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物書きの自由人。愛するものは無限大ですが、旅とお酒をこよなく愛しています。

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    moon river bookmarker

    月と波の栞。 水彩のようなデザインを透かしているので、光や 挟む本によって満ち欠けしたり輝いたり。 色々なところに旅させてあげてください✴︎ 【備考】 リボンのカラーはブルーですが、ゴールドのご用意もございます。 ご希望の方はコメント欄にてご記入ください。 サイズ 11cm×3cm(リボン部分は除く)
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【お知らせ】メンバーシップを開設しました

noteのメンバーシップをはじめました🗒✨ 特典は下記の内容になります。 meiの愛するものや場所にまつわるエッセイ、日々の暮らしと思考の記録。 SNSでは発信しきれない情…

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11か月前
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春と誕生日

昔から、春がこわかった。 咲き誇る花々も、浮き足立つ人々も、光りかがやく街も。自分と乖離していて、どこか嘘のような季節に感じる。 でもこわいと感じる理由のひとつ…

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《東京日誌》コーヒー天国、奥渋

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。 朝と午後にコーヒーを飲むのが、1日の習慣のひとつだ。 朝は自分で淹れることが多く、午後は家で飲むことも…

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2週間前
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東京の美術館を巡る【10選】

アートの宝庫、東京。 高校生から10年以上美術館に通っている私が、お気に入りの美術館を10選しご紹介します(おまけで都外の美術館6選も!)。 ・三菱一号館美術館 / 東京…

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《東京日誌》渋谷の早朝は青い?

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。 「早朝の渋谷の景色って見たことあります?渋谷なんだけど、静かで、青いんすよ」と、漫画『ブルーピリオド…

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本と孤独

人生ではじめて読んだ本のことを覚えているだろうか。 絵本をのぞくと、私がはじめて読んだ本は星新一氏の『ブランコの向こうで』だった。 物語の内容は、ほかの人の夢に…

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1か月前
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東京の愛するビストロ20選

皆さん、ビストロはお好きですか?私は大好きです。 美しく、丁寧に盛り付けられたごはんと、それに合うお酒。店内のインテリアや雰囲気にこだわりを感じられると、おいし…

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《日記》作家、千早茜作品について語る

昨年出会ってよかった作家ナンバーワンの千早茜さん。 すっかり虜な本の感想を、まとめてみます📖 『クローゼット』 洋服と心の傷みに寄り添い、傷を抱えながらもそれぞ…

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2か月前
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《東京日誌》待ち合わせは、神保町で

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。 神保町駅から徒歩1分のところに「さぼうる」という老舗の喫茶店がある。 「さぼうる」は喫茶がメインの「さ…

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2か月前
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水と言葉

昔から、運動がとにかく苦手だった。 小手先の技術では補えないくらい、こと運動に関してはセンスがなく、小学生のときは体育も運動会も憂鬱で仕方がなかった。 ドッジボ…

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2か月前
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2023年の相棒アイテム10選

「2023年のベストバイ」をまとめようかなと考え、ふと「1年間そばにあったもの」の方が特別なのでは…?と思い直す。 ということで、前編は2023年の相棒10選。 後編はメ…

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2か月前
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《東京日誌》丸の内が等身大になったころ

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。 東京は愛せど何もない、と「丸の内サディスティック」は歌う。 東京で生まれ育ってそろそろ30年になるわけ…

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3か月前
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真夜中とドライブ

車の中というのは、かなりプライベートな空間だ。 私は自分自身が無免許ながらドライブが大好きで、だからドライブが大好きなひとのこともまた好きだった。 密室の横並び…

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3か月前
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《日記》思考トレーニングで得た安らぎと、失った感情

ふとカメラロールを見返していたら、丸2年前に読んでいた本の写真が目に止まった。 心理学を専攻していた友人から借りた認知行動療法の本の1ページで、“自動思考のゆがみ…

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3か月前
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雨と香り

外で雨が降っている。 部屋で雨音を聞いていると必ず思い出す情景があって、その情景は必ず、とある香りと音楽と共に鮮明によみがえってくる。 自分の意思に反して永遠に…

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3か月前
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《東京日誌》太宰の暮らした三鷹にて

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。 2023年12月11日、三鷹の陸橋(跨線橋)の撤去がはじまった。 街が変わっていくことは仕方がないとはいえ、こ…

