森川友晴

チェリッシュグロウ株式会社代表取締役/ブリーフセラピストで公認心理師/コーチ/キャリア…

森川友晴

チェリッシュグロウ株式会社代表取締役/ブリーフセラピストで公認心理師/コーチ/キャリアコンサルタント 働く人が楽に楽しく価値を発揮できるように心理学や心理療法を活かせないか試行錯誤しています http://cherishgrow.jp

記事一覧

45:メンタル不調の休職者をゼロにする!企業が始める「3つの予防×4つのケア」の全体像①

「3つの予防」と「4つのケア」の掛け合わせで考える 42:組織に「休職する人」が出るのをゼロにしませんか?|森川友晴 (note.com) こちらの記事から「メンタル不調によ…

森川友晴
10日前
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44:メンタル不調の休職者をゼロにする! 一次予防×ラインケア「長時間労働対策は丁寧なマネジメントと交渉力」      

長時間労働はもう非常識になってきている⁈ 昨年、ある企業の若手研修に登壇した時のことです。 大手企業の社会人2年目社員の研修だったのですが、研修の休憩中に社員同…

森川友晴
2週間前
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43:「メンタル不調による休職者が増えているのでレジリエンス研修をやってほしいんです」の間違い

ゼロにする休職は「メンタル不調による休職者」のこと 本題の前にすこし前の記事との関連について書きます。 前回このような記事を書きました。 42:組織に「休職する人」…

森川友晴
3週間前
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42:組織に「休職する人」が出るのをゼロにしませんか?

1年の振り返りをしていて(感情的に)思ったことちょっと古くなりますが、2024年の1月2日に少し時間をとって、2023年の振り返りをしていました。 私は振り返りなどをして…

森川友晴
3か月前
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41:管理職・リーダーのスキルとして、見落としがちな「部分のマネジメント」について

「全体のマネジメント」と「部分のマネジメント」今回のコラムは、自分の考えをまとめるために書いています。 そのため、認識誤認や間違った考えもあるかもしれません。 一…

森川友晴
6か月前
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40:「組織セラピスト」の提案〜産業領域で活躍するカウンセラーができること〜

「組織セラピスト」とは「組織セラピスト」は造語です。 元々はエドガー・H・シャイン先生の書籍で「組織セラピー 組織感情への臨床アプローチ」があり、この本は5つの…

森川友晴
6か月前
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39:日本ブリーフセラピー協会学術会議に参加して

日本ブリーフセラピー協会の第15回学術会議に参加してきました 今年の開催は京都です。 また本格的に対面開催に舵をきっており、対面でのワークショップや研究発表が行わ…

森川友晴
7か月前
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38:初めてのコンテンツ販売、の振り返りです②

なぜUdemyを選んだのか?今回オンラインコンテンツを販売するにあたって、なぜUdemyにしたのか、ということには2つの選択で考えました。 ①オンラインコンテンツを販売す…

森川友晴
7か月前
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37:初めてのオンラインコンテンツ販売、の振り返りです①

Udemyさんでオンラインコンテンツを販売しました!2023年の8月に初めてオンラインコンテンツをUdemyさんにて販売しました。 タイトルは下記の通りです。 プロのカウンセラ…

森川友晴
8か月前
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36:企業で働く人に日本ブリーフセラピー協会の学術会議をお薦めしたい理由

2023年9月30日から2日間の学術会議があります日本ブリーフセラピー協会の2023年度の学術会議が9月30日、10月1日の2日間、京都で開催されます。 同時にオンライン開催があ…

森川友晴
8か月前
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35:カウンセラーの傾聴「あの時〜していれば」という後悔をどのように聴いていくのか?

「あの時〜していれば」という後悔カウンセリングをしていると「私があの子が小学校の時にもっと話を聞いてあげることができれば・・・」といった話をする方がいます。 こ…

森川友晴
8か月前
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34:カウンセリングオフィス「Fourleafclover」開設のお知らせ

カウンセリングオフィスを開設しました!本日、2023年度6月28日にカウンセリングオフィス「Fourleafclover」を開設しました。 このコラムではカウンセリングオフィス「Four…

森川友晴
10か月前
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33:(新社会人向け)「新人研修がムダではないか」と思ったら

新社会人の方に向けて今回は新社会人の方に向けて書いてみたいと思います。 新社会人の皆さん。 現在どのような状況でしょうか。 企業によっては既に新入社員研修を終了し…

森川友晴
2年前
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32:3月11日を忘れないこと、日常を過ごすこと

戦争の情報を漁る毎日すり減っている感じ、ということを2月24日から感じています。 ロシアからウクライナへの侵略が始まってから今日までヤフーニュースやライブドアニ…

森川友晴
2年前
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31:僕のスーパー銭湯仕事術

スーパー銭湯が仕事に良いのだ!今日はお気楽な内容で書いています。 いつもの心理学とかセラピーなどは置いておきます。 心理的な検証もしません。僕が感じていることだけ…

森川友晴
2年前
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30:(組織の話)企業が家族心理学、家族療法を学ぶ重要性②

