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母が、私を庇えなかったことを懺悔した~不登校、引きこもりの経験から~

突然だった。

「タラレバになるけど、あの時お母さんが
まなみの状態を、家族に説明してれば良かった」


「今更そんなこと言っても遅いよ」

私が不登校の時、引きこもりの時
当時同居してた祖母(母の実母)は、家にいる私を
毛嫌いしてた。そして、色んな言葉を言われた。

「近所に知られたくないから、家から出るな」
「あんたが、お母さんに苦労をかけるから
 お母さんは体調が悪くなった」
「働いてないのに、どうしてバイクで転ぶの」

私はずっと、思っていた。

「どうしてお母さんは、言い返さないの?」
「どうして私を庇ってくれないの?」

母は、祖母や親族に言い返せなかった理由は
もし自分の家族が
入院や手術をすることになった時に記入する書類に

「保証人になってもらえない」

そう思ったらしい。

「そんな理由で?」

精神的に追い詰められた、当時の私の心情
そして、当時を思い返した現在でも
正直言って、こんな理由

馬鹿馬鹿しく、くだらないと思った。


母は父にも

何も言い返すことができなかった

些細なことで、すぐに怒鳴り、癇癪を起こす
父に対して

母は、何も言い返すことができなかった

母も、父に怒鳴られるのが怖かったから
父に、何を言われるか分からず、怖かったから
自分(母)が何か言うと、父に怒鳴られると思ったから

家族が、味方になってくれないつらさを
心無い言葉に苦しむ家族を、庇えないつらさを
嫌われることを覚悟で、言い返せない恐怖を
今の私には、理解できる。

私は絶対

加害者には、ならない。



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