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中学生の娘、小学生の息子の二児のママです。息子が不登校になったのを機に、専業主婦になり…

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中学生の娘、小学生の息子の二児のママです。息子が不登校になったのを機に、専業主婦になりました。 6年間、不登校の中高生を支援する学校で相談員として勤務。公認心理師。いつか、この経験を生かして仕事復帰ができたら…と思いながら、こちらでは当事者、母親としての気持ちを吐き出しています。

記事一覧

読書記録。くもをさがす

西加奈子『くもをさがす』を読んだ。 以前から気になってはいたけれど、同年代の人のノンフィクションのがんの闘病記だと思うと、やはり怖くて読めずにいた。 それが、目…

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23時間前
18

席替えがあった日、帰ってきて宿題を終わらせると、珍しく筆箱の中の鉛筆を削っていた息子。そして、SPY×FAMILYの消しゴムをセット。どうやら隣の席になった女の子がSPY×FAMILYが好きなよう。息子なりのコミュニケーションの取り方。それより、鉛筆を削ったのって春休み以来では…

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1日前
2

新一年生を見て、息子の苦しみが分かった気がした。

息子と一緒に分団登校をすると、下駄箱にたくさんの一年生がいる。 月曜日は大混雑。ランドセルや手提げ鞄から上靴を出さなくてはならないため、そのまま座り込んでしまっ…

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2日前
16

卒業アルバムを見て、ようやく吹っ切れたいろんなモヤモヤ。

実母が倒れたのを機に、実家の片付けが進み始めた。 自分が使っていた部屋にずっと残してある卒業アルバムが気になっていた。母が捨てないのなら、それは母の思い出。だっ…

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3日前
11

読書記録。澤円『「やめる」という選択』https://amzn.to/4b67CJL
20代の自分に伝えたいこととして「いろいろな生き方をしていい。親や学校からはいろいろいわれるかもしれないけれど、自分のありたいように生きていいんだよ」とあった。この言葉で救われる子どもたちは多い。

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3日前
8

不登校ってやっぱり認められないんだ。学びの多様化ってなんなんだろう?

旦那さんがモヤっていた。 私立の学校で働いている旦那さんは、上司が外回り先で「不登校の数を減らしていこう!」と言ったことに対して疑問を抱いたそう。 上司が言うには…

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9日前
20

家庭訪問。三年前、同じ言葉をかけてもらったことを思い出す。だからきっと、息子も大丈夫。

今日は待ちに待った家庭訪問。娘もお世話になった先生とはいえ、最近は教室の前までしか行っていないので、クラスの雰囲気や我が子の様子などなど、聞きたいことも気になる…

kare-miina
9日前
2

読書記録。
『アナログ』映画の紹介から興味を持ち先に原作を。やっぱり映像で観たい!
『クローゼット』服を見る視点が変わる。ラスト、主人公の心がぐっと動くまでを心穏やかに見守りながら読める本。https://amzn.to/4bjq3do
https://amzn.to/4a0nwDZ

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10日前
2

新学期15日目。留守番へっちゃら!姉弟アイスクリーム物語。

疲れがMAXの金曜日。息子の目覚ましが鳴り止まないので私が寝室まで止めにいくと、珍しく「もう起きる」と。 今日は娘の中学校の授業参観と学級懇談会があった。いつも帰…

kare-miina
2週間前
1

子育ての先輩の言葉が身に沁みる。10年後は私もこんなふうに感じるのかな…未来の家族に想いを馳せる。北欧暮らしの道具店のサイトで知った大平一枝さんのエッセイ。言葉がとても優しくて、いつも穏やかな気持ちにさせてくれる。忙しい毎日の息抜きに。https://amzn.to/3UADXCo

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2週間前
7

新学期14日目。教室の前まで、が今年の登校スタイルになりそう。

今日は6時間授業だけれど、給食が大好きなソフト麺ミートソースなので、「嫌」もなんだか穏やか。 それでも、一人で行くのは難しいようで、教室まで、が当たり前になりつ…

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2週間前
8

新学期13日目。「今日が一番嫌!」と言っていたのに、さっと教室へ入っていく。あ、今日の給食、唐揚げだった。

週の半ば、水曜日はやっぱり不機嫌。 (昨夜は今季初の蚊の出現によって眠りも浅かったよう。息子の血が一番美味しいみたい。) 涙目にはならなかったけど「今日は嫌や……

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2週間前
3

新学期12日目。「教室まで!」4時間授業だろうが、給食がおいしそうだろうが、関係ない。

今日は下校時刻が早い。給食も美味しそう。息子も朝から機嫌が良い。今日は一人で行けるかも?! そんな風に考えながら朝の支度を見守っていたけれど、出発時間が近づくに…

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2週間前
2

新学期11日目。早速、日直がまわってきた!