両立支援という課題前回の記事 28:(組織の話)企業が家族心理学、家族療法を学ぶ重要性①の続きです。 https://note.com/cherishgrow/n/n54311d40e666 ずいぶん期間が…

森川友晴
2年前
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45:メンタル不調の休職者をゼロにする!企業が始める「3つの予防×4つのケア」の全体像①

45:メンタル不調の休職者をゼロにする!企業が始める「3つの予防×4つのケア」の全体像①

「3つの予防」と「4つのケア」の掛け合わせで考える

42:組織に「休職する人」が出るのをゼロにしませんか?|森川友晴 (note.com)

こちらの記事から「メンタル不調による休職者をゼロにする!」ということで、記事を書いており、前回は「1次予防×ラインケア」ということで、具体的な対策として「長時間労働」を取り上げました。
次は「ハラスメント」の記事を書き始めていたのですが、ちょっと立ち止まり

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44:メンタル不調の休職者をゼロにする! 一次予防×ラインケア「長時間労働対策は丁寧なマネジメントと交渉力」      

44:メンタル不調の休職者をゼロにする! 一次予防×ラインケア「長時間労働対策は丁寧なマネジメントと交渉力」      

長時間労働はもう非常識になってきている⁈

昨年、ある企業の若手研修に登壇した時のことです。
大手企業の社会人2年目社員の研修だったのですが、研修の休憩中に社員同士の話が聞こえてきました。
「最近残業どう?多い?」
「うーん、そうだね。最近増えてきたよー。先月なんて月に10時間超えてさー」
「えーそうなんだ。結構多いね」

私:「え、月に10時間超えて、が多い?それって・・・」
と衝撃を受けました

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43:「メンタル不調による休職者が増えているのでレジリエンス研修をやってほしいんです」の間違い

43:「メンタル不調による休職者が増えているのでレジリエンス研修をやってほしいんです」の間違い

ゼロにする休職は「メンタル不調による休職者」のこと

本題の前にすこし前の記事との関連について書きます。
前回このような記事を書きました。
42:組織に「休職する人」が出るのをゼロにしませんか?

この記事では前回すこし言葉足らずだった内容の補足と、ではどうするとよいか?という実際に取り組むときのポイントについて書いていきます。

一言で休職といっても休職にも多くの種類があります。
主な休職理由と

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42:組織に「休職する人」が出るのをゼロにしませんか?

42:組織に「休職する人」が出るのをゼロにしませんか?

1年の振り返りをしていて(感情的に)思ったことちょっと古くなりますが、2024年の1月2日に少し時間をとって、2023年の振り返りをしていました。
私は振り返りなどをしている時に、急にいろんな想念が湧き起こったりすることが多いのですが、この時も急にこう思いました。

「なんで社員が倒れなければいけないんだろう・・・」
もちろんカウンセラーとして、メンタルヘルスとは何か、などは理解していますから、何

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41:管理職・リーダーのスキルとして、見落としがちな「部分のマネジメント」について

41:管理職・リーダーのスキルとして、見落としがちな「部分のマネジメント」について

「全体のマネジメント」と「部分のマネジメント」今回のコラムは、自分の考えをまとめるために書いています。
そのため、認識誤認や間違った考えもあるかもしれません。
一つの考えとして受け止めてくださると嬉しいです。

「全体のマネジメント」「部分のマネジメント」という表現は私が勝手に言っていますので、初めて見た!という方は正しい感覚です。
似たようなことを仰っている方や、似たようなコンセプトもあるかもし

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40:「組織セラピスト」の提案〜産業領域で活躍するカウンセラーができること〜

40:「組織セラピスト」の提案〜産業領域で活躍するカウンセラーができること〜

「組織セラピスト」とは「組織セラピスト」は造語です。

元々はエドガー・H・シャイン先生の書籍で「組織セラピー 組織感情への臨床アプローチ」があり、この本は5つの心理療法の流派のセラピストと共に、組織の問題を各セラピストの療法によって解決を試みています。

ここから「組織の問題を心理療法を使って解決をする人」という意味で、私は「組織セラピスト」という表現を使っています。

私自身はブリーフセラピー

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39:日本ブリーフセラピー協会学術会議に参加して

39:日本ブリーフセラピー協会学術会議に参加して

日本ブリーフセラピー協会の第15回学術会議に参加してきました

今年の開催は京都です。
また本格的に対面開催に舵をきっており、対面でのワークショップや研究発表が行われました。
学会テーマは「らしくないブリーフセラピー~治療的現実の多様性~」です。そのテーマ通り多様な内容で研究発表やワークショップがありました。

2023年9月13日に
「36:企業で働く人に日本ブリーフセラピー協会の学術会議をお薦

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38:初めてのコンテンツ販売、の振り返りです②

38:初めてのコンテンツ販売、の振り返りです②

なぜUdemyを選んだのか?今回オンラインコンテンツを販売するにあたって、なぜUdemyにしたのか、ということには2つの選択で考えました。

①オンラインコンテンツを販売するか、オンラインスクールを運営するか
②販売を自力でやるか他力で行うか

①に関しては順番の話で、オンラインコンテンツの販売のあとはオンラインスクールの運営を始めたいと思っています。
初めにオンラインコンテンツから始めるのは、す

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37:初めてのオンラインコンテンツ販売、の振り返りです①

