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「ディーセントワーク」、「ケイパビリティ」についてディスカッション(2024/4/24)
高橋美恵子『ワーク・ファミリー・バランス』p1~21より
今回は「ディーセントワーク」、「ケイパビリティ」について報告、議論を行いました。
ディーセントワークまずは本文において用いられた際のディーセント・ワークの定義を振り返ってみよう。
ILOで述べられた際の定義としては、「全ての人の権利が保障され、十分な収入を生みだし、適切な社会的保護が与えられる生産的な仕事」。
いわば「働きがいのある人間ら
「日本の労働組合の取り組み・ストライキの原因、要求内容」についてディスカッション(2024/1/10)
濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何かー正社員体制の矛盾と転機』p.262〜292より
今回は、日本の労働組合の取り組み・ストライキの原因、要求内容について調べました。
Aさん:
日本のストライキ【大橋】
・日本の労働争議(ストライキ含む)の発生件数は年300件前後
・ストライキの参加人数は少ない
2021年:日本→1000人 アメリカ→8.1万人 カナダ→29万人 韓国→5.1万人
・日本の
「職場のメンタルヘルス・ケア」についてディスカッション(2023/12/20)
濱口桂一郎『ジョブ型雇用とは何かー正社員体制の矛盾と転機』p.230〜260より
今回は、職場のメンタルヘルス・ケアについて調べました。大企業や中小企業など、あらゆる現場におけるメンタルヘルス・ケアの難しさが見えてきました。
Aさん:
ストレスチェック制度
「労働安全衛生法」により、50人以上の労働者(非正規雇用労働者も含む)がいる事業所で年に一回実施することが義務化(50人以下は努力義務)
「女性総合職の働き方」についてディスカッション(2023/12/13)
濱口桂一郎『ジョブ型雇用とは何かー正社員体制の矛盾と転機』p.201ー227より
今回は、女性総合職の働き方について調べました。
男性とは違った、キャリア形成における難しさが見えてきました。
Aさん:
■女性総合職の離職率は高い
10年間で58.1%、20年間で85.5%が離職
一般職への転換:転換制度のある企業で過去3年に利用者あり約44%
■政策の矛盾
雇用の「量」→改善傾向:女性就業者数
「働き方改革後の過労問題」についてディスカッション(2023/12/6)
濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何かー正社員体制の矛盾と転機』p.169〜200より
今回は、働き方改革後の過労問題(働きすぎの問題)について調べました。
改革は進んでいる一方、そこには負の側面があることが見えてきました。
Aさん:
⚪︎年間総労働時間の推移 *10.11
男性:1669時間(2019) → 1633時間(2022)
女性:1542時間(2019) → 1512時間(2022)
「追い出し部屋」「働かないおじさん」についてディスカッション(2023/11/22)
濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何か-正社員体制の矛盾と転機』p.96〜137より
今回は、メンバーシップ型雇用社会に特有の、いわゆる「追い出し部屋」「働かないおじさん」について調べました。
特に「働かないおじさん」問題については、メンバーシップ型雇用社会だからこその、構造的な理由が見えてきました。
追い出し部屋
Aさん:
◯追い出し部屋とは
企業から戦力外とされた,いわゆるリストラ対象者・社
2024年度ゼミ試験情報
高橋聡ゼミは第7期生を募集します。2024年度研究テーマ「日本型企業社会とこれからの働き方/休み方」に関心のある方は、専門演習要項をよく読み、Oh!-meiji公開のガイダンス動画を必ず視聴した上で応募してください。
演習要項は↓のURLから読めます。
https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:748ffb99-d228-40b2-b279-1223
齋藤純一『不平等を考えるー政治理論入門』筑摩書店(ちくま新書)
推しコメ(高橋聡)
本書を通じて読者は、J.ロールズを中心とする現代の政治理論家たちの最先端の議論のエッセンスを通覧できる。評者が本書から学んだことは多々あるものの、ここでは二点だけあげておく。
第一は、本書のタイトルが示す「平等」(*)という価値(観)を政治理論の中心に置く意味である。著者によると、社会制度の存在理由は市民間の「平等」な関係の確立・維持にある。
*著者によると、「平等」は同