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エッセンボンノック

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日々考えていることや旅での気付きを言語化したエッセイ集。迷言から名言まで、言葉の宝探しを。写真は旅先での1枚。気が向いたら有料化します。
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#エッセイスト

全ては気分次第

全ては気分次第

僕の行動は全てが気分次第。ある日は一日中映画を観る日もあれば、ふと旅に出かける日もあれば、公園で友人とキャッチボールする日もある。遊びから仕事まで全ては気分次第である。

「明日の天気は明日になってみないとわからない」ように、僕の気分も明日にならないと明日の気分はわからない。それに、同じ明日でも朝と夜では全く違う気分。気分は株価のように、常に変動しているのだ。

もちろん、全く気分がよめない訳では

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エッセイを読みたい

エッセイを読みたい

僕はエッセイを書くことも好きだが、それ以上に読むことか好きだ。お笑い芸人のエッセイ、小説家のエッセイ、AV女優のエッセイ、経営者のエッセイ、旅人のエッセイ‥いろんなエッセイを読んできた。

エッセイには、その人のフィルターを通した世界が広がっている。どのエッセイにもオリジナリティが溢れていて、その人の脳内をノゾキ見するように、旅するような感覚で、エッセイを読んでいる。

エッセイは、さまざまなクリ

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10倍で売れた

10倍で売れた

4年前、タイのローカルマーケットに訪れた際、1万円分くらいの雑貨を買った。これが人生初の「仕入れ」である。現地の物価にしては、それなりのお金を使ったと思う。スーツケース1つ分の爆買い。

帰国後、買ったモノの半分は、お土産として友人にあげたが、もう半分はメルカリで売ってみることにした。目的は稼ぐことではない。どんなモノがどれくらいの金額で売れるのか、好奇心が強かった。

その結果‥

1枚あたり7

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意識高い系

意識高い系

意識高い系って、「意識は高い」系だ。意識は高いが行動が伴っていない、そんな人々を揶揄した言葉だと思う。

意識高い系はポエムをSNSにアップする、自分の頑張りをSNS上でアピールする。意識が低いよりは高い方がいい。でも、意識が高いだけなのだ。

積極的な姿勢は素晴らしいことだ。

ただ、行動が伴っていない。ここが、意識高い系と本当に意識が高い人との大きな差である。意識高い系は、発信することで自らの

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心の手洗い・うがい

心の手洗い・うがい

昨今の、コロナ禍において、手洗い・うがいは必須。いや、コロナ禍じゃなかったとしても、すべきこと。当たり前のように、誰しも手洗い・うがいをするだろう。

感染症・風邪予防のために。それに、食後や寝る前には、歯を磨く。虫歯予防のために。

手洗いやうがい、歯磨きはしている。けど、忘れていることはないだろうか。精神病の予防を。

みんな当たり前のように手洗い・うがい・歯磨きをしているのに、心のケアは忘れ

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みんなと違う。

みんなと違う。

「みんなと違う」

僕は幼少期から、そう自覚していた。周りのみんなとは、根本的に何かが違うと。いいとか悪いとかではなく、ただ何か「違う」ことだけが、感覚としてあった。

小学校低学年の時、僕の通っていた小学校は、彫刻美術館の近くにあったこともあり、よく彫刻美術館に訪れ、ひたすらに彫刻を観察するといった授業があった。

「彫刻」美術館なのだから、周りのみんなは「彫刻」を観る。一方僕は、彫刻美術館で、

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こんな文章、誰が読むのか?

こんな文章、誰が読むのか?

