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Have a Nice TOKYO!丸の内から世界にこれまでにない発信スペースを ー 村田昂遙

※以下、2021年 みつばち社インタビューより

Interview :取締役 村田昂遙
Project:『Have a Nice TOKYO!』

信頼を得て、より責任ある立場で関わることに

クライアントの三菱地所さまから最初にいただいた依頼は、インバウンド関連の事業計画のとりまとめでした。世界がコロナウイルスを知る前の2019 年冬、東京は翌年に五輪開催を控えていました。銀座や皇居というインバウンドに非常に強いエリアからほど近く、訪れる人も増加傾向にあった丸の内エリア、その一等地にあるビル内の一角をインバウンド向けに有効活用する、というのがクライアントの目的です。
私たちは、インバウンドの動向や周辺に存在する関連サービスを詳しく調査し、既に持ち上がってはいたものの、クライアントサイドで実行に確信が持てずにいた企画の妥当性について、併せて検証しました。結果、東京駅至近の三菱ビルを舞台に、計画を見直すことになったのです。当初、事業計画のとりまとめが担当だった私たちでしたが、いくつかの提案を経て信頼を得るに至り、私がプロデューサーとして事業開発に参画することになりました。

事業の構想を形にするため、結果を出せる体制で臨む

私たちは、事業開発における3つのフェーズを、順に、➀将来ビジョンを描く ➁実現のシナリオを描く ➂事業を孵化させる と呼んでいますが、今回の場合➀は私たちが関わる以前にある程度描かれていたので、内容を確認していきながら、早速➁に着手しました。まずは事業構想に基づくビジネスモデルを考案し、そこから導き出される空間のデザイン、機能を実現すべく設計に反映していきました。今回のような施設の、意匠を含めたプロデュース担うのは初めてでしたが、ジャンルレスで対応するのは、もとよりCROSS Business Producers らしさであり、私自身の強みでもあります。今回も、必要かつ適切なパートナーの参画をはかり、結果を出せる体制を組むべく、ディレクターを立て、コンセプトに合う建築家の候補を複数コーディネートし、クライアントに提示しました。新規事業には、あらかじめ決められた正解がありません。正解にできる結果を出すまでです。私たちの仕事では、どこにどんなプロがいて、誰となら結果が出せるか、多岐にわたる分野での選択肢を持っていることが重要です。私もこれまで、個人として培ってきた人脈を含め、たくさんのリストの中から適宜クライアントとつなぎ、協働しながら、事業を孵化させる大きな力としてきました。同時に、具体的な収支モデルへの落とし込みまで一貫して手がけるのも、CROSS Business Producers がほかの多くのコンサルティング会社や総合広告代理店と異なるところです。本件では、完成後の運営に関する青写真を描き、各種イベント、物販のほか、広告需要を見込むべく、見た目の美しさと多用途に耐える機能を
兼ね備えた作り込みを行いました。
週2回ほど密な定例会議を重ね、プロデューサーとして全体像から細かな機能に至るまで目を配りながら進行していきました。ご一緒したクライアントの三菱地所さまのチームは30代の若手を中心とした布陣で、自ら裁量を持ち、生き生きかつスマートに取り組む姿が非常に印象的です。見えないところで社内調整等を担う頼もしい上司の方々の存在があり、企業として若手が活躍できる仕組みをしっかりと整えているのでしょう。大組織では簡単なことではありません。おかげでスピード感をもって進めることができました。

東京の、埋もれた魅力を発信したい

2020年、パンデミックという予想し難い事態によって、五輪開催も延期となり、インバウンド向けに準備してきたこの施設も、少なくとも当面は計画を変更せざるをえなくなりました。仕上がりには三菱地所さまに大変ご満足いただき、「ビルのイメージをあたらしくした」と、高い評価を得ました。
一方で、コロナの影響でやり残したこともあるので、今後何らかの形で活かしていきたいですね。実は本件を通し実現を試みてきたことは、自らがかねて抱いてきた思いと重なるところがありました。東京が、海外から訪れる人に魅力的な場所であるのは間違いありません。しかし実態として、東京観光といえば、いまだおきまりのコースばかりなので、東京が世界に誇る文化やものづくりなど、埋もれたコンテンツにもっと触れてもらう機会をつくりたい。いまは東京に暮らす日本人にすら意識されることの少ない、東京の光る魅力を発信する場として施設を活用できたら、それはクライアントの意向とも合致します。丸の内というエリアにしても、インバウンド需要にも応えるポテンシャルを持っていますからね。そうしたことを伝えるため、例えば既存のビジネス街のイメージとは離れて見える、音楽をはじめエンタメの要素を注入するなど、掛け合わせが生む可能性にも着目しています。なにかしらアイデアに出会うべく、いま、音楽業界で第一線の人たちと交流しているところです。私たちの仕事には、あらゆる経験を活かすことができるという実感を、『Have a Nice TOKYO ! 』のプロデュースを手がけたことで一層強くしました。ならばいつか活きる見込みのある体験を、恣意的に積む
のも悪くないかなと。クライアント第一を大原則に、どんなお題にも結果で応えるプロデューサーとして、“無敵”を誇っていきたいです。そしてCROSS Business Producers がテーマとする、「温度ある経済の環」を形づくる一翼を担いたいですね。


下記よりダウンロード頂けます。




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