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遠回りの人生

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感情と思考の陳列棚。
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#医学生

真面目という呪縛。

真面目という呪縛。

こう日記に書いた。

自分の真面目さが足枷になっていると自覚しているけれど、何故かいつも抗えない。

✳︎

地方国立大学の医学生である僕は、大学での病院実習の真っ只中である。

各診療科を1〜3週間でローテーションするのだが、メジャーな診療科から大学病院ならではのマイナーな診療科まで、そのグラデーションは多彩だ。

基本的にメジャー科の実習はハードで、マイナー科の実習は緩い。

僕は現在マイナー

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コンプレックスの告白、地方の濁った閉塞感【読書記録】#10

コンプレックスの告白、地方の濁った閉塞感【読書記録】#10

僕は地元から出たことがありません。

ですので、現在通っている医学部も地元の大学です。

医学部には一浪を経て入学しました。

この事実をnoteで発信することに大きな抵抗がありました。

なぜなら、「世界が狭い地元至上主義者」とか「典型的な地元のエリートコース」などといったレッテルを貼られることが嫌だからです。

僕のnoteを読んでくださっている方なら分かるかもしれませんが、僕は自分の生い立ち

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早々にクラウドワークスを諦めた。

早々にクラウドワークスを諦めた。

つい1週間ほど前、前から気になっていたクラウドワークスに登録して使い始めた。

クラウドワークスを始めた訳は、バイトのサブツールとして月1,2万ほど稼ごうと思ったからだ。

✳︎

僕は現在カフェでアルバイトをしており、結構な頻度て時間でシフトに入っている。

今は、授業と試験があるだけの生活だからガッツリ働けている。試験も要領よく勉強すれば、普通に試験前でもシフトに入ることができる。

しかし、

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夢の皮を被った憧れを追いかけて。

夢の皮を被った憧れを追いかけて。

最近、高校生頃から自分が抱いていた夢について、ようやく正しく解釈することができた。

僕が思い描いていた夢。
それは、都市部に住んで活躍・成功すること。

このことに気づくまでは、自分の夢は医師になることだと考えていたし、そう言い聞かせてきた。

だが、実際は違った。

✳︎

決して、医師になることが夢でなかったとは思わない。医師にはなりたいし、仕事で活躍もしたい。

実際に今、医学部に在学でき

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ふと気づいた価値観の変化

ふと気づいた価値観の変化

僕は医学生であり、ここ最近は試験勉強に追われている。

そんな中で時々、「医師にならなくてもいいかな」と思う。理由は色々あって、簡単には書き記すことができない。

そして今日、ふと思い浮かんだことがあった。

それは、自分の中で"かっこいい"の基準が変化したということ。

中学高校浪人時代の僕にとって、医師は専門性を有する職の代表的存在だった。当時はそれがかっこよく感じていた。だから医学部に入った

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次は何を学ぼうか。

次は何を学ぼうか。

先日、Ruby技術者認定試験のSilverに無事合格しました!

点数は期待値よりも低めでしたが、終了ボタンを押して点数開示された瞬間、安堵感に満たされました笑

僕が何故プログラミングに興味を持ち、Ruby技術者認定試験を受験するに至ったかは、こちらの記事で紹介しております。

✳︎

今回の合格で取り敢えず1つの目標を達成したので、さて今後どうするか、、、🤔

Rubyを究めようとかまた新た

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常に何かを学んでいたい。

常に何かを学んでいたい。

大学の夏休みも終盤に差し掛かっている今日この頃、久しぶりの投稿です。

行きたいところに行って、会いたい人に会って、バイトに励みながらやりたい事をやっているうちに、noteの更新が疎かになっておりました。反省、、。

せっかくの夏休みなのだから遊んでゆるゆる過ごせば良いと思うのですが、僕はどうもそれが出来ない性分なのです。

僕は暇な時間があれば、新たな知識・スキルの習得などに8割くらいの労力を費

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エンタメに対する心理的距離

エンタメに対する心理的距離

先日あるnote記事を読み、とても共感する一節を目にしました。

どの雑誌やドラマ、天気のコーナーを見ても映るのはほとんどが都市(特に東京23区)の姿ばかりだ。メディア上では大都会の画だけが一人歩きし、あたかもそれが日本全国の均質な姿だと思いこまされている。特に都市部でしか生きていない人はそう信じ込む。