月曜日の朝、やっぱり学校へ行くのを嫌がる。 涙をこらえているようで、目も赤い。 それでも、日直だからと昨夜書いたスピーチの原稿をランドセルに入れたことを確認し、…

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2週間前
10

新学期10日目。教室の前で不安そうな顔をしたけれど、ここまでで大丈夫、と一人で入っていった。

今朝の表情から、今日は大丈夫かなと思ったけれど、分団集合場所に行くと「教室まで…」と言う。 朝の運動になるからいいけどね… 今週一人で行けたのは一回だけだった。…

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3週間前
4

やっぱり母子登校に落ち着く、新学期9日目。

今朝は泣かなかったものの「書写が嫌」と言い続け、分団で私も一緒に登校。 もう、誰も私が一緒にいることに疑問に思わないのか?!登校中も同じ分団の子と世間話をし、教…

kare-miina
3週間前
4
読書記録。くもをさがす

読書記録。くもをさがす

西加奈子『くもをさがす』を読んだ。

以前から気になってはいたけれど、同年代の人のノンフィクションのがんの闘病記だと思うと、やはり怖くて読めずにいた。

それが、目に鮮やかな黄色の本を実際に手に取ると、なんだか読みたくなってきた。

諸表の一つにこのような文章があった。

その通りだった。

関西弁のカナダ人たちが読み手の恐怖を軽減してくれているのは確か。それでも、淡々と綴られる筆者の言葉が嘘偽り

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席替えがあった日、帰ってきて宿題を終わらせると、珍しく筆箱の中の鉛筆を削っていた息子。そして、SPY×FAMILYの消しゴムをセット。どうやら隣の席になった女の子がSPY×FAMILYが好きなよう。息子なりのコミュニケーションの取り方。それより、鉛筆を削ったのって春休み以来では…

新一年生を見て、息子の苦しみが分かった気がした。

新一年生を見て、息子の苦しみが分かった気がした。

息子と一緒に分団登校をすると、下駄箱にたくさんの一年生がいる。

月曜日は大混雑。ランドセルや手提げ鞄から上靴を出さなくてはならないため、そのまま座り込んでしまっている一年生。カオス。

昨日は息子の友達の弟くんが、上靴を履き終わっても座りこんで動く気配がなかった。片道30分ほどかけて歩いてくるので、疲れてしまったよう。息子と私を見て少し笑顔を見せてくれるも、いつものように息子の名前を呼んだり、手

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卒業アルバムを見て、ようやく吹っ切れたいろんなモヤモヤ。

卒業アルバムを見て、ようやく吹っ切れたいろんなモヤモヤ。

実母が倒れたのを機に、実家の片付けが進み始めた。

自分が使っていた部屋にずっと残してある卒業アルバムが気になっていた。母が捨てないのなら、それは母の思い出。だったら残しておけばいい、とは思いつつ、学生時代にあまりいい思い出がない私としては早く捨てたかった。

娘の小学校卒業、中学校入学もあって、小学校、中学校の卒業アルバムを持って帰ることにした。母も何も気に止めず(あ、もういらなかったのね…)。

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読書記録。澤円『「やめる」という選択』https://amzn.to/4b67CJL
20代の自分に伝えたいこととして「いろいろな生き方をしていい。親や学校からはいろいろいわれるかもしれないけれど、自分のありたいように生きていいんだよ」とあった。この言葉で救われる子どもたちは多い。

不登校ってやっぱり認められないんだ。学びの多様化ってなんなんだろう?

不登校ってやっぱり認められないんだ。学びの多様化ってなんなんだろう?

旦那さんがモヤっていた。
私立の学校で働いている旦那さんは、上司が外回り先で「不登校の数を減らしていこう!」と言ったことに対して疑問を抱いたそう。
上司が言うには、不登校にはもちろんいろいろな原因がある。家庭であったり、発達障がいであったり、学校や先生の対応であったり…それでも、学校側が知識を増やし、対応を変えるなどして環境を整えていけば不登校の数は減らせる、と。

確かにそうかもしれない。数は少

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家庭訪問。三年前、同じ言葉をかけてもらったことを思い出す。だからきっと、息子も大丈夫。

家庭訪問。三年前、同じ言葉をかけてもらったことを思い出す。だからきっと、息子も大丈夫。

今日は待ちに待った家庭訪問。娘もお世話になった先生とはいえ、最近は教室の前までしか行っていないので、クラスの雰囲気や我が子の様子などなど、聞きたいことも気になることも盛り沢山!

