幸伏 線寿(こうぶし せんじ)

基本ハイファンタジーを書きます! 代表作「剣禁止の国で剣にあこがれたら国を追放されま…

幸伏 線寿(こうぶし せんじ)

基本ハイファンタジーを書きます! 代表作「剣禁止の国で剣にあこがれたら国を追放されました~追放先はまさかの剣の国!?~」連載準備中!! 乞うご期待!!!

記事一覧

暑さと冷房と間取りに関する慨嘆

日本、暑すぎやしませんか。 本書執筆当日(2023年7月11日)、 最高気温35℃、最低気温25℃、湿度61~89%。 はい、異常です。異常による異常。超異常気象です。 まだ7月もはじ…

衰え

ある日、買い物に行きたかった私はふと、店まで走り、走って帰ろうと思いたった。休みの日はつい、ぐうたらしてしまう。普段、運動をしないのに、その日は自分でも分からな…

わくちーん

おい! 副反応で39.6も熱出るって聞いてねぇよ! 1、2回目全然なんともなかったし! 2日安静にしても熱下がりきらねぇんだけど! ずっと頭痛続いてんねん! 「わくちー…

デストロイドエアコン

昨今の暑さは異常だと思う。 こんな時はエアコンなしではやっていけないなぁと、エアコンの下で一筆とっている。 この暑さの中、隣の兄の部屋のエアコンが壊れたという噂…

灼熱

もう暑すぎる 四季はいいけど、体に異常きたすような気候は良くないと思う 誰がそんなふうにしたん?本当に許せない 夏は暑いものだからって夏も流石に調子乗りすぎ やって…

何がしたい? その質問にすぐ答えられるだろうか。 人間の行動は欲望を満たすためにあると思う。 欲望のすぐ満ちる行動というのもあるだろうが、それが全てではない。当然…

金輪際

記録には残らないけど、 記憶にはないけど、 些細な記念はあると思う。 自身が生まれたのも奇跡で、 今この瞬間も新たな命が生まれている。 初めて泣いた日、 初めて言葉…

誰そ、想ふ

人は過去に囚われていては善き未来へと羽ばたけない。果たして自分は何を考えているのか、何のために生きるのか、遥か先のことでも、前が見えなくては、明暗も色彩も、人の…

色褪せぬ色景色

家の前で頭に積もった真っ白な雪を払う。季節外れ の雪だ。もう3月末である。 横にある倉庫はドアが開いていて、雪かきがこちらを覗いていた。久しく使われていないせいか…

天気不予報士

また、予報を見るのを忘れた。 昼と朝晩の気温差が激しいこの時期、朝早いアルバイトに向かうと半袖ではいられない。眠い目をこすりながらタイムカードを切り、正装に着替…

詩人のはじまり

初夏かほる雨の日にはじまる。 分厚い雲におほわれ、風が肌に刺さる。 はじまりはいつだって日常にありふれている。 起立。気をつけ。礼。にはじまり、 起立。気をつけ。…

暑さと冷房と間取りに関する慨嘆

暑さと冷房と間取りに関する慨嘆

日本、暑すぎやしませんか。
本書執筆当日(2023年7月11日)、
最高気温35℃、最低気温25℃、湿度61~89%。
はい、異常です。異常による異常。超異常気象です。
まだ7月もはじまって2週目真ん中辺りというところ。まだ8月の本気が控えてるって…。
誰か嘘だと言ってください。
冷たい水をください。できたら愛してください。
…………

今は「梅雨」と呼ばれる時期です。読み方は「つゆ」でも「ばいう

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衰え

衰え

ある日、買い物に行きたかった私はふと、店まで走り、走って帰ろうと思いたった。休みの日はつい、ぐうたらしてしまう。普段、運動をしないのに、その日は自分でも分からないくらいにやる気があった。その時既に、暑さにやられていたのだろう。私は急いで準備を進めた。まさに今から走る人です。というような走りやすい格好をして、外に出た。わかっていたが、暑い。家を出る前に確認した気温は35度。やめとけばよかったなと思わ

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わくちーん

わくちーん

おい!
副反応で39.6も熱出るって聞いてねぇよ!
1、2回目全然なんともなかったし!
2日安静にしても熱下がりきらねぇんだけど!
ずっと頭痛続いてんねん!

