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#エッセイ
読んでない本の書評53「見えない都市」
135グラム。マルコ・ポーロがフビライ汗に語って聞かせる都市の話。「枠物語」と言われるとちょっとうれしいのは「アラビアン・ナイト」のわくわくが脳内でBGM再生されるせいだろう。
目の前に魔法の絨毯を広げるように、不思議な都市が次々と立ち上がっては消えていく。読んで大変に気持ちの良い本なのである。ああ、なんてかわいらしいひとつひとつの祝祭、誰かこれを全部ジオラマにする人なんかいないものかしら…など
読んでない本の書評51「夏への扉」
188グラム。もちろん中を読まずに、表紙の猫の後頭部を見つめる用途専用に使うのにも適している。
自動掃除ロボットのルンバを見かけると、なんとなくいちおう値段をチェックしてしまう。購入を検討したことこそないが、「自分では買わないが、誰かが急にくれたらはしゃぐ」系家電のトップ10に入るのではないか。
我が家は猫が二匹暮らしている都合上、とにかく掃除機をかけるのに手間がかからない部屋になってる。