トウソクジン

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トウソクジン

歩みを早めず緩めずマイペースに過ごしたい。いろいろ書きます。 各SNS等リンク 【Linktree→ https://linktr.ee/co_v_h2/

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  • 長い詩はあまりないので、ぜひさかのぼって読んでみてくださいね。

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    トウソクジンの現代4コマ関連の記事をまとめています。

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記事一覧

固定された記事

キュビスムについて ─キュビスム展を観に行こう─

 この記事は京都市京セラ美術館で開催されている、「キュビスム展─美の革命」へ行くことをめちゃくちゃ勧めるために書いています。日本国内においてキュビスムを扱うこの…

トウソクジン
1か月前
35

【 #詩 】解読不能3

─解読不能─甘美な時間よ 背徳とともに腹を貫かれ墓標に墜ちた凶星よ 残明(※)にかき消され喉をかき切った魚よ 死を前に死を忘れ、粘膜へと溶け込んだものたちよ ※該当…

トウソクジン
2時間前
2

【 #現代4コマ 】陽は昇る

「現代4コマ」のイラストです。

トウソクジン
5時間前
3

【 #詩 #イラスト 】脈動

私の心音の共感覚は□かったのに今は□い どうやらこの心臓はハリボテになったようだ こんなものはもう磔にしてしまおうか ──ああ、血の色なんて知りたくなかった 傷つ…

10

【 #詩 】午前五時

午前五時、時間と草木とのささやかな連関により生み出された、宴の刻が迫っている。鉛筆は紙面を滑り、黒鉛をまき散らし、今日も世迷い言を吐いている。記録係は両手に黄色…

4

宇宙の真理を冷や麦にしました

芝刈りは世界をマグカップにすると思いきやバルーンをカバにしてしまいましたとさ それからそれから タニシはパシフィック前山川に改名したし頭のネジは5本増えた デカルト…

10

【 #詩 】花が咲いている

花が咲いている 花が咲いている 空一面が花畑になっている 音符はつぼみに 五線譜はすすきに 月は耳を傾けている ※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢…

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椅子の美術館、椅子の展覧会「アブソリュート・チェアーズ」

はじめに 「椅子の美術館」こと埼玉県立近代美術館にて開催されていた、「アブソリュート・チェアーズ」を母と一緒に観てきたという旅行記。その看板に偽りなし、企画展…

19

【 #詩 】採択の時

採択の時だ 超常を受け入れるか否か 温室を冷やし尽くすかどうか 綿花を燃やし尽くすかどうか 心に釘を刺すかどうか 池のほとりを歩き回るかどうか 宇宙の真理を解析するか…

9

【 #詩 】解読不能2

あくまで可能性の話だが 面影は時間が経つとなくなってしまうらしい  だから夕闇のなかで心を叫び あの日の思い出を─解読不能─おこう ※「自動記述」の手法によって編…

4

【 #詩 】ミシガンのほとり

不義を捨て 意義を拾い ミシガンのほとりで 一息をついたころ カモメが一羽飛んできて 彼らの肩にとまった ※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への…

8

フォロワーさんとの旅行記「ブランクーシ展」「マティス展」

 4月某日、Xのフォロワーさん(A氏とする)と一緒に、アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」「石橋財団コレクション選」と国立新美術館「マティス 自由なフォル…

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【 #詩 】黄昏の蠕動(ぜんどう)

生死の境目にはらんだ朝焼け、黄昏の蠕動を感じてそのときを待つ 短い短い生涯のひとときの、また一瞬のなかにある輝きに、一縷の望みを託した さよなら母星よ、私は旅に出…

5

【 #詩 】牛と足のワルツ

現在進行形の輩どもの行進をさえぎって猫。 牛と足のワルツ。ミントの香りにほだされ足軽は宙を舞う。明日を忘れて今日はどこなのか。石に連続して転倒、困ったことにまだ…

5

【 #詩 】解読不能1

おびただしい数の諧謔が心に流れ込んだあの夜、私の飼い犬は小屋を出て買い物に出かけていた。 見たこともない民族衣装、天使の羽、蛙の─解読不能─足跡の出奔。 ※「自…

6

【 #詩 】希望の丘

 天鵞絨の上で躍るとき、ひとびとは怪異との邂逅を果たす。それはそれは運命的で美しい光景だった。2、3の異形のものたちと幾万の人間たちが希望の丘の上で相見え、小一時…

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キュビスムについて ─キュビスム展を観に行こう─

キュビスムについて ─キュビスム展を観に行こう─

 この記事は京都市京セラ美術館で開催されている、「キュビスム展─美の革命」へ行くことをめちゃくちゃ勧めるために書いています。日本国内においてキュビスムを扱うこの規模の展覧会は、あるいはもう観られないかもしれません。なぜなら前回の大きなキュビスム展は約50年前だからです。次の50年のあいだにまた開かれる確証なんてありません。
 ここで申し上げたいのは、実際にキュビスムの作品たちを観ることで、想像をか

