歩くひと@半隠遁

30年以上サラリーマンをやってます。 我ながら頑張りましたが、競い、評価される日々に疲…

歩くひと@半隠遁

30年以上サラリーマンをやってます。 我ながら頑張りましたが、競い、評価される日々に疲労困憊、ついにレース脱落。セカンドライフを模索中。人生の残り時間を、アウトプットにも使い始め1年経過。試行錯誤を楽しみながらnoteで表現中。

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読書感想文①(55歳の教科書)

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もったいないから(記事を虫干ししてみた④)

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セカンドライフ③(食べるためだけじゃない)

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煩悩→諦め→成仏。

達人の文章を見ていると、 「成仏」というコトバの巧い使い方を目にする。 おもに社会的欲求(承認欲求)が満たされないことで、どうしても諦めのつかないひと向けに使われ…

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半隠遁ノートvol.1(きっかけ)

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空想党宣言⑩(使う阿呆、納める阿呆)

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時間の使い方⑥(修行と思えば)

【修行】永平寺の修行の様子を撮影した番組を見たことがある。 朝早く、カネを鳴らしながら起床を告げる者が走り回る。 私語を交わすことなく、最低限の水で洗顔、食事…

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セカンドライフ考②(樽に住むディオゲネス55歳)

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セカンドライフ考①

いつか、自由に。 早期退職し、のびのびと仕事を、余暇を楽しんでみたい。 課題はふたつ。 おカネ、大丈夫? 休みに一体何するの? 自身の生きる費用に加え、扶養、教育…

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損切り

損切り(ストップロス)とは、例えば、儲かると思って買った株式の値段が大きく下がったり、急落したときに、 「もう少し待てば値が戻るだろう」 と考えて、なかなか売却でき…

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時間の使い方⑤(ずっとやりたかったことがなくても)

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名よりも実をとる?

まず、「実」とはなんだろう。 ○生命維持(衣食住) ○収入源(お金) だろうか。 何をおいても、先立つものは、なんでかんで便利で邪魔にはならない象徴……カネだ。 では、…

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空想党宣言⑨(駅でつぶやくオヤジひとり)

    (このお話は空想です) ホームの片隅で、疲れたオヤジが冷えきったオレンジ色のベンチに座っています。独り空想しているようです。 美しい光景とはとてもいえませ…

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タモリ倶楽部終了後約一年が過ぎ、動画を楽しむ。

まいどおなじみ、流浪の番組、タモリ倶楽部です。 懐かしい台詞ですねえ。 テレビ界は、かつての栄光を失いつつあります。 盛者必衰の理をあらわす。 世の変遷はまこと…

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読書感想文①(55歳の教科書)

読書感想文①(55歳の教科書)

      (書評です)         

           

【本に出会う】ある県庁所在地、郊外の本屋で、この本に出会った。

ちくま文庫を多めに置く本屋なので、少し硬派な書店といえるかもしれない。

アマゾンのAIから薦められることはなかった本だ。立ち読みをして、買うことにした。税込で880円。

ランチ1回分だが、本や美術展など、文化の値段は恐ろしく安い場合があり、立ち読みもしたし、

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もったいないから(記事を虫干ししてみた④)

もったいないから(記事を虫干ししてみた④)

 (もったいないから シリーズです)

noteを始めて約一年半が経ちました。
最初の頃は鼻息荒く、頻繁に記事をUPしていましたが、今は週末に一記事上げられれば御の字というペースに落ち着いてきました。

もう読まれることのない記事が眠りについています。

今日は、もう役目を終えたのかもしれない記事ですが、「もったいない」ことでもあるので記事の 虫干し をすることにしました。

今回も、まだやれる 

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セカンドライフ③(食べるためだけじゃない)

セカンドライフ③(食べるためだけじゃない)

 (セカンドライフ考察シリーズです)

