本とノートと鉛筆 わたしは今、この仲間と生活をしています。 生息地は図書館です。 生態系はアナログです。 このような環境に身を置き、私が行っていることは勉強です。 …
今年の春も、こちら側にやってくる 誰かの家族で、誰かの親友で、誰かの大切な人 な、私。 自分のその瞬間が来るなんて きっと誰も予測できない 望んでいても、そうでなく…
またひとり、こちら側から居なくなる 誰かの家族で、誰かの親友で、誰かの大切な人 私にとってはどれでもない人 今年の春も、こちら側から居なくなる 私にとっての親友 …
悲しみをはかれずとも 喜びの香りを共にするなら人の生 雨の思いを汲まずとも 雫の温度を知るなら人の生 花の命の短さを知らずとも その彩を心に灯れば人の生
進学を期に離れた街。 卒業と同時に帰ってきた。 転勤で再び離れた。 進学の時は、ただただ新たな生活に胸を躍らせ、振り返ることもなく離れた。 転勤の時は、新たにできた…
一瞬の逆光が山に沈む 稜線をひたすらに進む男 幾度そんな夢を見たのだろう 男の顔は逆光の影 見えない男のその顔に 何故、涙していると思うのか 耐え忍ぶものとは思わ…
遠くばかりを見ていた 遠い声にばかり耳を傾けていた 川は足元で流れ 水の流れる音はそこあるのに
黄色いTシャツを着た少年が目の前を過ぎていく 自転車に乗ってふんわりと この夏の風のように 少年はこの夏をどう過ごしただろう 猛暑が包んだ夏だった あの自転車で ア…
教室の黒板の隅っこにとっても小さなラクガキをした ラクガキと呼べるほど華はない チョークで書いた一本線 誰にも気付かれない わたしの印 みんなが見ている黒板に わた…
先日、父が永眠しました。 宣告から一か月足らず、宣告された期間より遥かに短く父はこの世を去りました。 子供達はそれぞれに家庭を持ち、孫が5人いて、短くはない人生だ…
水面で女が踊る その身をまわし 細い脚を広げて 女は飛ぶ 指先で輪を描く 輪郭が光を伴う 水面で女が踊る 白い腕で空を仰ぐ 同時に女は泉を仰ぐ 華奢な手で空をつかむ…
こんなにドラマチックな夕焼けの下で 僕はなんて平凡な1日を終えるんだ こんなにきれいな満月に照らされて 僕はなんて地味な作業を繰り返すんだ 爽やかな朝にも心は晴れ…
今日私は、おかもっちゃんが運転するトラックの後ろを車で走りました。 おかもっちゃんは私の友達ではありません。知り合いでもありません。 なのになぜ、前のトラックの運…
今日のあなたのスカートが とても美しかったから 私の今日にはスカートしか残らなかった プリーツが規律正しく波を打ち 歩くリズムに花柄が踊る 貴方の後ろを歩きながら …
私は子供のころから数字の性格を何となく以下のように感じている。 1 超独立タイプ。見た目通り1人で生きていける。 2 お嬢様タイプ。自分が中心。悪気は一切ない。 3 主…
空咲(あさ)
2023年12月30日 21:01
本とノートと鉛筆わたしは今、この仲間と生活をしています。生息地は図書館です。生態系はアナログです。このような環境に身を置き、私が行っていることは勉強です。日々、仲間と切磋琢磨し、意見を交わし、時には対立しながら進んでいます。本は私に様々なことを教えてくれます。博学すぎて、私の眼球がその文字を弾き飛ばしてしまうことが問題です。そんな時は、辞書という勇者が助けてくれます。勇者に助
2023年11月7日 22:06
今年の春も、こちら側にやってくる誰かの家族で、誰かの親友で、誰かの大切な人な、私。自分のその瞬間が来るなんてきっと誰も予測できない望んでいても、そうでなくても自分のその瞬間に確かにそれが来るなんて思う人間は一人もいない「毎年この桜、一緒に見ようね」親友と交わした約束を、私は今日果たしに行くきちんと果せているのか分からないけど彼女の隣に私は立つ一度も合うことのない視線
2023年11月7日 22:04
またひとり、こちら側から居なくなる誰かの家族で、誰かの親友で、誰かの大切な人私にとってはどれでもない人今年の春も、こちら側から居なくなる私にとっての親友「毎年この桜、一緒に見ようね」彼女と交わした約束を今年は果すことはなかった少なくとも私側からしたら彼女の姿は隣にない私にとってどれでもない存在のその穴が親友のそれならば今年の桜はいったい私のどこに散るのだろう私が
2023年10月20日 20:02
悲しみをはかれずとも喜びの香りを共にするなら人の生雨の思いを汲まずとも雫の温度を知るなら人の生花の命の短さを知らずともその彩を心に灯れば人の生
2023年10月17日 23:52
