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日記 20211206
コロナ禍で消滅してしまったかのように思えた物欲が、ここ最近は今までの分を取り戻すかのような勢いで噴出している。寝てもさめても、欲しい化粧品と欲しい洋服のことばかり考えてしまう。しかし相も変わらず国に借金をしている貧乏学生の身分なので、できることと言ったらメルカリを延々と徘徊することくらい。どんどん増えていくお気に入りの一覧を眺めながら、私は何でこんなくだらないことのために何時間も費やしているのだと
もっとみる男性性とケアに関するあれこれ
相互扶助と男性性
メンタルヘルスケアと男性性
介護と男性性
『Run for your Wife』感想、ジェンダー表現など
関西ジャニーズJr.の今江大地くん主演の舞台『Run for your wife』の名古屋公演を観劇した。緊急事態宣言の発令を受けて大阪公演の中止がアナウンスされたばかりであり、期せずして前楽の公演となった。
本作はレイ・クーニー作のコメディ劇。1983年イギリスでの初演以来、全世界で繰り返し上演されているシチュエーションコメディの名作だ。
ごくごく普通のタクシードライバーであるジョン・スミス
ナショナリズムに関するあれこれ
オリンピックとナショナリズム「国際スポーツイベントでは、ネイションの境界線を暫定的に「確定」し、「どこからどこまでが自ネイションなのか」を視覚的に提示することが競争の前提になっている。その結果、それを観戦する者たちは、自分がどのネイションに所属し、誰が「我々」であり、誰が「他者」であるかを視覚的に認識する。このようにスポーツは、人々の想像上の構築物にすぎないネイションに対して、疑似的な「実体」を与
もっとみる公共性に関するあれこれ
・CSR(Corporate Social Responsibility)事業活動を行なうだけでなく、人権やコンプライアンスの遵守、環境問題への配慮、地域社会との共存・貢献といった企業が果たすべき社会的責任を指すビジネス用語。
上場企業や株式会社はビジネスの規模が大きくなるにつれ社会的な影響も拡大する。そのため、会社の利潤を追求するだけでなく、社会的責任への説明責任が求められるようになる。その一
K-POPとアメリカにおける「男らしさ」
【以下要約】
アルバムがビルボードランキング1位になったBTSをはじめ、BLACKPINK, Monsta X, SuperM, NCT 127など、欧米でここ3年大ブームを巻き起こしているKpopアイドルグループ。アメリカ国内でも多くのファンダムが結成され、セールス的にも最新アルバムは国内1,2位の売り上げを記録しているのにもかかわらず、アメリカの音楽業界からは軽視され、権威のある賞レースから
ラインの未読通知が99+から動かない
年々見知らぬ人とのコミュニケーションが苦痛でなくなっていく。かつて他人とうまく話すことができないウブな田舎者だった私を街中で何度も面食らわしたパワフルおばちゃん、その一員になる資格を手に入れつつあるのだろう。創作カレー屋の店主とぺちゃくちゃおしゃべりをしていたらオマケで乾燥イチゴをくれた。ありがたいね。それにしても反動かしら、顔見知りとの関係性の構築のほうは年々億劫になっていっている。誰かと関係を
もっとみる表現の不自由展・その後・その後
現代アート鑑賞が好き。遊園地と同じくらい、むしろそれ以上に。新しいおもちゃを差し出されたこどものようにわくわくする。作品、芸術家とのショッキングな出会いと、それを通して得る社会への新たな視点。目の前に差し出された作品、現代社会に関する答えの出ない問について、思っても見なかった反応を示す自分や、自分の中にある新しい価値観を発見する。自分の側面への新たな気づき。これってこういうことだよね、だけどそうい
もっとみるやっぱりゴッホじゃ嫌
生きづらい、みたいな陳腐な言葉で表せてしまう人生だ。平凡さを詰まらないと思う平凡さに苦しんでいる。社会性なんてなくってもいいからとにかく突出した天才になりたいと思ってきた。結局大した才能もないのに社会性だって身についていないひねくれた凡人が出来上がってしまった。暗闇で蛍を捕まえようとむやみやたらに手を振り回すような非効率で無様な人生だ。夢に向かって泥臭く努力するハチクロみたいな青春に憧れるのに、頭
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