【記事との出会い】

働かざる者食うべからず」と言われ続けて40年。

疲労困憊の半隠遁者に、またAIからの贈り物だ。

【托鉢から作務へ】悩めるニートに贈る、とある。

今の自分は統計上はニートではないはずだが、AIはニート的とみなしたのかもしれない…。万事責任回避の傾向が見透かされている気がする……。

実際、半隠遁者は、全くもって仕方なく働いている。半

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煩悩→諦め→成仏。

達人の文章を見ていると、
「成仏」というコトバの巧い使い方を目にする。

おもに社会的欲求(承認欲求)が満たされないことで、どうしても諦めのつかないひと向けに使われる場合がある。

「役職定年」、「昇給停止」、「昇格なし」などの仕打ちを受けた人向けに。

馘首や減俸じゃないのだから。
承認や栄達を諦めるよう、「成仏しなよ」との助言。

「仕方ないよね」ときっぱり諦めてまた歩みを進める人の境地を、「

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デクノボーになりたい。

デクノボーになりたい。


【定義】

【令和のデクノボー】役に立たない人を軽侮するときに使う言葉。

例えば、いまだに情報機器やソフトを使いこなせず、仕事の効率が極端に悪い人々が一定数いる。

電子マネー、電子決裁(決済)、電子契約、DX推進だの、AI活用だの………適応できず、最後は「役立たず」と格付された「デクノボー」と相成る。

【どっちが幸せか】多くの人々は入試や試験を経てカイシャや組織に就職したり、フリーで働いた

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半隠遁ノートvol.1(きっかけ)



【揺れる心】
半隠遁を気取って、一年が過ぎ。

我慢料である、ボーナスと給料は家計に随分と吸いとられてしまうが、残りカスは自分のものだ。

カスなどと見栄を張っている場合ではない。オトナのお年玉なので単純に嬉しい、御褒美なのだ。

例月よりはやや懐ぬくい年末年始の休みをむかえ、餅だの数の子だの、ちいさめだがカニだの、美味しいものをたらふく食べて、時間を自分と家族のために使うことができた。

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空想党宣言⑩(使う阿呆、納める阿呆)

   (このお話は空想です)

国民の三大義務だといわれる
教育、勤労、納税。

義務を数十年コツコツ果たしてきた一国民だが、今日は少し酔ったみたい……。

ニュースをみていたら、会見で記者を「馬鹿野郎」と罵っていた人がいた。
国家指導者だと思っていたが、やはり実際は選挙区の代表者だったのだ。

テレビ視聴者は、馬鹿なのか?
たしかに一理あるが。

田舎の数万人の岩盤支持者が、都会の働きアリ数百万

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時間の使い方⑥(修行と思えば)

時間の使い方⑥(修行と思えば)


【修行】永平寺の修行の様子を撮影した番組を見たことがある。

朝早く、カネを鳴らしながら起床を告げる者が走り回る。

私語を交わすことなく、最低限の水で洗顔、食事、歯磨き。

床を乾拭き、清掃、読経、座禅、作務。

驚きの連続であるが、この生活を毎日繰り返す。

最大の驚きは、眠るときの作法だ。
一畳の範囲で寝るために、はみ出さないように布団を縛る。

「起きて半畳、寝て一畳」というコトバがある

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セカンドライフ考②(樽に住むディオゲネス55歳)

セカンドライフ考②(樽に住むディオゲネス55歳)


【哀戦士、したたかに】仕事が人生に占める割合は、最大といってもいい。

おそらく、コアな9時間に加え、通勤時間、残業時間を加えると平日14時間位を捧げている。

睡眠6時間としても、残りの自由時間はなんと4時間!

時間と身を捧げた仕事に見合う対価とは、人それぞれの受け止め方がちがうはず。

報酬、成長、経験を積む、貯蓄投資資金、出世、生きがい、やりがい、達成感、義務、責任感、時間つぶし 等々、

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セカンドライフ考①

セカンドライフ考①

いつか、自由に。
早期退職し、のびのびと仕事を、余暇を楽しんでみたい。

課題はふたつ。

おカネ、大丈夫?
休みに一体何するの?