僕はWebライターとして、ブロガーとして、エッセイストとして、エセ小説家として、いろんな媒体でいろんな文章を書いている。文章を書くことが好きで、文章を書くことが日課で、ただただ言葉を紡いでいく日々。

あんな文章やこんな文章を書いていると、友人に言われる。「お前が書いた文章、誰が読むの?」って。

僕は有名作家でもなければ、インフルエンサーでもない。けれど、自分が書いた文章には、必ず読者がいる。

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自己と言葉の距離

自己と言葉の距離

自己と言葉には、近くて遠い距離がある。近づいたり、遠く離れたりすることはあるけど、距離がゼロになることない。

このエッセイも、僕と距離がある言葉のひとつ。世の中には話し言葉、書き言葉、ボディーランゲージ、などいろんな「言葉」があるけれど、「書き言葉」は僕に最も近い言葉。

僕の感覚としては、話し言葉が最も遠い。

自分と言葉の距離が遠すぎて、サンドウィッチマンでいう「ちょっと何言ってるかわからな

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【エッセイ】誰も知らない

【エッセイ】誰も知らない

僕のことを知っているだろうか。僕は有名人ではないので、世の中の大半の人に知られていない。せめて、家族や一部の友人くらい。人数にして世界で数十人程度だろう。

僕が何やっているか知っているだろうか。アロハシャツを着て、カフェでメモを片手に何か考え事をしている僕を。海辺でどこか遠くを眺め、ひたすらボーッとしている僕を。

僕がどこにいるか知っているだろうか。ある日はタイ・バンコクのカフェ、ある日はニュ

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【エッセイ】悩み相談

【エッセイ】悩み相談

大学を卒業してフリーランスになってからというもの、友人や後輩から悩み相談を受けることが増えた。

仕事のこと、恋愛のこと、将来のこと、家族のこと‥みんなそれぞれ悩んでいるようだ。

さまざまな悩みに対し、僕はひたすら質問を投げかけ、悩みを解消する。そもそも「人は悩んでいるようで悩んでいない」と僕は思う。ただ周りからのひと押しや一歩踏み出す理由が欲しいだけ。

どんな悩みに対しても、僕はおなじ言葉を

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【エッセイ】僕の中の社会

【エッセイ】僕の中の社会

社会人という言葉がある。大半の人は学生を終えると、企業に勤め、「社会人」とやらになっていく。

僕は企業に勤めず、1日の大半は読書や映画鑑賞、旅に費やす日々。一応、個人で請け負っている仕事もちらほら。

でも、社会人ではない気がする。

社会人はちゃんと朝早く起きて、日々の業務をこなし、また明日もしっかり仕事に取り組む。遅刻したり、気分によって行動をコロコロ変えたりはしない。そんな人々が「社会人」

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【エッセイ】伏線回収

【エッセイ】伏線回収

ドラマや小説では、前半に登場した言葉や動きがヒントや手掛かりとして後半に回収される。

僕はこの「伏線回収」が大好物。特にミステリー小説は、伏線を回収するために読んでいるといっても過言ではない。伏線回収オタクなのだ。そもそも「伏線回収」という字面に美しさを感じる。

何度も声に出したい言葉ランキングトップ50には入る言葉の響きでもある。伏線回収という言葉の発明者に拍手をおくりたい。伏線回収ラブ。

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【エッセイ】お手ができるトラ

【エッセイ】お手ができるトラ

先日、北海道札幌市内にある体験型動物施設「ノースサファリサッポロ」で激レア体験をした。

檻の中に入り、トラにエサやり(1,000円)

僕はこれまで、鯉を筆頭にワニ、クマ、カワウソ、アルパカ、カピバラなど数々の動物に餌やりをしてきた。生粋のエサやり好きだ。やらない理由がない。

おそらく、日本ではここだけしかできない体験である。トラは暴れることもなく、飼育員のサインに従い、お座り。

そして、ト

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【エッセイ】嫌いなことはしない。

【エッセイ】嫌いなことはしない。

子供の頃、わざわざ自分の嫌いなことを積極的にしただろうか。遊びに勉強にスポーツと、好きなことをやってきたはず。

嫌いなことは嫌い。イヤなことはしたくない。当たり前のこと。

誰もが思うだろう。僕の場合は、早起き、他人に自分の時間を奪われるこ、事務作業などが嫌いである。

だから大学卒業後は、フリーランスの道に進んだ。会社勤めには僕の嫌いな要素がたくさんあったから。会社に合わせて早起きもしたくない

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