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4か月前
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【お知らせ】メンバーシップを開設しました

【お知らせ】メンバーシップを開設しました

noteのメンバーシップをはじめました🗒✨
特典は下記の内容になります。

meiの愛するものや場所にまつわるエッセイ、日々の暮らしと思考の記録。
SNSでは発信しきれない情報も更新しつつ、メンバーの皆さまと共有・交流したいがためのメンバーシップです。

6月限定で初月は無料に設定しておりますので、どなたでもぜひお気軽にご参加いただければと思います☺️

皆さまと交流できますこと、心より楽しみに

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春と誕生日

春と誕生日

昔から、春がこわかった。

咲き誇る花々も、浮き足立つ人々も、光りかがやく街も。自分と乖離していて、どこか嘘のような季節に感じる。

でもこわいと感じる理由のひとつは、自分が春生まれであることだろう。

私事ながら、先日誕生日を迎え、29歳になった。

20代最後の年。ハタチになったときは20代がいつか終わるなんて1ミリも考えてもいなかった。

あのころは自分の年齢と、生きていたい世界があまりに異

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《東京日誌》コーヒー天国、奥渋

《東京日誌》コーヒー天国、奥渋

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。

朝と午後にコーヒーを飲むのが、1日の習慣のひとつだ。

朝は自分で淹れることが多く、午後は家で飲むこともあれば近くのカフェやあえて遠くのカフェまで出向いて、ひと息つきに行くこともある。

今でこそコーヒーが習慣になったものの、好んで飲むようになったのは大学生のころからだったと思う。

スウェーデンには「フィーカ」という「コーヒーと甘い

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東京の美術館を巡る【10選】

東京の美術館を巡る【10選】

アートの宝庫、東京。

高校生から10年以上美術館に通っている私が、お気に入りの美術館を10選しご紹介します(おまけで都外の美術館6選も!)。

・三菱一号館美術館 / 東京

過去に年パスを所持していたほど、東京で、というより日本で一番好きな美術館「三菱一号館美術館」。

元々は銀行だった建物を美術館にしており、作品を鑑賞しながらもその建築の美しさに毎度うっとりしてしまいます。所蔵品はルドンやロ

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《東京日誌》渋谷の早朝は青い?

《東京日誌》渋谷の早朝は青い?

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。

「早朝の渋谷の景色って見たことあります?渋谷なんだけど、静かで、青いんすよ」と、漫画『ブルーピリオド』の主人公、矢口八虎は話す。

東京で暮らしているとたしかに渋谷で朝を迎える機会は何度かあり、その静けさと青さに触れることがある。

実際、渋谷のことはなかなか心から好きになれずにいるけれど、渋谷の早朝は間違いなく好きな瞬間のひとつだ。

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本と孤独

本と孤独

人生ではじめて読んだ本のことを覚えているだろうか。

絵本をのぞくと、私がはじめて読んだ本は星新一氏の『ブランコの向こうで』だった。

物語の内容は、ほかの人の夢にはいりこんでしまった少年の冒険と成長を描いた長編ジュブナイルファンタジー。幼心にも「切なくてあたたかい」と感じた作品で、この作品と出逢ったその日から、本は私の友人になった。

一人で部屋にいるときも、公園にいるときも、旅をしているときも

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東京の愛するビストロ20選

東京の愛するビストロ20選

皆さん、ビストロはお好きですか?私は大好きです。

美しく、丁寧に盛り付けられたごはんと、それに合うお酒。店内のインテリアや雰囲気にこだわりを感じられると、おいしさも食欲も加速します。

東京はそんな「ビストロ」激戦区。

おいしいごはんとお酒に貪欲に生きてきた私の独断と偏見で、東京のビストロベスト20を紹介させてください🍾

・ペス/渋谷

ワインと魚介のビストロ「PEZ」。

青色の壁や飾ら

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《日記》作家、千早茜作品について語る

《日記》作家、千早茜作品について語る

昨年出会ってよかった作家ナンバーワンの千早茜さん。
すっかり虜な本の感想を、まとめてみます📖

『クローゼット』

洋服と心の傷みに寄り添い、傷を抱えながらもそれぞれの自由に向かって歩き出す物語。

舞台は18世紀のコルセットやレース、バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、約1万点が眠る服飾美術館(服好きにもたまらない描写がたっぷり!)。

