マガジンのカバー画像

ウクライナ情勢とプーチンのロシア軍事侵攻!反戦と平和への願い

249
ウクライナへのロシア軍事侵略の記事を集めました。noteには、ウクライナの虐殺はフェイクの偽情報だという記事もたくさんあります。世界の世論が停戦に向けて一つになることを願います。… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

【ウクライナ情勢】関心は薄れているのか?

【ウクライナ情勢】関心は薄れているのか?

 表題の疑問だが、自分のことを振り返ってみても、ここ1カ月はウクライナ情勢についてnoteに書いていない。ウクライナ頑張れ、プーチンの横暴を許すなと散々書ち散らしておして、長期にわたり放置かよ、というお叱りは甘んじてお受けします。

 新聞でも、現地の戦況を紹介するいわゆる「戦況本記」の扱いは小さくなっている。1面から落ちて総合面3~4段ぐらいとなり、場合によってはむしろ、米欧の軍事支援がどうとか

もっとみる
論文紹介 ウクライナで露呈したロシアの軍事的な弱点は何か?

論文紹介 ウクライナで露呈したロシアの軍事的な弱点は何か?

ロシアのウクライナへの侵攻から3か月が過ぎ、ロシア軍がさまざまな軍事的失敗を重ねていることが明らかになっています。当初、ロシアはウクライナへ電撃的な侵攻を目指しましたが、予想をはるかに超えるウクライナ軍の組織的な抵抗によって、その計画は破綻しました。多くの研究者がそれぞれのアプローチでその理由を探っています。

北部戦線では首都のキーウ近郊の空港に降下した空挺部隊が、後方支援能力の限界で進撃できな

もっとみる
トッドとミアシャイマー

トッドとミアシャイマー

 ここ一ヶ月ほどの間に、文春オンラインでウクライナ戦争に関わる注目すべきインタビュー記事が二つ掲載された。フランスのエマニュエル・トッドとアメリカのジョン・ミアシャイマーのインタビュー記事だ。

 米露両国のプロパガンダにあおられた情緒的な言論があふれる中、二者は冷静な意見を述べている。

 いわく、「戦争の原因はアメリカの戦略の帰結」ということだ。そこに都市伝説や陰謀論は存在しない。 

 国際

もっとみる
小泉悠『現代ロシアの軍事戦略』は預言の書

小泉悠『現代ロシアの軍事戦略』は預言の書

 令和三年の五月、ハイブリッド戦争について調べていた流れで、小泉悠さんの『現代ロシアの軍事戦略』に出会った。ソ連健在な80年代から独ソ戦とロシアに興味のあった自分にはとても興味深い内容だった。(小泉さんは有名)

 noteでもユーリ・イズムィコ名義でメルマガの一部を投稿されている

 この本には現在進行しているウクライナ戦争のすべてが予見されていると言って良い。

 また、ロシア軍が西側に比べて

もっとみる
苦痛と絶望

苦痛と絶望

もう5月。

この戦争がのちになんて呼ばれるようになるのかわからないけど、ロシアのウクライナ侵攻から2か月以上になる。

最初の頃は停戦交渉のニュースもよく流れていたけど、最近は「長期化」なんて言われていて、ほんとうに苦しい。

ニュース見ているだけの私も苦しい。そして絶望する。

現代社会でこんなにも長く、戦争を止められないんだという事実に絶望している。

たくさんのひとが亡くなって、傷ついて、

もっとみる
アジア諸国・地域はネット言論の自由にコミットしていくのか?

アジア諸国・地域はネット言論の自由にコミットしていくのか?

ようやく・・・GW到来です。1ヶ月間皆さんお疲れ様でした。ここで小休止ですが、この1カ月でなんとか1年乗り切る手応えが得られましたでしょうか?何事も最初が肝心ですので、手応えがあれば、大丈夫です!

外部環境に目を転じると、マクロ経済の見通しは、不安定化していますし、サプライチェーンの分断の懸念は払しょくされていません。金融緩和が辞められないとみられて円安・輸入物価高は続き、円安が本来追い風となる

もっとみる
激戦地マリウポリからの人道回廊を通ろうとした避難民を容赦なく攻撃するロシア軍

激戦地マリウポリからの人道回廊を通ろうとした避難民を容赦なく攻撃するロシア軍

恐ろしいことが続いています。

ロシア軍本部がウクライナ現地のロシア兵を統率できずに激戦地から避難する約束をした道「人道回廊」を通る避難民をロシア兵が攻撃しています。

これまで何度も停戦交渉を続け、停戦には至らなくても一般人の避難はさせてくれというウクライナ側と、表向き一般人に攻撃はしていないとするロシア側の思惑が一致し作られたのが人道回廊です。