「わくちーん」なんて可愛い書き方したけど
お前のこと許してねぇからな!

デストロイドエアコン

デストロイドエアコン

昨今の暑さは異常だと思う。
こんな時はエアコンなしではやっていけないなぁと、エアコンの下で一筆とっている。

この暑さの中、隣の兄の部屋のエアコンが壊れたという噂を聞いた。
エアコン使えないなんて(・ー・) オワッタナ
( ^ω^ )ドンマイ( ¯∀¯ )/
自分の部屋ではいくらでも使えるという優越感に浸った。

しかし、私は兄の行動力を見くびっていた。
私のバイト先はスーパーの他に電化製品など

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灼熱

灼熱

もう暑すぎる
四季はいいけど、体に異常きたすような気候は良くないと思う
誰がそんなふうにしたん?本当に許せない
夏は暑いものだからって夏も流石に調子乗りすぎ
やっていい事と悪い事の区別もつかないわけ?
そんな季節とはもうやっていけないです
もう、こないで!

欲

何がしたい?
その質問にすぐ答えられるだろうか。

人間の行動は欲望を満たすためにあると思う。
欲望のすぐ満ちる行動というのもあるだろうが、それが全てではない。当然、嫌なこともやらなければならないときがある。
嫌なことは欲望ではないのではないか、という声が聞こえてきそうであるが、私はそうは思わない。

では、嫌なことなのになぜやるのか自身に問うてみてほしい。もちろん、嫌なことは嫌で、やりたくないこ

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金輪際

金輪際

記録には残らないけど、
記憶にはないけど、
些細な記念はあると思う。

自身が生まれたのも奇跡で、
今この瞬間も新たな命が生まれている。

初めて泣いた日、
初めて言葉を発した日、
初めて足で立った日、
初めて1人で物を買った日、
初めての友達、
初めての恋、
初めてのキス、
初めての別れ、
初めての上下関係、
初めての自慰、
初めての受験、
初めての運転、
初めての一人暮らし、
初めての酒、

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誰そ、想ふ

誰そ、想ふ

人は過去に囚われていては善き未来へと羽ばたけない。果たして自分は何を考えているのか、何のために生きるのか、遥か先のことでも、前が見えなくては、明暗も色彩も、人の表情も、何も分からない。

凛とした早朝の雨空、まだ成熟していない柘榴を頬張る。甘味は微かに感じるが、まだ酸味が強い。もとより期待はなかったが、期待をしていた。若い芽を摘むことは未来を摘むことと為す。若き者が杯を酌み交わすようにはなれない。

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色褪せぬ色景色

色褪せぬ色景色

家の前で頭に積もった真っ白な雪を払う。季節外れ
の雪だ。もう3月末である。
横にある倉庫はドアが開いていて、雪かきがこちらを覗いていた。久しく使われていないせいか、雪かきは綺麗なまま保たれている。やっと使われると知って、いつもより頬を赤らめているように見えた。

家の中に入ると、母が料理をつくっている後ろ姿が見えた。
おかえり。
ただいま。
毎日の挨拶だが、これが安心する。母は相変わらず少し小さい

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天気不予報士

天気不予報士

また、予報を見るのを忘れた。

昼と朝晩の気温差が激しいこの時期、朝早いアルバイトに向かうと半袖ではいられない。眠い目をこすりながらタイムカードを切り、正装に着替える。エプロンの紐をキュッと締めると、身も引き締まる気がする。挨拶は絶対とされていて、それは欠かさない。7時からの業務はまだ人も少ない。客のいない店内は道がスッキリしていて、堂々と歩いて作業場へ向かう。自分の作業場へ着くと、社員とチーフマ

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詩人のはじまり

詩人のはじまり

初夏かほる雨の日にはじまる。
分厚い雲におほわれ、風が肌に刺さる。

はじまりはいつだって日常にありふれている。
起立。気をつけ。礼。にはじまり、
起立。気をつけ。礼。に終わる。
さくらさく頃にはじまり、桜咲く頃に終わる。

はじまりがあるからおわるのか。
おわりがあるからはじまるのか。

鳥は自由に空を飛ぶ。
野原では自由に奈が成る。
はじまったらおわりがある。
鳥は羽を休め木に留まる。
奈は成

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