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記事一覧

プロの演奏家になるために。管楽器コース・新井秀昇先生が思う、“自ら仕事を作り出す”ことの大切さ

プロの演奏家になるために。管楽器コース・新井秀昇先生が思う、“自ら仕事を作り出す”ことの大切さ

洗足学園音楽大学の魅力の一つは、多様なバックグラウンドやキャリアを持っている教員が多数在籍していることです。本シリーズでは、魅力ある教員の多彩なキャリアをインタビュー形式でお伝えしていきます。

ひたすら練習に明け暮れた大学生活──大学生の頃、どのような生活を送っていましたか。

プロの演奏家になりたくて洗足へ入学したので、大学の4年間はひたすらその目標に向かって頑張っていました。とにかく練習して

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スケジュール管理が壊滅的に苦手だった私が、「マルチタスクの権化」になれた方法

スケジュール管理が壊滅的に苦手だった私が、「マルチタスクの権化」になれた方法

スケジュール管理やタスク管理、みなさんは得意ですか? 私はとっっっても苦手……でした! 大学2年生ぐらいまで。

私の場合、スケジュール管理やタスク管理が得意とかどうこうのレベルじゃなくて、そもそもスケジュール管理もタスク管理も“したくない”というレベル。

だって、全て縛られているような生活になってしまうから。実際に色々とやってみたこともありましたが、なぜか上手くいかない。管理しない方が楽しく過

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演奏家向け助成金メモ【どんどん追記補正中】

演奏家向け助成金メモ【どんどん追記補正中】

以前ちょっとだけ助成金に触れる機会があり
そのとき「音楽向けの助成金はあるのかな?」
と思って調べたら多くの団体がやってることを知り
シェアすれば管楽器奏者だけでなく
音楽で活動する人たちのためになるのではと思い
調べているところです。

本業や副業、楽器活動などで
1つ1つ調べる時間があまりとれず
最後まで行きつくのにはもっと時間がかかると思い
途中でも名前とURLだけは先にシェアしようと思い投

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北海道の ブ ラ ス バ ン ド

北海道の ブ ラ ス バ ン ド

 ここで言う「ブラスバンド」は金管楽器と打楽器で編成されたバンド、いわゆる「金管バンド」のことで、木管楽器も加わる「吹奏楽」とは異なります。

 2019年5月11日「Brass Night in サッポロファクトリー」よりTHE BRIOSO BRASSの演奏

1931年(昭和6)の状況 北海道のブラスバンドに関する古い記録を見つけることはできていません。しかし、1931年(昭和6)発行の「喇

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日本は自助社会か公助社会か

日本は自助社会か公助社会か

このテーマについては、僕がnoteを始めてからず〜〜っと投稿したいと思っていた。メモは何年も前に作成済みだったけど、なかなか投稿できるレベルまで整理できていなかった。今回ようやく記事にしてみる。

この記事でテーマにしていることが何かといえば、日本の社会は他国と比較したときに、

「自助社会=自分の身は自分で守る社会設計」なのか。

それとも、

「公助社会=社会全体でお互いに支えあっていこうとい

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フリーランスで活動する音楽家のギャラ交渉(出演料・レッスン謝礼)と金額設定のはなし。実体験に基づく数字を交えて本音を語る。

フリーランスで活動する音楽家のギャラ交渉(出演料・レッスン謝礼)と金額設定のはなし。実体験に基づく数字を交えて本音を語る。

プロの音楽家になるという夢を持ち、期待と不安に胸を膨らませて音楽大学に入学したのはいつだっただろう。

神様のような存在だった先輩たちの背中を見ながら練習に励んだ日々、遅くまで大学に残り同級生の仲間と語り合った時間、「レッスンやばい」と言いつつも叱咤激励を受けながら必死に向き合った師匠のレッスン。

どれもこれも、描いてた目標、そして夢を叶えるためだったはずだ。
僕は必死だった、みんなはどうだった

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ナショナルズの持ち物リスト

ナショナルズの持ち物リスト

ナショナルズが無事に終わりました。Aグレードのブラスバンドの結果はこちら。

来年2024年はアデレードで開催の予定だそうです。日程は正式発表されていませんが、毎年イースターの連休中にある為、3/29(金)から4/1(月)までになるのではと予想しています。

