする。誰かと一緒に来ていたような。家族もいた気がするし、クラスメイトもいた気がする。ここに出てくるクラスメイトは特別、誰かを指しているわけではなく、概念としてのクラスメイト。
スーベニアショップなのか、本屋なのか。そこで、先日読んだ『ヒッピーのはじまり
夢日記:ある思い出深い部屋での教師との対話
夢を見た。
大学の講義に遅刻して到着する。大学の講義ではあるけれど、教室までは今住んでいる実家と同じ間取り。行っている講義は、多分高校時代の世界史の講義。
玄関から入って、直角に廊下がある。左に行けば、部屋があって、右に行けばみんなが講義を受けている教室がある。
30分くらい遅刻しているので、なんとなく右の教室まで行くのはバツが悪くて、左の部屋に入る。部屋からでも教室の声は聞こえる。部屋に入
なぜ自己探求が社会生活よりも重要であるのか。あるいは、自己本性を直視する現実的な理由
「自分らしさの追求」や「自己探求」そんな言葉を聞くと、つい眉を顰めたくなる人は多いだろう。特にそれが、社会生活や現実的な経済状況の問題よりも重要であると主張すれば、「そんな思い違いは若いうちだけにしておきなさい」「それではいつまでたっても大人になれない」「社会に出たことがないからそんなことが言えるのだ」などの真っ当な非難を浴びせることも可能かもしれない。しかし、私はあえて明言したい。「自己探求は
もっとみる獲って、〆て、調理して、食べて......ビギナーでも安心「セミを食べる会」レポ!!
みなさん、「夏」満喫してますか!
毎日、在宅ワークとVRな日々を送る私ですが、先日Twitterを眺めていたら、衝撃的なタイトルとビジュアルのイベントが目に飛び込んできました。その名も「セミを食べる会」!?
どれどれ、「中野区立平和の森公園でセミを200匹以上とって食べます!!」
「セミを200匹以上とって食べます!!」!?!?
どうやら、近年の昆虫食ブームもあり、都内でもセミを捕まえて食べる
ADHDの診断を受けてコンサータを飲み始めた話(2)
そもそも、「ADHD(注意欠如・多動症)」とは「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつ。不注意が優位のタイプ、多動・衝動性が優位のタイプ、両方が混合しているタイプの3つが見られる。一部の研究によると、世界的な成人期のADHDの有病率は2.58%から6.76%と報告されている。
ADHDの原因は、まだ完全には解明されていない。しかし、現在の医療においては前頭葉や線条体と呼
ADHDの診断を受けてコンサータを飲み始めた話(1)
2023年7月7日、私は都内の精神科でADHDの診断を受けた。
私のことをSNSで見かけたことがある人のなかには、私が玄関のドアを閉め忘れて外出したことや、キッチン床に包丁を置きっぱなしにしてしまったエピソードなどを、当時の同居人のツイートから知っているかもしれない。
SNSで公表された「うっかり」エピソード。
度が過ぎていると心配の声をいただいた記憶も僅かながらある。
幼少期から、私の「うっ
【お知らせ】7月から少しの間、お休みをいただきます
みなさんこんにちは。
メタカル最前線編集長のアシュトンです。
突然のご報告で申し訳ございません。
7月より「メタカル最前線」を中心としたVRChatでの活動につきまして、お休みをいただくことにいたしました。
私がお休みをいただいている期間中の「メタカル最前線」の運営は、副編集長の東雲りんと、メインディレクターのひものに一任します。「メタカル最前線」へのお問い合わせやご相談は、引き続き公式Dis
メタバースで起業して1年で諦めた話
2023年6月30日をもって合同会社アシュトンラボは休眠・解散の手続きに入ります。メディアプロジェクト「メタカル最前線」は個人成りをし、サークル活動として規模を縮小し、継続することとなりました。といっても、実態としては何も変わりません。これまで通り、これからはより皆さんの力を借りて個人でできる範囲で自由に運営をしていければと考えています。
この1年間に、いや数年間に私に何があったのか。改めてここ