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人生が終わるまで泣きながら走り続ける覚悟はありますか?

私はDV夫から逃げて数年が経ちました。

でもまだまだ生活は大変で、逃げた後もいろんな事がたくさんありました。
今もその状況は続いていて、これからもずっと続くのでしょう。
良いこと、悪い事の繰り返しです。

それは私がDVに遭ったから特別のなのではなく、普通の人でも良い事悪い事の繰り返しだと思います。
ただ特に子供のいるDV被害者は一生DV夫に付き纏われるため、いつも夫のことを念頭に入れて決めていく必要があります。
そして見つからないように注意深く物事を進める必要があります。

私の知人や友人にも何人かDV被害者のシングルマザーがいますが、皆とても苦労しています。
自分の生活だけでも大変なのに、子供と、そして殴られ自分を虐待してきた夫に怯えなければいけないので。
それは、そんな夫でも子供の父親だからです。
アメリカはなかなか親権100%などもらえません。
そのため、夫には裁判で決められた日数は子供と過ごす権利があるのです。
そしてその与えられた子供と過ごしている日によく事件は起きます。
DV夫は元々狂っています。
彼らは妻を失った時点で、もう何も失うものはありません。
だから子供を盾に妻を誘き出そうとするのです。
そして子供が犠牲になるという事件はしょっちゅう起きています。

そんな命の危険を常に頭の片隅に置きながら、、片隅に置けるような問題ではありませんが、そんなことばかり考えていたら生活ができません。
母親が生活できないなら、親権は夫にいってしまいます。

アメリカでシングルマザーとして子供を一人で育てるのは並大抵ではありません。
何度もう全部放り出して消えてしまいたいと思ったことか、、明日すら不安なのに3年後、5年後など考えることなどできません。
それでも子供は大きくなり、子供には確実に3年後5年後はやってくるのです。
私にもやってきますが、今は自分よりも子供のことだけで精一杯です。

DV被害者といってもいろんな人がいて、ケースも様々だし全く頑張らないでDVシェルターを出所後ホームレスになった人や、ホームレスシェルターを渡り歩いている人などもいるので、全員が全員私のように必死になって走っているわけではありません。
やる気を失くし、頑張ることを辞める人の気持ちはとてもわかります。
辛いのです、苦しいのです、もう一人で背負いきれないと叫び出したい日も未だにあります。

そして鬱やパニック障害、不安障害とも付き合っていかなければいけません。
こればかりは自分でコントロールしようと思ってもできないのです。
自分でも何が引き金で発作が起こるのかまだわからないため、危険な目に遭ったことが何度もあります。
そして発作を起こしてしまうと、その起こった状況にトラウマができてしまい、その状況を避けようと色々と無理をしたり生活に影響が出たりします。
そのためできるだけ発作を避けながら生活しなければいけません。
命に関わることもあるので、カウンセリングや薬などを使いながら少しずつ克服しながら進みますが、薬の副作用で仕事に集中できないなどの問題も起こります。

それでも生きててかなければいけないし、生きるならちゃんと生きたい、生きるなら子供にもたくさん良い経験をさせてあげたい。
そして一番願うことは私のような目にあってほしくないけど、あってしまった時はすぐに逃げられるように経済的、精神的に自立していてほしい。
そのためには私が子供のお手本になれるような姿を見せ続けていかなければいけません。

子供がいればなおさらお金が必要です。
まず子供の親権を勝ち取るためにお金が必要。
子供と安全な地域に住むためにお金が必要。
育てるために、教育を与えるために、経験をさせるために、健康であるためにはいくら綺麗事を言っても一番必要なのはお金です。

諦めない姿勢を子供に見せ続けていきたいですが、一生こうやって頑張り続けなければいけないのかと思うと現実は相当辛いです。

ですが、辛い辛い、怖い、などとネガティブなことばかり言っていても何も変わらないのは経験済みなので、言いつつも前進する行動は続けていくよう努力しています。

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