自身の生きる費用に加え、扶養、教育費、税保険料を捻出………ときにはステーキも、寿司も食べたい。
クルマももちたいし、ドライブも。

誘われたら、飲み会、ゴルフにも行きたい。おカネの心配をしたくない………

とはいえ、気が乗らない仕事や、指導者層、経営層·上司の思いつ

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損切り

損切り

損切り(ストップロス)とは、例えば、儲かると思って買った株式の値段が大きく下がったり、急落したときに、
「もう少し待てば値が戻るだろう」
と考えて、なかなか売却できない人間心理を表している言葉だと理解しています。

「将来的に伸びる会社だと思って買ったので少し位の値動きは気にしない」
と動じない人の場合はどうでしょう?

この場合も、「株に惚れるな」と、損切りするのがセオリーみたいですが、実際は損

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時間の使い方⑤(ずっとやりたかったことがなくても)

時間の使い方⑤(ずっとやりたかったことがなくても)

                              

【他人軸の人生】
小学生の頃や思春期の頃に、なりたい職業であったり、憧れたことは確かにあった。
大人になるにつれて、諦めたり我慢した経験が あるだろうか。

悩めるシニアに、今からやってみることを勧める本や記事をよく目にするようになった。

自身の人生を振り返る。
胸を張れる実績もなく、かといって酷い思い出ばかりでもなく、平々凡々だと

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名よりも実をとる?

まず、「実」とはなんだろう。
○生命維持(衣食住)
○収入源(お金)
だろうか。
何をおいても、先立つものは、なんでかんで便利で邪魔にはならない象徴……カネだ。

では、「名」とは何だろう。
マズローの欲求階層説が思い浮かぶ。

生理的欲求、安全欲求が満たされると、ヒトは、承認欲求や、自己実現欲求を満たそうとし始めるらしい。

正しい気がする。

自分のことを振り返ろう。

○組織のお陰で自分と家

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空想党宣言⑨(駅でつぶやくオヤジひとり)

空想党宣言⑨(駅でつぶやくオヤジひとり)

    (このお話は空想です)

ホームの片隅で、疲れたオヤジが冷えきったオレンジ色のベンチに座っています。独り空想しているようです。

美しい光景とはとてもいえませんが、心の中で、彼は自由に飛翔したり、極楽浄土にゆくのを夢想しています。

夢見るオヤジに、罪はなく、只、日中の
闘いで満身創痍の心身の傷を自分で舐めて治しているだけなのです。

心のなかは、良心の自由、神聖ニシテ犯スベカラズ。

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10行雑記(樽に住む人)

隠遁、遁世、というと、もう完全に世間との縁を切り、世捨て人になってしまった様子……

隠棲、隠居、山籠りなら、気の会う仲間たちとの、悠々自適な田舎ライフの様相を呈します……

では、この紀元前のギリシャ哲人の生き方はどうでしょう?

○最小限の持ち物しかなく、樽に住む
○犬と蔑まれつつ、人々に人気あり
○アレクサンダー大王が羨望

温暖なギリシャの気候がなせる技なのかもしれないが、おそらく食べ物に

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タモリ倶楽部終了後約一年が過ぎ、動画を楽しむ。

まいどおなじみ、流浪の番組、タモリ倶楽部です。

懐かしい台詞ですねえ。

テレビ界は、かつての栄光を失いつつあります。

盛者必衰の理をあらわす。
世の変遷はまことに無常であります。

YouTubeで、山田五郎さんとみうらじゅんさんの教養娯楽番組を勧められました。(仏像鑑賞のトーク番組です)

別に、ご両人はタモリさんの弟子でも後継者でもなんでもないのですが、やはりタモリ倶楽部の空気を感じる、

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