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キュビスムについて ─キュビスム展を観に行こう─
この記事は京都市京セラ美術館で開催されている、「キュビスム展─美の革命」へ行くことをめちゃくちゃ勧めるために書いています。日本国内においてキュビスムを扱うこの規模の展覧会は、あるいはもう観られないかもしれません。なぜなら前回の大きなキュビスム展は約50年前だからです。次の50年のあいだにまた開かれる確証なんてありません。
ここで申し上げたいのは、実際にキュビスムの作品たちを観ることで、想像をか
【 #詩 #イラスト 】脈動
私の心音の共感覚は□かったのに今は□い
どうやらこの心臓はハリボテになったようだ
こんなものはもう磔にしてしまおうか
──ああ、血の色なんて知りたくなかった
傷つけなければ気づかずにすんだことだろう
それはまるであなたがくれた薔薇だった
あの花束は疾うの昔に手放したはずなのに
私は血液の奔流を見ている、ずっと見ている
耳をつんざくような悲鳴、鉄の味
なまぐさい臭い、降りそそぐ棘の雨
クオリアに
椅子の美術館、椅子の展覧会「アブソリュート・チェアーズ」
はじめに 「椅子の美術館」こと埼玉県立近代美術館にて開催されていた、「アブソリュート・チェアーズ」を母と一緒に観てきたという旅行記。その看板に偽りなし、企画展以外でもめちゃくちゃ椅子あった。というか企画展がとにかくよかったためたくさん語りたい。
この企画展は愛知県美術館(7/18-9/23)へと巡回するため、逃した方はぜひそちらに行ってみてほしい。また埼玉県立近代美術館は、この展示を抜きにし
フォロワーさんとの旅行記「ブランクーシ展」「マティス展」
4月某日、Xのフォロワーさん(A氏とする)と一緒に、アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」「石橋財団コレクション選」と国立新美術館「マティス 自由なフォルム」を観てきた。
アーティゾン美術館最寄りの東京駅で待ち合わせた。A氏と顔を合わせるのは実に半年ぶりだ。おひさしぶりです、また会えてよかった! もちろん美術館めぐりも楽しみだったが、友人との再会もまたよいものである。Wikipedia