- 運営しているクリエイター
記事一覧
【君は君で、私は私。それがいい】『たのしいムーミン一家』トーベ・ヤンソン/著(講談社)
みんなちがって、みんないい。
個を大切にするムーミンらしさがぎゅっと詰まった、ムーミン初心者にもうってつけの一冊。
おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度 ★★★★★
読みやすさ ★★★★☆
小学4〜 どの世代も
ただ、大人にはくどいと感じる表現もあるので、大人の目線で読みやすさは★4
春。スナフキンが帰ってくると、ムーミンたちは冒険に出かけ、そこでムーミンパパのシルクハットにそっくりな帽子を
【伝われば、どんな形でも愛なのだ】『そしてバトンは渡された』瀬尾まいこ/著(文藝春秋)
数奇な人生の中で、家族の愛につつまれる女の子の話。
心が辛い時にこそ、手に取りたい。
おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★★
読みやすさ:★★★★★
読むなら中学生から。
主人公は基本高校生。
子ども目線でも、親目線でも読める、優しい作品。(易しくもある)
主人公・優子には3人の父親と2人の母親がいて、現在は3人目の父と2人で暮らしている。
それを苦に思った事はないが、周りから同情
【楽しい気持ちになる小説】『有頂天家族 二代目の帰朝』森見登美彦/著(幻冬舎)
子供というのは、訳もなく泣くものさ。
全力の大喧嘩に巻き込まれる!
化け狸たちのファンタジー 第二巻。
おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★☆
読みやすさ:★★★★☆
・読みやすいのは大学生から
・1巻は必読
・読者対象は問わず誰でも
1巻の解説はこちら
破天荒な化け狸・矢三郎が、山でツチノコ探しをしているところに、西洋の調度品が落ちてくる。
なんとそれは、我らが堕落師匠・赤玉先
【人生の岐路に立つ人へ】『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』町田そのこ(新潮社)
進む・立ち止まる・戻る。
そのすべては、それぞれの、正しい選択だ。
人生の岐路で迷う人の背中を、そっと押してくれる小説。
おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★☆☆
読みやすさ:★★★☆☆
・高校生以上
・全体的に20代後半〜40代の女性向け
人生に悩む人の心の繊細さ、どちらに進めば良いか迷うその機微に、優しく丁寧に向き合っている。
明るく読める話ではないが、進退を迷う人の心には寄り添
【小説紹介】君は君らしく生きていいーー『カラフル』
これは私が中学生の時に読み、私の人生を大きく変えた本です。
『カラフル』森絵都/著(理論社・講談社・文春文庫)
オススメ度・読者対象
対象年齢:中学生(~高校生)
オススメ度 ★★★★★
読みやすさ ★★★★★
・”仲間外れ”になりたくないと思ったことのある人
・「みんなと歩幅を合わせる」ことに違和感を覚えている人
・なんとなく息苦しいなと思っている人
私の中学時代より、今を生きる中学生・
【推理小説の原点に帰る】『緋色の研究【新訳版】』 アーサー・コナン・ドイル(創元推理文庫)
シャーロック・ホームズシリーズ第1作目に手を出しました。
ミステリー好きには絶対履修してほしいシリーズについて解説する。
シャーロック・ホームズといえば世界中の誰しもが知る探偵だが、そんな彼が、助手であり医者のワトソンと出会ったいきさつをご存じの方はどれだけいるだろうか。
おすすめ度・読書対象おすすめ度:★★★☆☆
読みやすさ:★★★☆☆
幼くは、読める子であれば小学5年生~でも可
年齢問わず
【元気をくれる小説】『有頂天家族』森見登美彦/著(幻冬舎)
世間にうんざりしたら読みたい本。
楽しいことをしたらいい。
何なら、何だって楽しくなる。
何でも気楽に考えられる小説。
おもしろきことは良きことなり!
おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★★
読みやすさ:★★★★★
・メインは大学生以上〜
・読み手は選ばず 中学生〜読める
我らがよく知る京都は、なんと、狸と天狗と人間の三つ巴で回っている。
そのうちの狸は、天狗に教えを乞い、人間に化