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LIGHTHOUSEが沁みた話
エンタの神様で見た春日は、死んだ父にそっくりだった。
オードリーを初めて見た時、愕然とした。
もちろん全くの別人なのだが、クソガキだった私は、父が死んだふりをして芸人になったのかと本気で混乱したものだった。
あれから20年弱。
LIGHTHOUSEは、個人的事情によりどうしても見なければいけないコンテンツだった。
春日の相方・若林のちょっとひねくれたところとユーモアがずっと好きだった。ラジオ
『君たちはどう生きるか』が眞人に与えた生きるヒント
ジブリ映画『君たちはどう生きるか』を見て、吉野源三郎の書籍『君たちはどう生きるか』を読んだ。私の足りない頭で、考えて考えて考えぬいた奥ゆかしい搾りかすのような感想を、記念にここに残しておきたい。
ネタバレを含む内容なので、まだご覧になっていない方はご注意頂きたい。あと、恐ろしく長くなってしまった…
『君たちはどう生きるか』と『君たちはどう生きるか』
映画の中で書籍『君たちはどう生きるか』は、
想像力と共感と表現について
平和に必要なのは想像力と共感だと、思いついたのはちょうど20歳くらいのことだったか。
たとえ見えない距離にいたとしても、誰かの痛みを想像し、共感することさえできれば、簡単に他人を踏み躙ったりはできないだろうから。
…と言いながらも、私はいつも突然キャパの大洪水が起こって、挙げ句の果てに気の許せる誰かに当たってしまう(土下座したい人が何人かいる)。
でも、心の底からそう思うのである。想像力と共
激しく黄色いあのポスターの話
この世で一番、黄色が好きだ。
ひまわり、レモン、とうもろこし、卵の黄身…
無条件に明るく、底抜けに潑剌と、心底嬉々としている感じがいい。
YELLOW!! というのもなんかいい。
なんともご機嫌な色である。
私は映画『リトルミスサンシャイン』の激しく黄色いポスターを仕事用メールのアイコンにしている。
理由は二つ。一つはただただ激しく黄色いから。
そしてもう一つは、人間の愛おしさを否応なく突き
『理不尽な進化』を読んだライ麦畑のキャッチャー
この春、『理不尽な進化』という本を読んだ。
絶滅という観点から生物の歴史を眺め、俗説が人びとを魅了する構造を理解するように纏められた本。
目から鱗すぎた。ほんとうにオススメ。
これまで99.9%もの地球上の生き物が絶滅したが、その原因は遺伝的劣性のせいではなく、単に間違った時期に間違った場所に存在してしまったという『不運』のせいだという。
運の悪さで一族滅亡、なんと哀れな…
自然淘汰は、