ん?私って過保護?
これまで毎日授業に付き添っていた分、知っているのが当たり前になっていた。そうか、子どもの学校生活を知らないのが普通なんだ。

20分ほどの会話だったけれど、先生の言われた「大丈夫ですよ、お母さん」の言

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読書記録。
『アナログ』映画の紹介から興味を持ち先に原作を。やっぱり映像で観たい!
『クローゼット』服を見る視点が変わる。ラスト、主人公の心がぐっと動くまでを心穏やかに見守りながら読める本。https://amzn.to/4bjq3do
https://amzn.to/4a0nwDZ

新学期15日目。留守番へっちゃら!姉弟アイスクリーム物語。

新学期15日目。留守番へっちゃら!姉弟アイスクリーム物語。

疲れがMAXの金曜日。息子の目覚ましが鳴り止まないので私が寝室まで止めにいくと、珍しく「もう起きる」と。

今日は娘の中学校の授業参観と学級懇談会があった。いつも帰りは小学校まで車で迎えに行っているけれど、今日はどうしても行けない。

息子に、「分団で歩いて帰ってきて、姉ちゃんが帰ってくるまで留守番もできる?」と聞いてみたところ、あっさり「分かった。それくらいできるし!」との答え。
「えー?」「い

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子育ての先輩の言葉が身に沁みる。10年後は私もこんなふうに感じるのかな…未来の家族に想いを馳せる。北欧暮らしの道具店のサイトで知った大平一枝さんのエッセイ。言葉がとても優しくて、いつも穏やかな気持ちにさせてくれる。忙しい毎日の息抜きに。https://amzn.to/3UADXCo

新学期14日目。教室の前まで、が今年の登校スタイルになりそう。

新学期14日目。教室の前まで、が今年の登校スタイルになりそう。

今日は6時間授業だけれど、給食が大好きなソフト麺ミートソースなので、「嫌」もなんだか穏やか。

それでも、一人で行くのは難しいようで、教室まで、が当たり前になりつつある。

今年は「分団で行く」と決めたようだけれど、そういえば「一人で」とは言ってない。

…あ、そうなんですね。
分団で歩いて行っているだけで、もう合格なんですね。

今年から赴任してきた校長先生は、毎朝どこかの通学路に立って、途中か

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新学期13日目。「今日が一番嫌!」と言っていたのに、さっと教室へ入っていく。あ、今日の給食、唐揚げだった。

新学期13日目。「今日が一番嫌!」と言っていたのに、さっと教室へ入っていく。あ、今日の給食、唐揚げだった。

週の半ば、水曜日はやっぱり不機嫌。
(昨夜は今季初の蚊の出現によって眠りも浅かったよう。息子の血が一番美味しいみたい。)

涙目にはならなかったけど「今日は嫌や…」と。「今日も、でしょ?」と返すと、怒って「今日が今までで一番嫌なの!!!」と。

子どもって今を生きてるって本当だな…。

河合隼雄の本に続き、心にズン、と響いた本『9月1日母からのバトン』。

生きるって本当はすごくシンプルなんじゃな

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新学期12日目。「教室まで!」4時間授業だろうが、給食がおいしそうだろうが、関係ない。

新学期12日目。「教室まで!」4時間授業だろうが、給食がおいしそうだろうが、関係ない。

今日は下校時刻が早い。給食も美味しそう。息子も朝から機嫌が良い。今日は一人で行けるかも?!

そんな風に考えながら朝の支度を見守っていたけれど、出発時間が近づくにつれて「なんか鼻が詰まる…眠い…」など言い、表情か曇ってくる。

玄関で「今日は一人で大丈夫そう?」と聞いてみたところ、黙り込む。しばらくすると「…学校…教室まで」と。「今日は4時間だし頑張って一人で行ってみたら?」と返したところ、ちょっ

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新学期11日目。早速、日直がまわってきた!

新学期11日目。早速、日直がまわってきた!

月曜日の朝、やっぱり学校へ行くのを嫌がる。
涙をこらえているようで、目も赤い。

それでも、日直だからと昨夜書いたスピーチの原稿をランドセルに入れたことを確認し、準備をする。(えらい!!でも、ここで何か言うと息子は気持ちが落ちてしまうのでそっと見守る。)

靴を履くのもグズグズするけれど、玄関を開けてしまうとスッと出てくる。(ここまでくると私もほっとする。それまでは緊張の連続。)

今朝は教室まで

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新学期10日目。教室の前で不安そうな顔をしたけれど、ここまでで大丈夫、と一人で入っていった。

新学期10日目。教室の前で不安そうな顔をしたけれど、ここまでで大丈夫、と一人で入っていった。

今朝の表情から、今日は大丈夫かなと思ったけれど、分団集合場所に行くと「教室まで…」と言う。

朝の運動になるからいいけどね…

今週一人で行けたのは一回だけだった。
去年までのことを思えば、随分成長しているんだけれど。
でも…もうちょっと頑張ってほしい、挑戦してほしい、というのが本音。

頑張りすぎてポキっと折れてしまうよりは、こんな風にスモールステップを踏んでいくのが息子にはいいのかもしれない。

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やっぱり母子登校に落ち着く、新学期9日目。

やっぱり母子登校に落ち着く、新学期9日目。

今朝は泣かなかったものの「書写が嫌」と言い続け、分団で私も一緒に登校。

もう、誰も私が一緒にいることに疑問に思わないのか?!登校中も同じ分団の子と世間話をし、教室でも、まるで同じクラスメイトのように話しかけられる。

もう、楽しむしかない。

息子はというと、相変わらず「書写が嫌」だのなんだの文句を言い、来週漢字テストがあることにもひどく怒り(周りに気づかれないようにこっそり)、大事なお便りを私

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