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5年にわたる精神薬の服薬を卒業。抗うつ薬無くなった。

『精神疾患は一生治らない。’完治’ではなく’寛解’だ。』
この言葉に私は今まで囚われていたような気がする。

私は2024年3月5日に、診察室で主治医に「あなたなら抗うつ薬なしを試す価値がある。」と言われ、心理士にも「もう精神科卒業も近い。夢じゃないよ。」と言われた。
約1年減薬していた抗うつ薬をなくすことになり、
精神薬全てとさようならをすることになりました。

伝えたいことや今思うことはたくさんあります。
でも正直数日たった今でも夢のようで、感情迷子です。

一生精神薬と付き合う覚悟をしていた。一時は6種類以上精神科処方薬を服薬していた。
でも去年の春に障害者手帳の等級が下がったり抗うつ薬が減薬になったりしたので、夏に「将来好きな人と結婚する時には頓服薬だけでいたい。」と主治医に宣言した。
あの時主治医は「あなたなら出来る」って言ってくれて、私はそれを信じていたけれど、まさかこんな早くに精神薬全てと卒業するとは思わなかった。

精神薬をなくすことや減らすこと。それを「鬱がない」とか「病んでない」とかだと思う人がいるかもしれない。でもそう言うことではないよって伝えたい。
減薬可能な人というのは、「自分の機嫌をコントロールできる人」・「自分のトリセツを作り上げられている人」。
自分が落ち込んでいる状況を「病気だから」と思うことが病状。それを「人間みんな落ち込むから気にしな〜い」と思えることが良くなっている証拠。
だから私ももちろん今でも落ち込む。気分の波はある。ただそれが、「人間だから当たり前」と今は思えている。

私はSNSで「うつ病あるある」とか「こういう人は鬱になりやすい!!」ということを発信している人が好きではない。
通信教育で取れるカウンセラー資格でカウンセラーと名乗っている人なども。

私は精神科の医療従事者ではないので今後も診断や治療法を発信することはありません。
ですが、『精神疾患は良くなる』ということを私は証明したので、今治療している人や当事者家族などへ希望を届けたいなとは思います。

これからの投稿はしばらく闘病してきた今までを振り返って自分の思いを綴りたいと思います。
どうかこれからもよろしくお願いします。

琴音

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