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2022年8月の記事一覧
水玉消防団連載企画 第0回 2022.8.8「M.S.U.(水玉スーパーユニット)」ライブ
取材・文◎吉岡洋美
写真◎池田敬太、協力◎地引雄一
いやはや、すごいライブだった。
「30年ぶり」と言ってもノスタルジーの入る余地はどこにもない。
当時の音がそこにあり、しかし確実に今のリアルな音として会場の奥の奥までガツンと突き抜ける。時を何十年経ていようが核となるエッジは全く変わらず、逆に瑞々しく、そのパワー、普遍性に真正面から圧倒されてしまった。30年前と同じように。
2022年
地方議員が集う「旧統一協会」系セミナーの怪
「全国地方議員研修会」という凡庸な名前自民党系を中心とした地方議員が全国から100人を超えて集まるというセミナーがある。その名を全国地方議員研修会。何とも平凡な名前だが、議員会館を会場にして行われ、著名な《バランスの取れた研究者》らほか、国会議員までも登壇している。2015年に第1回が開催され、今年2022年4月で第6回目を迎えた。近年では仲間と集まってオンライン研修会を開く議員もいるほどだ。
「若者のコミュニケーションへの違和感」への違和感
こちらの記事がSNSで話題となっていました。
要するに「いきなり挨拶や前提条件の説明を抜きに質問をしてくる」若者=「書く力や伝える力の欠如」の現れではないか? というお話しです。わたしも大学やTwitterなどで学生から同じような質問を受けて少々面食らうことはあり、「うん、まあそうかも……」と最初は感じたのですが、少し考えてみると逆に違和感を覚えました。
筆者の中村さんは追記のなかで、以下の様
【読書メモ】「プラグマティズムって何?」と思った時に最初に読む本:『希望の思想 プラグマティズム入門』(大賀祐樹著)
アメリカ発の哲学と言えるプラグマティズムを入門的に理解でき、ロールズ、サンデル、ローティといった現代でもなじみのあるアメリカの哲学者たちがどのように受け継ぎつつ乗り越えようとしてきたかの系譜をざっくりと理解することができます。プラグマティズムの全体像をみたうえで、初期のプラグマティズムを主導した一人であるデューイに焦点を当てて書いてみます。
プラグマティズムプラグマティズムは、パースによって初め
世界変革の前夜は思ったより静か
世界のルールが根本的に変わってしまう… そういう展開は、マンガや映画ではよく起こる。それが現実でも起きそうだ。
あと数日(から数週間)で「トップレベルの画像生成AI」が、世界中にフリーで配布される。
イラスト、マンガはおろか3D CGや建築、動画、映像…果てはフェイクニュースからポルノまで…あらゆる創作に携わる全ての人を巻き込む、歴史的な転換点が訪れようとしている。
凄さ的には、悪魔の実がメ
倍速視聴と若者論が映し出す本質
(扉画像は日経COMEMO公式エントリーから引用)
誤解されがちな倍速視聴の実態日経COMEMOで「#倍速で楽しみたいこと」という記事募集をしていたとは知らずに、Yahoo!個人で以下のような記事を書いたところ大きな反響がありました。公開から5日が経っていますが、未だアクセス数が多い状況が続いています。
筆者は新潟県北部の小さな大学で教員もしているのですが、学生に「倍速で映画とかアニメを見てい
11年前のクライアント役の日から
今日からgcdfの新しいクラスが始まりました。朝、新橋のオフィスに出る途中でフェイスブックをみていたら、相変わらずおせっかいな彼が、過去のブログを紹介してくれます。2011年8月11日のブログです。どうやらこの日もキャリアカウンセリング協会の仕事をしていたようです。まだ、トレーナーはやっていない頃で、クライアント役としてクラスに来たようです。第8回目でクライアント役ということは、旧プログラムですね
もっとみる『ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください』西田亮介
『ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください 17歳からの民主主義とメディアの授業』西田亮介、日本実業出版社
副題は「17歳からの民主主義とメディアの授業」。著者は本来こちらをタイトルとして考えていたといいますが、今夏の参議院選挙でも10代は43.21%、20代では36.50%と投票率は低いまま(全体では55.93%)。こうした若い層に向けて、改めて投票や自由民主主義の価値などを平易に、
今週は、コロナ休みを頂いておりました。
いろいろとご迷惑をおかけした皆さますいません。
今週、私は新型コロナに感染して、お休みを頂いておりました。
先週夏休みを頂いて、リスクを知りつつ旅行に行った結果なので、文字通り自業自得。
言い訳のしようもありません。
旅行中も最大限の注意を払っていたつもりだったんですが、どうも妻の記憶によると、最終日の昼食を食べた飲食店で、近くの席に咳き込んでいる人がいたそうです。
(気づいてない私がうかつだ
【論文レビュー】心理尺度の翻訳研究を学ぶ。:池田・城戸・鈴木(2022)
実務面でレジリエンスに興味・関心があり、研究面では海外の心理尺度の日本語版の作成について調べねばというニーズがありまして。どちらともちょっと後回しになっていたのですが、「あ、この論文を読めば一石二鳥なのか!!」と気づきました。『なるほど!心理学調査法』と併読することで翻訳研究について少し理解が深まったような気がします。
方法論の前に目的を明確にする心理尺度を翻訳する際、「〇〇の日本語版がないので