実際に私も都市部に住んでいるので徒歩圏内に最寄駅とスーパーが2店とコンビニが3店ある。居酒屋

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日本の異常なパンダ愛からの学び

日本の異常なパンダ愛からの学び

何日か前、上野動物園のなんとかっていうパンダが双子の赤ちゃんを出産しましたね。

これを良し悪しで分けるならば、恐らく良い出来事なのでしょう。

ですが、これが「おめでたいこと」とか「良いニュース」としてメディアで取り上げられることに対して、僕は疑問を抱いています。

✳︎

日本でパンダがやたらとチヤホヤされているのは何故か。

恐らく、①可愛いから、②珍しいから、といったところでしょう。

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捻くれ者の誕生。

捻くれ者の誕生。

定期的に都市部に行きたくなる。地方住みの人なら分かる感覚なんじゃないだろうか。

もっとも東京・大阪の大都市もいいけれど、僕はそれよりもひと回り規模が抑えられた都市部が好きです。(わかりやすく言うと、東京・大阪以外で地下鉄があるところ。)

ひと通りの文化が充実していながらもごみごみし過ぎていない感じが好きなんです。それらの街は、落ち着いた日常生活を送りつつ、少し足を伸ばせばあらゆる豊かさが手に入

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コロナ世代の若者たちが創る未来を想像してみよう。

コロナ世代の若者たちが創る未来を想像してみよう。

新型コロナウイルスが日本で猛威を奮って1年以上。コロナ禍による生活への影響を挙げるとキリがありませんが、今回は僕と同世代の20歳前後の若者(大学生)に焦点をあててみようと思います。

✳︎

まず、コロナ禍による僕の大学生活の変化をザックリとまとめます。

《Before》1年生(19-20歳)←浪人したので💦
・授業は全て対面形式。
・部活は週3でガッツリ活動し、交流戦や大会が結構な頻度で開催

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感受性豊かな時期の訪れについて。

感受性豊かな時期の訪れについて。

ドリップコーヒー片手に小児科の試験勉強をしていたときのこと。『思春期に子供は感受性が特に豊かになり…』のような文言があったりなかったりした気がして、ふと思いました。

「感受性が豊かな時期っていつだろうか??」
「思春期がそうかといえば違う気がするぞ…」

そこで今回は、『感受性豊かな時期とは』というテーマで書き綴ろうと思います。

✳︎

先に僕の行き着いた結論を書きます。

①感受性が豊かにな

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地方で車を所有することについて。

地方で車を所有することについて。

僕は生まれてこのかた電車通学などをしたことがなく、日常生活において電車と縁のない暮らしをしています。大学生である今はほぼ全ての移動が車です。無い物ねだりと分かりつつも、やはり電車のある生活が羨ましいです。その原因は言わずもがな、「都市部=電車生活、地方=車生活」の図式があるからです。

そこで今回は車を所有すること(=地方で車中心の生活を送ること)について、僕の考えや普段感じていることを書き並べよ

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田舎で育つということについて。

田舎で育つということについて。

『泣くな研修医』にこのような一節があります。

いかにも田舎の、センスとか洗練とかいう言葉がおよそ似つかわしくない停滞した建物に、鹿児島弁丸出しの売り子たち。

この空港こそが、自分の出身は田舎であり、中央とはかけ離れた場所にあるのだというメッセージになっている。

これは、鹿児島にあるさつま揚げ屋の実家に主人公が帰る場面の描写です。僕も田舎の出身であるため、非常に共感しました。これを機に、田舎に

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