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何度も読み返したい素敵な文章の数々vol.10

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#生き方

エフェクチュエーション:誰もが「起業家」たりうる時代の、道の切り開きかたについて

エフェクチュエーション:誰もが「起業家」たりうる時代の、道の切り開きかたについて

「小中学生の女の子のための「将来」講座―これからの仕事や働き方を考えよう!」というイベントを企画したら、思った以上に反響がありました。多様な働き方をする3人の女性の仕事についての話を聴きながら、一緒に将来を考えようというイベントです。

今の時代の女の子が将来どんな働き方を志していけば良いのか、気にしている親御さんが多いということなのでしょう。

その反響を見た友人が「今ほどロールモデルが必要な時

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「丁寧な暮らし」の“丁寧”の成分はなんなのかを考える

「丁寧な暮らし」の“丁寧”の成分はなんなのかを考える

わたしたちは疲れを自覚した「成長」がテーマだった昭和・平成を駆け抜けて来た日本の多くの人々は、疲れてしまったのだと思う。

戦後、とにかく伸び代しかなかった日本は、復興のため、世の先進国と肩を並べたい一心で経済成長を追い求め、モーレツに駆け抜けるしかなかった。まだまだテクノロジーも発達する夜明け前の時代だったから、そうするしかなかったし、その成長はある意味、今の日本で生きる多くの人々を幸せにしてく

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地域の宝を残す「つくる暮らし」22年務めた役場を辞め、伝承野菜と藁細工を引き継ぐ百姓になった理由<工房ストロー・髙橋伸一>|三浦編集長in山形

地域の宝を残す「つくる暮らし」22年務めた役場を辞め、伝承野菜と藁細工を引き継ぐ百姓になった理由<工房ストロー・髙橋伸一>|三浦編集長in山形

藁細工と聞いて何を思い浮かべるだろうか。

食品を持ち運ぶ機能的なもの、飾りになるもの、わらじ、注連縄など、あらゆる藁でできたものが頭に浮かぶことと思う。

しかし、モノは想起できても、現代の暮らしを送る中でそのモノが百姓の暮らしと結びつくことはなかなかない。

ほんの数十年前までは農家の農閑期の手仕事は冬の間の貴重な稼ぎになり、生きるための営みとしてあらゆる形で発展し、継承されていた。しかし、人

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あきらめない、25歳

あきらめない、25歳

25歳になった。四半世紀。四捨五入すると30歳。お母さんに「25歳になっちゃった」って言ったら「ゆかもそう思うの?27歳くらいがちょうどいいと思うけど」と言われた。

昨年の今頃こんなnoteを書いていた。

「24歳に、宣戦布告」

よくも悪くも、このとき書いたものたちを今はほぼ続けていない。周りの人も変わった。

ただここは変わっていない。

だからといって毎日流れに身を任せて生きるのも好きで

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自分の色を見つける

自分の色を見つける

「君の好きなことはなんですか?」

就職活動やアルバイトの面接で何度も聞かれる質問だ。
ただいつも私はこの質問の答えに窮してしまう。
「え、好きってなんだっけ?」「これは趣味とは違うのか?」...etc
そんなこと考えながら、最後には困った顔で
「えーっと、読書ですかね」
と答える。

ただ近い未来、この手の質問に対して自分なりの答えを持っていることが今以上に大切になる気がする。

もう何度も消費

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与えるもの、与えるもの

いまこの瞬間に没頭できたのなら、なんて幸せなんだろう

最近はそんなことをよく考えている
どこかの本で誰かが
「没頭できるということは、1つの幸せ」
なんて言っていたけど、たしかにそうだなと思う。

今という一瞬一瞬の時間に自分のすべてを捧げられたのであれば、なんて幸せなんだろうって。
何か別のことが脳裏にちらつくことも、
「本当にこれをやっていていいのだろうか」のかと原点に立ち返ることも、
やり

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「あがる」のではなく、「おりる」

「あがる」のではなく、「おりる」

久しぶりの投稿になってしまった。
ここ最近は仕事が忙しくて、考えごとをする時間が全くとれていなかったけど、さすがに自分の調子が悪くなってきた。

約半年の間、自分に向き合っていないと「言葉」が全く出てこない。
こうやって文章という形では言葉が出ているが、表層を掬ったような言葉ばかりで、自分の芯を捉えた言葉が出てこない。

ただそうやって言葉が出てこない自分自身を見つめながら思ったのは、
「ああ僕は

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「愛される」ということは「独りで生きる」ということ

「愛される」ということは「独りで生きる」ということ

「愛される」とは、
「ありのままに生きることを善しとされる」
ということだと僕は思っている。

人は愛されると、愛されたことに感謝し、自由を手に入れる。
中には欲望に溺れてしまう人もいるが、多くの人は共同体のため自らの魂を磨くだろう。それは「らしさ」を磨くといってもよい。

「らしさ」を磨く。
それはもっと言えば、
自分の"好き"、"得意"、"貢献の仕方"を見つけ、動く。
そうした行動のことだろう

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「よくできた」「大丈夫」だと声をかけられないのは無責任なのだろうか

"助け"といっても悩みの吐露から、応援を求める声まで色んなものがある。
実のところ自分はその"助け"の行為に対してかける適切な言葉が見つかっていない。自分の心にしっくりくる言葉が見当たらず、「いいね」とか「すてき」とか、なんとなくな言葉が出てくる。「大丈夫」でも「応援してる」でもしっくりこない。なんだかその"勇気"にかける言葉として失礼な気がする。

いまのところ一番しっくりくる言葉は「ありがとう

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あなたの表現の裏に隠れるもの

「ありのままに生きる」
この生き方は自分にとって色んな気づきを与えてくれた。
自分の中にあった、ある種の生き苦しさというのは拭えた気がする。

だけど、まだ心のどこかで
「自分の価値観や美意識、『らしさ』ってどこにあるんだろう」
と考えており、凝りが残っていた。

「ありのままでいいんだ」と思いながら、
自分が進む目標となるような「端的で明瞭な一言」を待っていたんだ。

だけど、そうやって悶々と考

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個の時代に消費されない「ドア型人材」という生き方

個の時代に消費されない「ドア型人材」という生き方

こんにちは、岡山史興です。

企業や地域のブランディング、事業開発を生業とする(株)am.の代表取締役で、「次の70年に何をのこす?」をテーマにしたメディア『70seeds』編集長を務めています。

このnote『恐竜は死ぬ』では、右肩上がりを前提としない「小さな営みの時代」を生きるための経営や生きかた・働きかたの話をまとめています。

先日、私はTwitterでこんなつぶやきを投稿しました。

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