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【 #詩 】解読不能3

【 #詩 】解読不能3

─解読不能─甘美な時間よ
背徳とともに腹を貫かれ墓標に墜ちた凶星よ
残明(※)にかき消され喉をかき切った魚よ
死を前に死を忘れ、粘膜へと溶け込んだものたちよ

※該当する言葉なし

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 #イラスト 】脈動

【 #詩 #イラスト 】脈動

私の心音の共感覚は□かったのに今は□い
どうやらこの心臓はハリボテになったようだ
こんなものはもう磔にしてしまおうか

──ああ、血の色なんて知りたくなかった
傷つけなければ気づかずにすんだことだろう
それはまるであなたがくれた薔薇だった
あの花束は疾うの昔に手放したはずなのに
私は血液の奔流を見ている、ずっと見ている

耳をつんざくような悲鳴、鉄の味
なまぐさい臭い、降りそそぐ棘の雨
クオリアに

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【 #詩 】午前五時

【 #詩 】午前五時

午前五時、時間と草木とのささやかな連関により生み出された、宴の刻が迫っている。鉛筆は紙面を滑り、黒鉛をまき散らし、今日も世迷い言を吐いている。記録係は両手に黄色い紙片を持ち、夜の静けさとともに徘徊をする。

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

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宇宙の真理を冷や麦にしました

宇宙の真理を冷や麦にしました

芝刈りは世界をマグカップにすると思いきやバルーンをカバにしてしまいましたとさ
それからそれから
タニシはパシフィック前山川に改名したし頭のネジは5本増えた
デカルトオカルト同士討ち

*サビ
マントヒヒはパラグライダーの夢を見る

彫像食べたよあら不思議
ジョセフィーヌがやって来て殴打の列
やはり釜玉に限るがメロンパンも捨てがたい
もう7周半赤道を回ってきなさい
生姜焼きは明日の朝にとっておこう

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【 #詩 】花が咲いている

【 #詩 】花が咲いている

花が咲いている
花が咲いている
空一面が花畑になっている
音符はつぼみに
五線譜はすすきに
月は耳を傾けている

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

椅子の美術館、椅子の展覧会「アブソリュート・チェアーズ」

椅子の美術館、椅子の展覧会「アブソリュート・チェアーズ」


はじめに 「椅子の美術館」こと埼玉県立近代美術館にて開催されていた、「アブソリュート・チェアーズ」を母と一緒に観てきたという旅行記。その看板に偽りなし、企画展以外でもめちゃくちゃ椅子あった。というか企画展がとにかくよかったためたくさん語りたい。

 この企画展は愛知県美術館(7/18-9/23)へと巡回するため、逃した方はぜひそちらに行ってみてほしい。また埼玉県立近代美術館は、この展示を抜きにし

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【 #詩 】採択の時

【 #詩 】採択の時

採択の時だ
超常を受け入れるか否か
温室を冷やし尽くすかどうか
綿花を燃やし尽くすかどうか
心に釘を刺すかどうか
池のほとりを歩き回るかどうか
宇宙の真理を解析するかどうか
電気より速く動けるかどうか
勿忘草の芽を摘むかどうか

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こ

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【 #詩 】解読不能2

【 #詩 】解読不能2

あくまで可能性の話だが
面影は時間が経つとなくなってしまうらしい 
だから夕闇のなかで心を叫び
あの日の思い出を─解読不能─おこう

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】ミシガンのほとり

【 #詩 】ミシガンのほとり

不義を捨て
意義を拾い
ミシガンのほとりで
一息をついたころ
カモメが一羽飛んできて
彼らの肩にとまった

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

フォロワーさんとの旅行記「ブランクーシ展」「マティス展」

フォロワーさんとの旅行記「ブランクーシ展」「マティス展」

 4月某日、Xのフォロワーさん(A氏とする)と一緒に、アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」「石橋財団コレクション選」と国立新美術館「マティス 自由なフォルム」を観てきた。
 アーティゾン美術館最寄りの東京駅で待ち合わせた。A氏と顔を合わせるのは実に半年ぶりだ。おひさしぶりです、また会えてよかった! もちろん美術館めぐりも楽しみだったが、友人との再会もまたよいものである。Wikipedia

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【 #詩 】黄昏の蠕動(ぜんどう)

【 #詩 】黄昏の蠕動(ぜんどう)

生死の境目にはらんだ朝焼け、黄昏の蠕動を感じてそのときを待つ
短い短い生涯のひとときの、また一瞬のなかにある輝きに、一縷の望みを託した
さよなら母星よ、私は旅に出る

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】牛と足のワルツ

【 #詩 】牛と足のワルツ

現在進行形の輩どもの行進をさえぎって猫。
牛と足のワルツ。ミントの香りにほだされ足軽は宙を舞う。明日を忘れて今日はどこなのか。石に連続して転倒、困ったことにまだ続く行進。

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】解読不能1

【 #詩 】解読不能1

おびただしい数の諧謔が心に流れ込んだあの夜、私の飼い犬は小屋を出て買い物に出かけていた。
見たこともない民族衣装、天使の羽、蛙の─解読不能─足跡の出奔。

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】希望の丘

【 #詩 】希望の丘

 天鵞絨の上で躍るとき、ひとびとは怪異との邂逅を果たす。それはそれは運命的で美しい光景だった。2、3の異形のものたちと幾万の人間たちが希望の丘の上で相見え、小一時間ほど甘美な沈黙に浸っていた。
 悲しみは喜びにかわり、夜は昼になり、小鳥たちは清らかな言葉を発する。怪異は西日にかき消され、ひとびとは再来した夜にその身をあずける。ついぞ彼らは言葉を口から出さなかった。

※「自動記述」の手法によって編

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