Dスタイルとは

Dランク大学卒にはAランク大学卒とは違う勝負の仕方がある。DにはDなりの勝負方法、それをDスタイルと呼んでいる。

Dスタイルは、頭が足りないのだから、持っているもので何とかする。つまりコミュ力と足。座学が得意なAランク大学卒(以下Aスタイル)も一生懸命足を使って頑張っていたりするのに、Dが行動すらしなかったら何一つ進まない。欲しいものを手に入れるためには、Dが持っている資源を有効に発揮させる他ない。

Dは座学が苦手

 Dスタイルは、Aスタイルより座学が苦手である。大学受験以降、座学の得意具合はAランクと縮まったどころか、解離している可能性は高い。しかしやりたいことを実現するためには、座学だけが必要なわけではない。総合力で勝負である

 筆者はDランク大卒であるが、何の後悔やコンプレックスもない。実力的に妥当だし、むしろ拾ってくれてありがとうと感謝している。Aランクに対してはリスペクトで、何なら勉強とか色んな知識、考え方を教えてほしい。そして超Aランクほど、他人の学歴に関して全く興味がなかったりする。


コミュニケーション能力

 相手の性格・趣味嗜好を把握し、聞いた話は覚えておき、たまに過去に出てきた話を引用して話を発展させる。感情・本心・空気・状況の経過を読み、適切なタイミングで適切な言葉や行動を選択する。自分と話すことで「相手にwinを提供できる」ことを意識して、人と会話をする。

 ある時、以前の部署の上司にランチを誘われたので、一緒に食堂でカレーを食べた。その直後に、その当時の部署の上司にランチを誘われたので、再度食堂でカレーを食べた。せっかく上司が誘ってくれたので、カレーも2杯は食べられるし、断るより2回目も食べた方がなんか楽しそうかなという気持ちだった。ここまでやる必要はないだろうけど、こういう行動の積み重ねなのか、どの組織・どの部署で働いても上司や同僚との仕事は円滑に進む。


行動力

 自分に会いたいと思ってくれる人の数なんてたかが知れている。そしてそれを待っていても時間の無駄。自分が会いたい人は、自分から会いに行った方が早い。縁を持続させたい相手には、要所要所で連絡を何年も取り続け、何かあったらもちろん出向くし、必要あらば人に会うためだけに飛行機に乗る。お礼状・菓子折・根回し、こんなものは当たり前である。

色んな人に会い、色々話し、相談することで道が開けることがある。しかし自ら連絡を取り、会いに行かないと奇跡は起きない。


まとめ

欲しいものを手に入れたいならば、勝負に勝ちたいのであれば、自分スタイルを確立するのがオススメである。筆者の場合は上記のDスタイルだ。

 そのためにまず、何が自分の武器かを把握する。何が得意で、何が平均レベルで、何が不得手か。自力で把握できないのであれば、上手く説明してくれる人に分析・説明してもらう。クリフトンストレングス・テストも有効だ。

 全分野に関して完璧な人はほとんどいないだろうし、逆に全分野が誰よりも劣っているという人もあんまりいないのではないかと思う。座学もコミュ力も苦手な人でも、必ず何か得意なことがあるはず。自分の得意を使って"行動"すれば、自分スタイルの始まりである。そして自分の不得手は、それが得意な人を味方につければいいだけ。

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