記事一覧
Vol.17 THE SECONDに振り回されたい人達と個人的考察【チャーミング】
時期はだいぶ空いてしまったが、フジテレビの新しいお笑いコンテストである【THE SECOND】はギャロップの優勝で幕を閉じた。優勝したギャロップの仕事が増えたのは勿論、大きな爪痕を残して今大会最大の勝ち組でもあるマシンガンズも大きく露出を増やしている。
個人的には囲碁将棋VSギャロップの準決勝は年甲斐もなく熱くなった。漫才に優劣をつけるのも大概かもしれないが、この時のネタは個人的に満点でもおかし
Vol.15【ファミコンコンプリートという名の執着心】
コレクターと呼ばれる人種は、際限がない。
一つのテーマにじっくり絞って深堀するタイプもいれば、
広く浅く様々な事象に興味を持ち買い漁る(別名・物欲センサー)
私はどちらかというと後者なのだが、流石にある日突然興味を持って怒涛の爆買いみたいなパターンは少ない。
コロナ前まではビックリマンシールやあっぱれ大将軍シールを買い漁っていたが、ここ2年ほどはファミコン熱が一気に高まり全種類コンプリートしたく
Vol.14【夢工場ドキドキパニックの無念を慮る話】
高度経済成長からバブル期にかけての日本の成長は世界にも類を見ないものがあった。日本人の技術力・開発力は日進月歩絶え間なく向上し続け、太陽にほえろ!の最終盤では石原良純演じる【マイコン】なんてメカニックな刑事も登場するほどだ。
それはゲームの世界でも同じ事が言える。wikipediaによると日本初の家庭用ゲーム機はエポック社より1975年に発売された【テレビテニス】を皮切りに、1983年にファミリ
Vol.13私の初体験相手は【オバQ】だった話
このnoteも1年ぶりの更新になる。
また少しずつ無理なく再開していこうかと軽く考えてキーボードを叩いてみたものの、
お笑いの事だけになるとまた行き詰って更新しなくなる可能性を感じてしまったので、
当面は私の趣味の一つである【レトロゲーム収集】について触れていこうかと思い立った。
1980年生まれの私は、幼少期の頃日本中を席巻した【ファミリーコンピュータ】の波に紛うことなく飲まれまくった。
最初
Vol.12【キングオブコント2021・結果総評】
2021年10月2日(土)は【お笑いの日】と銘打ち、お笑いミクスチャー、ソウドリ、お笑いベストワンそしてキングオブコントと、8時間お笑いがぶっ通しだった。流石のお笑い好きな私も寄る年波には勝てず、全プログラム視聴後は間髪入れず深い眠りに落ちた。
さて今年のキングオブコントだが、現代の若手コントシーンを彩る錚々たる顔ぶれと言っても過言ではない。ここに完全復活したかが屋が来年は食い込んでくることも予
Vol.7【ハリガネロックとタイムマシーン3号という、芸人受けより客受けを重視した2組が到達した対照的な帰結点】
2018年のM-1グランプリで霜降り明星が優勝して以来、【第7世代】と呼ばれる若手芸人たちの快進撃が止まらない。彼等の快進撃の分析に関しては様々な媒体で擦り倒されているから、今更私が取り上げた所でその内容自体に新鮮味の欠片もないのでここでは省略する。だが、現在のバラエティTVでは必ずと言っていいほど第7世代の誰かを見かけ、大御所や中堅を相手に爪痕を残すという仕事の結果を残し、またそれが次に繋がると
もっとみるVol.5【ウーマンラッシュアワー村本大輔という時代に逆行した【売られない】存在の尊重】
去る2020年12月6日、【THEMANZAI2020】が放送されました。最近はM-1で若手中堅(偶にベテラン)の漫才ネタを中心に見ていましたが、やはりベテランの域に差し掛かったメンバーのネタを見られる事は珠玉の極みですね。中川家やタカアンドトシ、おぎやはぎの漫才を堪能できるのはここと元日の爆笑ヒットパレードくらいじゃないでしょうか。私自身の色眼鏡もあるやも知れませんが、40代後半を超えた彼らの【
もっとみるVol.4【アンジャッシュ渡部建の半強制謝罪会見に見る自粛警察という風潮の危惧】
12月3日19時頃より、お笑いコンビ【アンジャッシュ】の渡部建による不倫騒動に対する記者会見が開かれました。今回の記者会見は年末特番【ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!】に渡部さんが極秘出演する、という内容を週刊誌がすっぱ抜き、『なぜ謝罪記者会見も開いていないのに復帰するんだ、筋が通らない』というような声を受け、半ば強制的に行われたものでした。1
もっとみるVol.3【小林賢太郎引退に投影したラランドというブランドの危機】
2020年12月1日、お笑いコントユニット【ラーメンズ】の小林賢太郎さんが年内での芸能界からの引退を発表しました。私と同世代のお笑い好きはほぼほぼ多大なる影響を受けているでしょうし、その舞台はお笑いという枠を超え芸術の域にまで達している、唯一無二のお笑いユニットでした。その頭脳である彼の引退は勿論私たちの心に大きな空虚をもたらしましたが、同時にパラリンピックの演出を受け持っていることから考えても、
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