さて、今日のテーマはこちら。

ナショナルズの持ち物リスト🎒

オーストラリアンナショナルズに行く時は、必要なものを現地で揃えようとすると

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~相談やアドバイス~視点を変える、足りない視点の発見

~相談やアドバイス~視点を変える、足りない視点の発見

G'day!🦘🐨

最近のニュース

オーストラリア人のBesson Artistであるユーフォニアム奏者、アダム ボカリスさんがブラックダイクのソロユーフォニアム奏者に抜擢されました!!
アダムさんはイギリスに渡りマンチェスターのthe Royal Northern College of Musicでユーフォニアムを専攻、Leyland, Fairey, Grimethorpe Collie

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英語はパターンを暗記して実践するのみ

英語はパターンを暗記して実践するのみ

お知らせ

オーストラリアのナショナルズのFacebook pageに、4月のイースターホリデー中に開催されるコンテストのスケジュールが発表されました!
今年は諸事情により、ストリートマーチが中止となってしまいましたが、他は通常通り行われるとのことです。

”使える”英語の覚え方

学生時代、分厚い文法の参考書やセンター試験の為に単語暗記本を電車の中で見たりしましたが、実際に留学してみて、ほとんど

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行動力とコネ、速度(レスポンス)の掛け算

行動力とコネ、速度(レスポンス)の掛け算

今日はオーストラリア生活において、行動すること、コネの構築、レスポンスを早くしてチャンスを掴むことがいかに大事かという話。

行動しなきゃ何も始まらないオーストラリアの永住権をどうやって取ったのか?と聞かれたら、勤務先がスポンサーになってくれた。と言うが、元を辿っていくと「留学前に1通のメールを現地の音大教授に送ったから」となる。

経緯

音大を休学して語学留学直前に、現地の音楽大学をウェブで検

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選択肢をたくさん持っておく大切さ

選択肢をたくさん持っておく大切さ

私は大学4年生になる前の1年間、音大を休学しオーストラリアに行きました。卒業してから行っても良かったのですが、日本で一般企業に就職する場合に足かせとなることを心配しての決断でした。

結局日本では就職せずに日本の大学を卒業して間もなくオーストラリアの大学に進学し、就職したわけですが、あの頃からリスク管理について考えたのは一生の糧になっていると思います。

リスク管理というのは、何かが計画通りにいか

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オーストラリア語学留学について

オーストラリア語学留学について

お久しぶりです。年も明けてオーストラリアのバンズマン達は吹き始め、オーストラリアナショナルバンドチャンピオンシップス(通称ナショナルズ)に向けて準備を始めました。

今年のナショナルズは2020年にコロナで延期になってから3年振りのface to faceでの開催となります。(過去にオンラインでは開催しました。)
この大会はオーストラリアで一番大きなコンテストであり、国内のバンズマンが連休のイース

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びすこさんと金管バンド留学について語る

びすこさんと金管バンド留学について語る

今回はコルネット奏者のびすこさんと金管バンド留学について語ります!

びすこさんは日本でIBE(Immortal Brass Eternally)、オーストラリアでは全国大会一位にもなったシドニーのCentral Coast Brass,
そして現在はイギリスのLayland Band で活躍されています。びすこさんのブログやツイッターではオーストラリアや英国の金管バンドについて詳しく書いてありま

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ギリホリで豪金管バンドへ♬もとおかさんの体験談♬

ギリホリで豪金管バンドへ♬もとおかさんの体験談♬

オーストラリアに渡豪されたバンズマンシリーズ第二弾!

金管楽器マルチプレーヤーのもとおかさんにインタビューさせていただきました。

NB:この度はインタビューにご協力いただきありがとうございます!
  担当楽器と、いつから始めたのか教えてください。

もとおか:在豪中はB♭ Cornet です。18歳の頃から始めました。

その前は、中学生の時にプログラミングの勉強の途中で「PSG音源」や「FM

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