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全治1年のケガを経験、直面した現実④ リハビリ編

手術を受けた3日後、リハビリが始まりました。
約10日間、体を動かさなかっただけで
筋力や体力は、想像以上に落ちていました。

股関節周りは硬くなり、太ももの間にボールを
はさんでも、太ももに力を入れて、ボールをはさむ
ことが、できません。
お腹のおヘソ周りにも、力が入りません。
腹筋も低下してました。

たった数日、体を動かさないだけで、人間の筋力や体力が低下するとは、思いませんでした。

       * * *


「手術した足を、地面に着けないでください」

担当医や病棟看護師、理学療法士にきつく言われた言葉です。

折れた骨がズレたり、骨に埋めたネジが緩んでしまうからです。

骨折した足に体重がかかると、骨折線がズレたまま
骨が繋がっていきます。
骨折線がズレたまま、骨が繋がると、歩行時に
痛みや違和感が出てしまうと、言われました。

担当医は、後遺症を残さないために
6ヶ月は入院してほしいと言われました。
在宅療養になると、自宅内の段差や動作が原因で
転倒する患者がいるそうです。
年に数例ですが、再手術を行うこともあります。
再手術では、プレートとネジを除去し
もうひと回り大きなプレートと、ネジで固定します
(手術って、精神的な負荷が大きいです)

       * * *


「しばらく家に帰れない…」

絶望的な気持ちになりました。

「6ヶ月も、入院するなんて無理!」
「看護師が毎日、便は出たか聞くのが苦痛」

※私は、過敏性腸症候群のため、便秘と下痢を
繰り返してしまいます。
看護師から、術前までに必ず出しなさいと
強い口調で言われたことが、つらかったです。

「家に帰りたい…」

心細く、不安な気持ちになりました。
環境への適応、状況の捉え方は、人それぞれですが

不安な気持ちで
心が押し潰されそうになりました

泣きながら、母にLINEや電話をしてました。
病棟看護師には、気持ちを抑えていた時もあれば
爆発した時もありました。
看護師に対し、感情的になったことを
1年経った今も、ずっと後悔してます。

⑤に続きます









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