一貫して「服も、人との関係も、自分の身体に馴染

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《東京日誌》待ち合わせは、神保町で

《東京日誌》待ち合わせは、神保町で

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。

神保町駅から徒歩1分のところに「さぼうる」という老舗の喫茶店がある。

「さぼうる」は喫茶がメインの「さぼうる」と、食事がメインの「さぼうる2」に別れていて、私はそのふたつの店舗の前でいつも迷っていた。

クリームソーダを飲みたいような気もするし、ハンバーグを食べたいような気もする。

今日着る服だってなかなか決められなかった私は、い

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水と言葉

水と言葉

昔から、運動がとにかく苦手だった。

小手先の技術では補えないくらい、こと運動に関してはセンスがなく、小学生のときは体育も運動会も憂鬱で仕方がなかった。

ドッジボールでは逃げ続けて最後のひとりになるし、跳び箱は4段が限界だし、かけっこはもちろん万年最下位だし…

そんななかで「運動会をテーマに作文を書く」という機会が与えられ、運動会に対していい思い出がひとつもない私は「かけっこで最下位になった」

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2023年の相棒アイテム10選

2023年の相棒アイテム10選

「2023年のベストバイ」をまとめようかなと考え、ふと「1年間そばにあったもの」の方が特別なのでは…?と思い直す。

ということで、前編は2023年の相棒10選。

後編はメンバーシップ限定で2023年のベストバイ5選を、ご紹介。

《BRUTUS / 日用品図鑑》

2023年の相棒アイテム

無意識に手に取っていたものから、ないと欠かせなかったものまで。

1.PRADAのショルダーバッグ

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《東京日誌》丸の内が等身大になったころ

《東京日誌》丸の内が等身大になったころ

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。

東京は愛せど何もない、と「丸の内サディスティック」は歌う。

東京で生まれ育ってそろそろ30年になるわけだけれど、これはなかなかに、真実だなと思う。

いや、東京には何でも、あるにはあるのだ。

その膨大な情報から、自分が本当に求めるもの、必要なものが見えてこないほどには。

この前友人が「スーパーは情報量が多すぎて、何がほしいか分か

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真夜中とドライブ

真夜中とドライブ

車の中というのは、かなりプライベートな空間だ。

私は自分自身が無免許ながらドライブが大好きで、だからドライブが大好きなひとのこともまた好きだった。

密室の横並びで、前に進んでいく鉄の塊の中にいると、向かい合わせで話せないことがなぜかすらすらと話せた。

ドライブの思い出を振り返ると必ず中学生と高校生時代の記憶が蘇るので、今回はそのふたつの思い出に触れてみる。

中学生のころ、夜に家にいるのがこ

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《日記》思考トレーニングで得た安らぎと、失った感情

《日記》思考トレーニングで得た安らぎと、失った感情

ふとカメラロールを見返していたら、丸2年前に読んでいた本の写真が目に止まった。

心理学を専攻していた友人から借りた認知行動療法の本の1ページで、“自動思考のゆがみ”を知り、コントロールしようという内容の部分だった。

このころ私は精神の調子を崩して、メンタルクリニックに通いつつ薬も処方してもらっていたのだけれど、もうそんなものは気休めの一種でしかなく、気絶が眠りのタイミングであり、目が覚めた瞬間

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雨と香り

雨と香り

外で雨が降っている。

部屋で雨音を聞いていると必ず思い出す情景があって、その情景は必ず、とある香りと音楽と共に鮮明によみがえってくる。

自分の意思に反して永遠に記憶されるということは、甘やかな思い出などではなく、むしろ呪いの部類に入るのではないかと思うのだけれど。

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《東京日誌》太宰の暮らした三鷹にて

《東京日誌》太宰の暮らした三鷹にて

東京で生まれ東京で育った物書きmeiの、東京にまつわる日誌。

2023年12月11日、三鷹の陸橋(跨線橋)の撤去がはじまった。

街が変わっていくことは仕方がないとはいえ、この場所を、この場所からの景色を愛した太宰治が知ったらどう思うだろう。

三鷹の地で暮らしていた太宰の気配は、今の時代にもそこここに感じる。

陸橋の有無よりも太宰の記憶がひとつすり抜けていくことに寂しさを覚えたので、私の知る

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