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わたしのnote、ことはじめ。
拝啓、いくらか後のわたしへ。
いま私は部屋の一番日当たりのいいところ、南向きの窓際の机に座ってこの文章を書いています。
今日は風も少なくて日が照っているから、じりじりと部屋の片隅が焦がされている感じがします。一言でいえば、暑いのです。
でも夏の記憶とは違うのが、もう蝉の鳴き声は聞こえないこと。
耳を澄ませば、遠くに響く小鳥のさえずりと、たまに家の前を横切る小さい子のぱたぱた、という足音だけ(子
どうしたって自分を愛せないときには、ちいさな「愛するふり」を積み重ねることにした。
自分のために少し掃除をする、ご飯を作る、早く寝る準備をする。
そんな当たり前のことでも、自分のために「してあげる」うちに、いつか、「私はケアに値する人間なのだ」と思えるようになるのではないか。
【イラスト】【エッセイ】あの夜描いた星空を追いかけて
「子どもは最高の芸術家である」といいます。
彼らは感動を生み出す天才であり、その豊かで自由な想像力に優るものはないのだと。
実際、今よりも幼かった頃の方が、自由に線を描き言葉を紡いでいたような気がする。そんな思いを抱かれる方も少なくないのではないでしょうか。
私自身もその一人です。
「何が上手いのか、何が下手なのか」ということはあまり考えすぎずに、ただ「面白い!これを作りたい!」と感じたものを
【イラスト】金木犀の眠る墓【短編小説の挿絵】
イラストを描きました。
以前に書いた超短編小説『金木犀の眠る墓』の挿絵です。
「誰かの叶わなかった想いが、天に昇りますように」という想いを込めて描きました。
つらいことや苦しいことの多い世の中です。
時には、前を向いて幸せを求めることすら苦しいと思ってしまう瞬間があります。
いつになったらこの暗闇が明けるのかと、絶望を感じてしまうこともあります。
「頑張り続ければ光が見える」とは言いません。
【SS】金木犀の眠る墓【短編小説】
金木犀、私はお前が嫌いだ。
お前は秋になると必ず現れるから。新しい季節を告げる甘ったるい匂いとともに、あの日々の記憶を連れてくるから。
だから私はお前が嫌いだ。
私は今でも、お前の匂いが嗅げない。
*
思春期なんてなければよかったのに。
自分の高校時代を思い出すたび、私はそう思わざるを得ない。大人のふりをし始めるくせに心はまだまだ無防備な時代。
人間の成長段階にあんな時期があるから、私はあの
「これをやらなきゃ人生終わる」「だから、自分はどうなってもいいから、無理してでもやっちゃおう」の衝動(心配性?)はやめましょう。それやり続けるといつか息が出来なくなります。自分への教訓。
私じゃない「誰か」になりたくて (つれづれなる創作日記#4 )
はじめにこの記事は、小説『鏡の中のレクイエム』の「あとがき」「備忘録」のようなものです。
記事・小説の両編とも独立したものとなっているので、どちらから読んでもお楽しみいただけます。
本題「可愛いね」が欲しかった青春
中高生時代、あまり「可愛い」ともてはやされる方ではありませんでした。
どちらかというと、面白いキャラ…とでもいうのでしょうか(笑)。ジョークを言ったりボケたりして、場を盛り上げるタ