37:初めてのオンラインコンテンツ販売、の振り返りです①

Udemyさんでオンラインコンテンツを販売しました!2023年の8月に初めてオンラインコンテンツをUdemyさんにて販売しました。
タイトルは下記の通りです。

プロのカウンセラーが実践している!「マネジメントに使える心理療法」職場の問題解決のためのブリーフセラピー

このコラムと次のコラムで、なぜオンラインコンテンツを販売したのか、販売をしてみての感想や今後についてを書いていきます。

今回のコ

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36:企業で働く人に日本ブリーフセラピー協会の学術会議をお薦めしたい理由

36:企業で働く人に日本ブリーフセラピー協会の学術会議をお薦めしたい理由

2023年9月30日から2日間の学術会議があります日本ブリーフセラピー協会の2023年度の学術会議が9月30日、10月1日の2日間、京都で開催されます。
同時にオンライン開催があり、ラジオ企画や昨年までのオンライン講座で人気だった講座を復活しており今年も見ることができます。
(私も「産業臨床におけるブリーフセラピー」というオンライン講座を担当しています!(宣伝・・・!)
京都に行ける方は京都で、行

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35:カウンセラーの傾聴「あの時〜していれば」という後悔をどのように聴いていくのか?

35:カウンセラーの傾聴「あの時〜していれば」という後悔をどのように聴いていくのか?

「あの時〜していれば」という後悔カウンセリングをしていると「私があの子が小学校の時にもっと話を聞いてあげることができれば・・・」といった話をする方がいます。
この方の気持ち、よくわかりますよね。

私も時々思い返すことがあります。
長男が生まれた時、私はとても仕事が忙しくて、家事を手伝うこともしていたなかったし、長男と遊ぶ時間もあまり取れませんでした。
休みになると妻を自由にさせるために家事を担っ

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34:カウンセリングオフィス「Fourleafclover」開設のお知らせ

34:カウンセリングオフィス「Fourleafclover」開設のお知らせ

カウンセリングオフィスを開設しました!本日、2023年度6月28日にカウンセリングオフィス「Fourleafclover」を開設しました。
このコラムではカウンセリングオフィス「Fourleafclover」がどのようなカウンセリングオフィスなのか、何を目指しているのか、サービスの内容は?などを書いていきます。

カウンセリングオフィス「Fourleafclover」とは何か?カウンセリングオフィ

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33:(新社会人向け)「新人研修がムダではないか」と思ったら

33:(新社会人向け)「新人研修がムダではないか」と思ったら

新社会人の方に向けて今回は新社会人の方に向けて書いてみたいと思います。
新社会人の皆さん。
現在どのような状況でしょうか。
企業によっては既に新入社員研修を終了し、現場配属が始めっているでしょう。また企業によっては7月とか8月まで、もしくは今年いっぱい研修だ、という企業もあるかと思います。
企業によっては研修がなく、すぐに配属という企業もあります。
それぞれ状況は違うと思いますが、どちらにせよそれ

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32:3月11日を忘れないこと、日常を過ごすこと

32:3月11日を忘れないこと、日常を過ごすこと

戦争の情報を漁る毎日すり減っている感じ、ということを2月24日から感じています。
ロシアからウクライナへの侵略が始まってから今日までヤフーニュースやライブドアニュースなどのネットニュースやテレビ、ABEMAニュース、youtube、Twitterなどなど、時間があれば様々な情報を探して少しでも良い情報はないかと探し続けています。
そのおかげで最近は夜になると目がしょぼしょぼとしてしまい、目を開けて

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31:僕のスーパー銭湯仕事術

31:僕のスーパー銭湯仕事術

スーパー銭湯が仕事に良いのだ!今日はお気楽な内容で書いています。
いつもの心理学とかセラピーなどは置いておきます。
心理的な検証もしません。僕が感じていることだけです。
「こんな感じ方をしている人がいるんだなぁ」と思っていただけたら嬉しいです。

さて、皆さん。スーパー銭湯お好きですか?
僕は大好きなんです。コロナ以前の出張が多い時は宿泊するホテルはほとんど大浴場付きを選んで宿泊していました。また

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30:(組織の話)企業が家族心理学、家族療法を学ぶ重要性②

30:(組織の話)企業が家族心理学、家族療法を学ぶ重要性②

両立支援という課題前回の記事
28:(組織の話)企業が家族心理学、家族療法を学ぶ重要性①の続きです。

https://note.com/cherishgrow/n/n54311d40e666

ずいぶん期間が空いてしまいましたが、続きを書いていきます。
前回の記事では女性活躍推進や男性育休推進について書きました。
今回は両立支援について書いていきます。

両立支援はいくつかの表現で使われています

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