ですがこれまで何度も裏切られてきたこの回廊。

もっとみる
おにぎりプロジェクト第15弾:ウクライナ支援東京編

おにぎりプロジェクト第15弾:ウクライナ支援東京編

この一年間に訪れお世話になった酒蔵の数々、その多くの当主の方々に集まって頂き、この日を迎えられることになった。朝の4時に集合し、そして設営。5時からの炊き出しを開始する。「炊き出しスタート予定より5分遅れてしまいましたねー」との成澤シェフが呟いた。そう今日は今までの炊き出しの規模の5倍以上となる160キロのお米を炊き出す。最初は2つからスタートした釜も今回は4台、一つあたり4キロのお米を投入する、

もっとみる
2022.4.12 ロシアのウクライナ支配を始めた2人の皇帝の正体

2022.4.12 ロシアのウクライナ支配を始めた2人の皇帝の正体

昨日に続き、今回もロシアとウクライナの歴史を書き綴っていこうと思います。

ウクライナ人の愛国主義者たちは、コサックこそが自分たちの民族の原点であると主張します。

しかし実際には、ウクライナ・コサックは一部を除いて、ほとんどが17世紀末にロシア帝国に屈しています。

ロマノフ朝のピョートル1世は、ウクライナ・コサックと大規模な戦争をし、大砲の火力でコサックの騎馬兵を打ち破ります。

ピョートル1

もっとみる
マリーナ・オフシャンニコワ ドイツのメディアWELTの特派員になる

マリーナ・オフシャンニコワ ドイツのメディアWELTの特派員になる

自動翻訳

ジャーナリストは、親政府のロシアのテレビでの彼女の反戦抗議で国際的な名声を得ました。

マリーナ・オフシャンニコワ(43)は、ウクライナとロシアを含むフリーランスの特派員として、アクセル・シュプリンガーのドイツのメディアブランドWELTについて直ちに報告します。彼女は新聞のために執筆するだけでなく、WELTニュースTVチャンネルの報道に定期的に貢献する予定です。彼はロシアのテレビでの彼

もっとみる
プーチン信徒もはびこるイタリアの深層 ‘真理’

プーチン信徒もはびこるイタリアの深層 ‘真理’

前回エントリーで、プーチン大統領を受身に擁護する、ジュゼッペ・コンテ前イタリア首相を批判しました。

彼の名誉のために付け足しますと、プーチン大統領を名指しで非難しないイタリアの有力政治家は、ほかにも少なからずいます。

その筆頭がマッテオー・サルヴィーニ同盟党首です。極右とも規定される同盟のトップは、かねてからプーチン大統領を崇拝し、彼を称揚する言動を堂々と展開してきました。

サルヴィーニ党首

もっとみる
ウクライナを標的にしたサイバー攻撃を阻止 (2022/4/11、ニュースリリース)

ウクライナを標的にしたサイバー攻撃を阻止 (2022/4/11、ニュースリリース)

※米国マイクロソフトからブログ更新のお知らせがニュースリリースで来ました!

+++++
ウクライナを標的にしたサイバー攻撃を阻止
+++++

※こちらは、米国時間4月7日に公開された“Disrupting cyberattacks targeting Ukraine”の抄訳を基に掲載しています。
< https://blogs.microsoft.com/on-the-issues/2022/

もっとみる
小泉悠 徹底分析「プーチンの軍事戦略」もっとも陰惨なシナリオとは?

小泉悠 徹底分析「プーチンの軍事戦略」もっとも陰惨なシナリオとは?

文・小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師)

小泉氏

なぜロシアは苦戦を強いられているのかロシアは強大な軍事大国と認識されることが多いですが、実は、そうとばかりも言えません。ソ連崩壊後に凋落したロシアは、経済力や科学技術力はもちろん、核兵器を除くと軍事面でも、アメリカやNATOに大きく差をつけられてきました。

軍事情勢の報告書「ミリタリー・バランス」によると、2021年のロシアの軍

もっとみる
ウクライナの叫び〜彼女の涙の理由は?〜ウクライナ難民取材

ウクライナの叫び〜彼女の涙の理由は?〜ウクライナ難民取材

4月7日ハンガリー ロシア大使館前 ブチャ虐殺に対する、ウクライナの方々の抗議 現地レポート

2022年4月8日現在。戦争開始からわずか一ヶ月半。400万人以上の人が国内へ逃れ難民と化した。国内避難民も700万人を超えた。ウクライナの人口は4413万人(2020年)だ。ウクライナの人の4分の1もの人がこの戦争で故郷を追われたのである。

ある者は涙を流し

ある者は平和と正義を叫び

ある者は失

もっとみる