少しネタバレします。 すぐしますので、ネタバレが嫌な方はここで終わってください。 文中に、大切な人が殺人者と知った時、 触れたく感じた右手が、急に怖くなった… の…
魔術を使うようなファンタジーな世界は、 イメージを作るのに時間がかかっていました。 前作もそうなのですが、駄犬さんの作品は、世界観より登場人物たちのキャラがはっき…
辻堂さんの作品はこちらが2作目。 初めましての本は、もうすぐ発売される 『ニ人目の私が夜歩く』です。 中央公論新社さんから発売されます。 プルーフで拝読させてもら…
久しぶりの投稿です。 久しぶりに本を読みました。 本を読むのって、体力と気力がいりますよね。 その2つが欠けていて、最近、ペースが牛歩並です。 葉真中先生の新刊。 …
程よい女性同士の探り合いです。 恋愛が絡むと、めんどくさく、 感情的な場面が増えてしまいますが この本は、恋愛なしの本当にただの探り合いです。 そこがまた、ドキド…
ポプラ社さんらしい本。 最近、全然本が進まなくて。 読みたいのに、読みたいものが分からない状態が続いていました。 感動ものも疲れる。イヤミスは余計しんどくなる。 …
数学が苦手です。 その数学を取り上げた題材だったので 後回しにしていましたが、 気になって、気になって、仕方がなかったので、意を決して読みました。 岩井先生の本は…
読みたくなるなる石川先生の作品。 牛歩のごとく、物語が進まないです。 読みにくいわけでもなく、グダグダな わけでもなく、そういう進め方なのでしょうね。 その進まな…
沢尻エリカさんが主演でドラマ化されたものの原作です。 ぴったり(笑) わがままにも見えるし、かっこよくも見える。 美人さんだし、男性を翻弄させるたらしにも見える。 …
ヴィクトリアンホテルに 泊まるお客さまたちの短編集。 そのお客さまたちがまたひと癖もふた癖もあるワケアリな方々で… 短編としても、十分楽しめます。 何日かに分けて…
重松先生の本は、どちらかと言うと 明るいイメージがありまして。 明るそうな本はまだ、読んだことがなくて いつもちょっと闇があるようなものを 手に取ってしまいます。 …
藤崎翔先生は、元芸人さん。 めちゃくちゃ笑える小説ではなく あぁ、自分もそんな願望をいだいたことが あるなと。 どんなことかは、読んでからのお楽しみです。 読んでい…
物語の始まりは、婚約者さんの死後です。 抜け殻のようになってしまったパートナーのために、死ぬ間際まで、謎解きを残した彼女さん。 回想シーンを交えながら、物語は進…
最近、ハマりだした作家さん。 バレンタインに『ご褒美にはボンボンショコラ』を読んで、衝撃を受けたのですが、 今回は、また違いすぎる雰囲気で ストレージパンチをくら…
母親ってだけで、子どもを自由に自分のものにできる。って言うことを見せつけられる小説でした。 ネグレクトでも、“私の子”で、手放さなくていいって言うのが、腑に落ち…
染井為人先生の最新刊です。 社会派ミステリー、長編小説のイメージが ありましたが、こちらは短編集です。 つめこまれた感がなく、 丁寧な短編の集まりで、内容に重々しさ…
嘉納芙佐子
2024年4月20日 21:55
少しネタバレします。すぐしますので、ネタバレが嫌な方はここで終わってください。文中に、大切な人が殺人者と知った時、触れたく感じた右手が、急に怖くなった…のような文面が出てきます。殺人者と知ることもですが、大切な人に触れることが怖くなるってどれほどツライのだろうと。罪は償ったはずなのに、法律的には許されたはずなのに大切な人のはずなのにそんな想いを持ちつつ、体が強張ってしま
2024年4月20日 06:40
魔術を使うようなファンタジーな世界は、イメージを作るのに時間がかかっていました。前作もそうなのですが、駄犬さんの作品は、世界観より登場人物たちのキャラがはっきりとしているので、まずキャラクターをイメージして、その子たちが似合う世界をイメージしてあげると、電車を乗り過ごすぐらい、没頭してしまいます(笑)師弟愛と友愛、そして恋愛と様々な愛情の形も見えます。むしろ、壮大な恋愛小説かも知
2024年4月19日 06:27
辻堂さんの作品はこちらが2作目。初めましての本は、もうすぐ発売される『ニ人目の私が夜歩く』です。中央公論新社さんから発売されます。プルーフで拝読させてもらったのですが興味深い!と思い、文庫本を購入。やりすぎると、そこにミステリー要素いる?って思われるギリギリのラインを攻めていらっしゃるなと。本当に絶妙なミステリー要素。なくても面白いのに、あることによってより楽しませてくれる隠
2024年3月27日 06:44
久しぶりの投稿です。久しぶりに本を読みました。本を読むのって、体力と気力がいりますよね。その2つが欠けていて、最近、ペースが牛歩並です。葉真中先生の新刊。内容は、明るくないですが、良かったです。警察目線と犯人目線。捜査状況と動機目線。両方の視線から見れるのってフィクションだからであり、読者の特権ですよね。もう大満足です。引きこもる人が悪いとは言わないけど…自分以外は他人
2024年3月16日 08:11
