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クロヴージョで泊まろう! ブルゴーニュ特級畑内にできた新しい宿
記事を書きました。
ブルゴーニュのワイナリーを訪問して、「クロドヴージョの中にある、2つのシャトーの間にある建物は何ですか?」と質問する。
「ああ、俺が生まれる前からある建物だが、さっぱりわからん。」
という感じの返事しか返ってこなかった。今回の建物再建に関わったドルーアンとモンティーユの名前が出てきたのは極最近のことだ。写真を見ていただけるとわかるが、お金持ちのブルゴーニュワイン・ラバーなら、
前代未聞 掟破りの新作ワイン ペンフォールズ Penfolds Ⅱ
年間どのぐらい新しいワインがリリースされているのか知らないが、おそらくこの企画は初めてだろう。フランス、ボルドー格付け5級シャトー・ベルグラーブと、オーストラリア、ペンフォールド、カリムナ・ヴィンヤードのシラーズをブレンドしたワイン。旧大陸と新大陸のコラボは珍しくないが、高価格ワインをブレンドするのは聞いたことがない。中身云々以前に「このアイデアを最初に発売を思いついて、実行した方」には脱帽。一方
もっとみるクロ・デ・ランブレイが新たなページを捲る
フランス、ブルゴーニュ地方にあるドメーヌ・デ・ランブレイは、ほぼ単独所有でグランクリュ畑クロ・デ・ランブレイを所有する。約8.66ha。一塊のグランクリュのブドウ畑としてはブルゴーニュ最大だ。2014年のLVMHグループに買収後、しばらくは大人しくしていたものの、2019年以降大々的な変更を試みている。そして新たなブドウ畑も入手。ドメーヌ・デ・ランブレイが醸すヴォーヌ・ロマネやニュイサンジョルジュ
もっとみるジョセフ・フェルプス、シャトー・ラ・トゥール・デュ・パン・フィジャック(ジロー・ベリヴィエ)をLVMHが買収
2022年6月末に2つの買収がLVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)グループによってなされた。1つはカリフォリニアのジョセフ・フェルプス。インシグニアでその名を知られたカリフォルニアの伝説的なワイナリー。もう1つは、ボルドー、サンテミリオンのシャトー・ラ・トゥール・デュ・パン・フィジャック(ジロー・ベリヴィエ)。このシャトーは、サンテミリオンのカリスマ的ワイナリー、シャトー・シュバル・ブラン(
もっとみる2022年ミレジムより、ピノノワール種によるアルザス・グラン・クリュ認可
最近アルザスのワイン屋では、アルファベットのイニシャルをつけたアルザス・ピノ・ノワールを見かけることが多い。
Alsace Pinot Noir « F »
Alsace Pinot Noir « K »
Alsace Pinot Noir « V »
Alsace Pinot Noir « E »
Alsace Pinot Noir « H »
Alsace Pinot Noir « G »
トスカーナの雄 イゾレ・エ・オレーナ Isole e Olena買収される
イタリア料理は世界中で人気があるので、どこに行ってもキャンティのワインを見つけることができる。その主要品種はサンジョベーゼ種。今ではちょっと信じられない話だが、一昔前まで、サンジョベーゼ種100%のワインはキャンティやキャンティ・クラシコを名乗れなかった。カナイオーロ種等を混ぜることが義務で、サンジョベーゼ種100%はスーパー・トスカーナの扱いとなった。モンテヴェルティーネのレ・ペルゴレ・トルテ(
もっとみるサンテミリオン格付けから脱退が止まらない シャトー・ラ・ガフリエール
フランス、ボルドーのサンテミリオン格付けは、10年に1回再審査が行われる。2022年はその再審査の年。昇格すればワインの価格は上がり、降格すればワインの価格は下がる。どのシャトーにとっても死活問題。1958年から始まったこの制度は、21世紀に入り大きな問題を抱えるようになった。2021年夏以降は有力シャトーが抜け、今度は長年プルミエ・サンテミリオン・グランクリュクラッセB を維持してきたシャトー・
もっとみるフランス山菜の女王「森のアスパラガス」
日本で、山菜の王様として知られている「たらの芽」。旬になると、比較的簡単に入手することができます。
フランスにも、山菜があります。それは、旬が短く、あまり市場に出回らない「森のアスパラガス (アスパラ・ソバージュ)」。フランス山菜の女王として、知られています。
手軽に調理でき、とても扱いやすく、春の一皿を盛り上げるアスパラ・ソバージュ。日本でも、見かける機会が増えてきたようです。
詳細はサイ
「Bleu de Nevers ブルー・ド・ヌヴェール」 青いヌヴェール陶器がつくりだすフランス料理の新たな世界
フランスでは料理を彩る様々な陶磁器が各地で生産されており、その一つにヌヴェール陶器があります。フランス中央部、ロワール河に面するヌヴェールは陶器生産で栄えた歴史があり、特にBleu de Nevers ブルー ド ヌヴェールと呼ばれる美しい青を基調とした飾り皿が有名です。かつてこの青色の出し方は工房の秘密とされていました。
とても美しい皿ですが、高価な上に実用性は今一つ。特に濃い青皿は料理の盛り付
ボルドー左岸、オーメドックで新たな村名AOC申請へ、サン・スーラン・ド・カドルヌ
フランス、ボルドーのオーメドック地区は、煌びやかな格付けシャトーが並びます。マルゴー、サンジュリアン、ポーイヤック、サンテステフといった村々のシャトーは、とても有名です。ロスチャイルド家が所有するシャトー・ラフィット・ロートシルトやシャトー・ムートン・ロートシルト、或いはシャトー・マルゴーの名前をご存知の方もいるでしょう。「ボルドーのシャンゼリゼ」といっていい場所です。
このオー・メドック地区は
ジュヴレ シャンベルタン キュベ “1859” ドメーヌ・トラぺの話
ブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタン村に本拠地を置くドメーヌ・トラぺは、2019年ミレジムから新しいワインをリリース。
フランス、ブルゴーニュだけでなく、ドイツ国境のアルザスでもワイン造りを行うこのドメーヌは、現在世代交代中。以前はジャン・ルイ・トラぺが全て仕切っていたが、ここ10年、2人の息子さんを見かけることが多い。この新しいワインも息子さん達のアイデアかもしれない。
1990年代、20