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植物は地上部と同じくらい根が張る
何年か前に、
「植物は地上と同じくらい根が張っているんだよ。」
と私の農業の師匠が教えてくれた。
大抵の植物は地上部の目に見えている大きさの分だけ根っこが張っているらしい、想像すると面白い。
大木は地下でも悠々と根を張っている。
どんなに小さな雑草でも体の大きさだけ根を伸ばし水を吸っている。
美しいな、と思った。
高校2年生の時に「幸せを運ぶ樹」でお馴染み、ガジュマルくんが教室にやってきた。
やる気が出る丁度いい褒め方
個性が前提の話ですが、ちょうどいい具合に褒めてもらえるとやる気がメラメラ湧いてくるタイプの人間です。
そんなまやかしで調子に乗れるだなんておめでたいなあと思うけれどこれだけで絶好調になれるのならお安いものだと思うのです。
ただ、褒められすぎるとまるで調子が出なくなる。本望ではない。
自分の努力に紐づいた名誉に対しては「ホウ」と内心でニヤつきながら頷けるけど、
手放しに存在を評価されると、将来に
25歳、反抗期うっすら到来
反抗期が生まれて今までこなかったことを密かに誇りに思っている自分がいた。
親を大きく傷つけていないことは喜ばしいことなのだと思っていた。
ただ反抗期の到来が遅れただけとはつゆ知らず。
今日、親戚から一通のメールが届いた。
「おばあちゃんが犬の散歩をしていて骨折しました。今入院中です。」
サアッと体から血の気が引いたのを感じた。
おばあちゃんは最近目に見えて衰えを感じていたし、記憶力も低下してい
一人ぼっちのかくれんぼ
知人の家に遊びに行き、楽しく遊んだ。
それから数日後、知人が大切にしていたマグカップが割れたことを知人本人からではなく、その友達越しに聞いた。
知人は相当に落ち込んでいるらしい。
私は焦った。多分割ったのは自分だろう。あの時は気が付かなかったけど確かにマグカップは使わせてもらったし運ぶときに一度壁にコツンとぶつけた。
あの時ヒビが入ったに違いない。
どうしよう、なんて謝ってもあの人の大切なマグカッ
夢から醒めてしまった話
「権威とは人間関係が作り上げた幻想だ」
と、最近読んだ小説に書いてあった。
その地位を認識した上で自然と人は傾聴するか否か判断している気がする。
夢を見ていることが悪いことではないし、そうやって人間界の規律は保たれてきたようなものだとも思っている。
しかしながら、社会に出て多くの人と出会い「〇〇さんもいつもおっしゃっているように私もそうしていくことを改めて徹底してまいります。」的な言葉をよく耳に