進学を期に離れた街。卒業と同時に帰ってきた。転勤で再び離れた。進学の時は、ただただ新たな生活に胸を躍らせ、振り返ることもなく離れた。転勤の時は、新たにできた仲間に見送られ、後ろ髪をひかれながら離れた。転勤先で体調を崩した。休日に見た映画に号泣し、そこから私のメンタルは歯止めが効かずに一気に崩れた。海辺の街の穏やかな風が流れるそんな映画だった。医師の勧めで私は再び街に戻ることにし
2023年10月15日 10:11
一瞬の逆光が山に沈む稜線をひたすらに進む男幾度そんな夢を見たのだろう男の顔は逆光の影見えない男のその顔に何故、涙していると思うのか耐え忍ぶものとは思われず歓喜のものとも感じられずただ、沈みゆく光の美しさに男は涙を流していたもう一度もう一度その道を歩きその景色を捉えその空気を吸うために男はそこにいるのだろう男がもとめたその山もきっと男の足音を待っていた
2023年10月14日 09:34
遠くばかりを見ていた遠い声にばかり耳を傾けていた川は足元で流れ水の流れる音はそこあるのに
2023年9月23日 18:34
黄色いTシャツを着た少年が目の前を過ぎていく自転車に乗ってふんわりとこの夏の風のように少年はこの夏をどう過ごしただろう猛暑が包んだ夏だったあの自転車でアスファルトを滑り草を響かせ誰かのスカーフをなびかせてあの日、私が見上げたあの雲に少年は何を話しただろう雨を呼び雷に遊び少年が自転車を止めた時太陽は容赦なく照っただろう少年は振り向くことなく過ぎていった黄色い
2023年9月22日 15:57
教室の黒板の隅っこにとっても小さなラクガキをしたラクガキと呼べるほど華はないチョークで書いた一本線誰にも気付かれないわたしの印みんなが見ている黒板にわたしのちいさなひみつは居る通り過ぎるときは誰にも気付かれないようにハイタッチする次の日も次の日も確かめて時折、書き足して学校が窮屈だっただから私は教室の黒板の隅っこにとっても小さなラクガキをした #私は私のここが
2023年9月15日 16:31
先日、父が永眠しました。宣告から一か月足らず、宣告された期間より遥かに短く父はこの世を去りました。子供達はそれぞれに家庭を持ち、孫が5人いて、短くはない人生だったと思います。しかし私たち家族にとって父はたった一人、その父を急に亡くしたことは、言いようのない悲しみと喪失感です。私は、20代で反抗期を迎えました。遅く来た反抗期は、溜まっていたと言わんばかりの勢いと壮絶さを持って爆発しました。
2023年8月1日 22:52
水面で女が踊るその身をまわし 細い脚を広げて女は飛ぶ指先で輪を描く輪郭が光を伴う水面で女が踊る白い腕で空を仰ぐ同時に女は泉を仰ぐ華奢な手で空をつかむ掌に空はない女は踊る女は祈る空と泉にその身をゆらし絶えずお踊りはささげられ女はその場を離れない水輪は煌めく願いは永遠に水面で踊ること
2023年7月24日 18:17
こんなにドラマチックな夕焼けの下で僕はなんて平凡な1日を終えるんだこんなにきれいな満月に照らされて僕はなんて地味な作業を繰り返すんだ爽やかな朝にも心は晴れず熱射の太陽にも僕の心は冷めるばかりこんな僕に寄り添う雨のぬるいさがやけにリアルで雨音に消された街の喧騒は僕だけに届かないすべてが静かで心地よい少し臭いぐらいがちょうど良い雨のやさしさに包まれる僕は雨の街が好き
2023年7月12日 11:16
今日私は、おかもっちゃんが運転するトラックの後ろを車で走りました。おかもっちゃんは私の友達ではありません。知り合いでもありません。なのになぜ、前のトラックの運転手がおかもっちゃんだと知っているというと、トラックの後ろのネームプレートに「おかもっちゃん」と、ゴシック体で書かれていたからです。私がおかもっちゃんの後ろに着いてすぐの交差点で、おかもっちゃんのトラックは直進、私は左折してしまったため
2023年7月7日 13:29
「つかもうぜ!ドラゴンボール!」気を抜くと、なぜかこの曲が脳内を支配する本日。もしかしたら、近くにドラゴンボールが眠っているのかもしれない。もしくは、所持した人物が、この街に来ているのかも。
2023年7月5日 16:27
今日のあなたのスカートがとても美しかったから私の今日にはスカートしか残らなかったプリーツが規律正しく波を打ち歩くリズムに花柄が踊る貴方の後ろを歩きながら落ちる花びらの幻想を見た風のようにしなやかなにクライマックスを迎える足首の裾今日のあなたはすてきなスカートだったこの気持ちを伝えたらあなたは怒ってしまうでしょうか
2023年7月3日 20:15
私は子供のころから数字の性格を何となく以下のように感じている。 1超独立タイプ。見た目通り1人で生きていける。2お嬢様タイプ。自分が中心。悪気は一切ない。3主張はあまりしない。内なる意志は高いタイプ。4優等生。クラス長、生徒会長タイプ。5マイペース。我が道を行くタイプ。64を支える副会長タイプ。マイペースな5が苦手。7静寂を好む。3に何かあればすぐに力になる。82