程よい女性同士の探り合いです。恋愛が絡むと、めんどくさく、感情的な場面が増えてしまいますがこの本は、恋愛なしの本当にただの探り合いです。そこがまた、ドキドキにやにやさせてくれます。“本当のことよ。”って言われれば、言われるほど疑心暗鬼になってしまうのは何故なのでしょうね(笑)テンポもよく、語り手が変わっていくのですが、章が変わると語り手がが変わる。ではなく、スッと変わっていく
2024年3月13日 07:24
ポプラ社さんらしい本。最近、全然本が進まなくて。読みたいのに、読みたいものが分からない状態が続いていました。感動ものも疲れる。イヤミスは余計しんどくなる。ミステリーは頭を使うし、社会派はメンタルに来る。ホラーやファンタジーを読めるようなテンションでもない。もう何を読んでいいのか分からない時は、とりあえずポプラ社さんのコーナーにいきます。程よい本を出版してくださっているので本
2024年3月7日 07:41
数学が苦手です。その数学を取り上げた題材だったので後回しにしていましたが、気になって、気になって、仕方がなかったので、意を決して読みました。岩井先生の本は不思議ですね。面白かった。とか感動した。と言う、よく抱く感想ではない感想が出てきます。この本に関しては、美しいと思いました。研究者が突き詰めていくその姿勢。実際に描かれているわけではない数式。多分、記号の羅列なんだろうな
2024年3月6日 10:19
読みたくなるなる石川先生の作品。牛歩のごとく、物語が進まないです。読みにくいわけでもなく、グダグダなわけでもなく、そういう進め方なのでしょうね。その進まなさが、登場人物たちの歪みを、関係性を表しています。梅雨時期の、降り出しそうで降らない雨模様。そんな感じのミステリーでした。イヤミスが好きな方は、合う作品かと思います。
2024年3月2日 09:23
沢尻エリカさんが主演でドラマ化されたものの原作です。ぴったり(笑)わがままにも見えるし、かっこよくも見える。美人さんだし、男性を翻弄させるたらしにも見える。私は好きですけど、苦手な方もいるでしょう。まさに原作通り。悪女の定義って何なんでしょうかね。富小路公子さんをあなたは好きになれますか?私は、会ってみたいです。
2024年3月1日 06:37
ヴィクトリアンホテルに泊まるお客さまたちの短編集。そのお客さまたちがまたひと癖もふた癖もあるワケアリな方々で…短編としても、十分楽しめます。何日かに分けて読むより、時間を作って一気読みしたほうがより楽しめるかなと思います。1番伝えたいことが、1番ネタバレになるので、書きませんʕ´•ᴥ•`ʔ
2024年2月29日 07:31
重松先生の本は、どちらかと言うと明るいイメージがありまして。明るそうな本はまだ、読んだことがなくていつもちょっと闇があるようなものを手に取ってしまいます。表紙やタイトルに惹かれるのですかね。今回も明るくない内容でした。あらすじに書かれているのですが犯人に顔が似ているからっていじめられるって、おかしくないですか?いや、いじめること自体おかしいのですが、いじめる理由が、こんなどう
2024年2月28日 22:36
藤崎翔先生は、元芸人さん。めちゃくちゃ笑える小説ではなくあぁ、自分もそんな願望をいだいたことがあるなと。どんなことかは、読んでからのお楽しみです。読んでいるときは、そんなに…って思うし私自身、めちゃくちゃオススメ!とはいえないのですが、何故か忘れられない作品になるんですよね。不思議な感覚です。
2024年2月28日 08:04
物語の始まりは、婚約者さんの死後です。抜け殻のようになってしまったパートナーのために、死ぬ間際まで、謎解きを残した彼女さん。回想シーンを交えながら、物語は進んでいきます。思い出を辿りながら、少しずつ生気を取り戻していく彼氏さん。謎解きに参加する人々の多さが彼女さんの人徳を表しています。物語に、不満はありません。帯よ、何故“号泣”と書くのか。そこまでは泣きません。ウルッとはし
2024年2月26日 19:39
最近、ハマりだした作家さん。バレンタインに『ご褒美にはボンボンショコラ』を読んで、衝撃を受けたのですが、今回は、また違いすぎる雰囲気でストレージパンチをくらいました。全く救いがないのですが、何か清々しいのです。明確な理由がないところが中学生っぽい。表紙のモデルが娘さんなのかな。まんまだったので、驚きました。
2024年2月25日 09:37
母親ってだけで、子どもを自由に自分のものにできる。って言うことを見せつけられる小説でした。ネグレクトでも、“私の子”で、手放さなくていいって言うのが、腑に落ちません。育ててくれない実の親より育ててくれるコンビニの店長の元のほうが子どももご飯に困らないし、ちゃんとしたコミュニケーションもとってもらえるだろうに。と、思いながら、読みすすめていました。小説では、それでも物語を完結させ
2024年2月24日 07:53
染井為人先生の最新刊です。社会派ミステリー、長編小説のイメージがありましたが、こちらは短編集です。つめこまれた感がなく、丁寧な短編の集まりで、内容に重々しさはなく、とても読みやすかったです。どのジャンル?と聞かれたらミステリーになるのでしょうが、決してミステリーだけではなく、色んなジャンルが含まれていて飽きることも、疲れることもなく読み終えることができます。今、1番オススメす