せりざわ

noteを始めて2年目 | 静岡県在住 | 50代 | 四姉妹の父 | 保護司 | …

せりざわ

noteを始めて2年目 | 静岡県在住 | 50代 | 四姉妹の父 | 保護司 | 天理教を信仰する者| 皆さんのnoteを読んで勉強しようと思います。また書くことは自身と向き合うことでもあると思い綴ってます。優しさや思いやりをテーマにエッセイなどを載せています。

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  • エッセイ(親孝行、家族、友達などについて)

    親子、夫婦、家族などについて、日頃の出来事で感じたことを綴っています

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    天理教の教えの一端を体験談などを交えて綴ってます。

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世界は円い心でおさまる

この世に完璧な人間などは存在しません。 周りからあの人は、人格者だと言われている人でも、家族から見れば一つや二つくらいは、角があるものです。家族は全方位から、い…

せりざわ
6か月前
260

万物の霊長も敵わない

ゴールデンウィークも最終日。朝からどんよりとした曇り空に気持ちも曇りがち。 切りかえようと玄関で「よし!」と気合いを入れて重い腰を上げ外に出ると、前方には首を垂…

せりざわ
8日前
59

古きを尊ぶ

私の住む街は2022年の統計では、総人口に対して65歳以上が占める割合は48・6%で約2人に1人が高齢者で75歳以上は28・9%です。人口減少と高齢化が進んでいます。 …

せりざわ
11日前
58

コングラ🏆に励まされ

拙文を読んでくださった皆さまありがとうございます🙇 決して自慢をしているわけではありません。 コングラに励まされて、どうにか続けています。 ありがとうございました…

せりざわ
3週間前
40

1周年になりました

久しぶりにnoteを開いたら、もう1年が経ったようです。 小さなことでも、おめでとうと言われると嬉しくなります。こちらこそ、よろしくお願いしますです。 しかし、1年な…

せりざわ
1か月前
101

【短編】最期の灯火 −苦悩と真実−

奈良盆地を真っ赤に照らしながら沈んでいく夕陽を見ていると、今でもあのひとを想い出すことがある。 病院の帰り路。しずんだ気持ちで幾度も見たあのときの夕陽、、、 あの…

せりざわ
1か月前
130

丑三つどきの来訪者

ある夜。 目が覚めて時計を見ると午前2時。 隣には妻がスヤスヤと気持ち良さそうに寝ている。 すると玄関のチャイムが突然鳴った。 こんな時間に誰だ?と薄気味悪く思った…

せりざわ
2か月前
123

『心眼』で見極めよう

家族の知らないところで僕は愚かな罪を重ねていた。 いつかそれが白日の下に晒される日がくると、いつも怯えながらひた隠し日々を過ごした。 そう。あの日までは、、、 真…

せりざわ
2か月前
117

SDGs

【短歌】 SDGs まずはペットの ラベル剥ぎ 家に置いてあったペットボトルがたまり、マックスバリュ(スパー)のリサイクルBOXに入れようとしたら、ラベルと蓋を外していな…

せりざわ
2か月前
63

『先生』と言われると、、

世の中には『先生』と呼ばれている人がいます。職業でいえば医師、弁護士、政治家、教諭など。他にもまだたくさんあると思います。 私が所属する地区の保護司会では、保護…

せりざわ
2か月前
89

【短歌】 冬の日

髪乾く 一石二鳥 ファンヒーター

光熱費が高騰しているので、ドライヤーの電気代をケチり、ファンヒーターの風で髪を乾かすのもアリだと気づく。

しかし、娘にケチくさいと言われる始末(笑)

せりざわ
3か月前
70

老誘導員のプライド

昨年の夏あたりから、よく見かけるとても気になるひとがいる。 いつか話しかけようと思っていて、なかなか声をかけることができないでいた。 それは美人の店員さんとかで…

せりざわ
3か月前
108

花には蝶 人もその匂いに誘われる 

私は保護司をしていますが、先日1号観察の対象者と面談をしました。 対象者と面談をする前に、犯行の経緯や経歴などの資料に目を通します。 そして、その生い立ちをみる…

せりざわ
4か月前
125

世界はとても広いということ

⬆️この手作り感満載のイラストは何を意味しているか分かりますか?以前、あるところで講話をした時に使ったイラストです。 正解はこういうこと⬇️ 天理教の信徒数を1…

せりざわ
4か月前
139

優先順位を正しく制するものが人生を制する

「来週には退院できるよ」と笑っていたのに、、、 なんの断りもなく突然、逝ってしまった大切なひと。 車で2時間。大した距離ではなかった。 あのとき会いにいけば良か…

せりざわ
4か月前
104

『負けのち勝ち』 

心は晴れのときもあれば、曇りの日もある。 ときには嵐だって。 喧嘩しても朝になったら『おはよう。昨日はゴメン』と先に言えたらいいなと思う。 自分だけが正しいなん…

せりざわ
5か月前
104
世界は円い心でおさまる

世界は円い心でおさまる

この世に完璧な人間などは存在しません。
周りからあの人は、人格者だと言われている人でも、家族から見れば一つや二つくらいは、角があるものです。家族は全方位から、いつも見ているのですから。

円錐は真横から見れば三角に見えますが、真上から見れば円に見えます。

人も同じように、どの角度から相手を見るかが、大事なことだと思うのです。
角のない円の方向から見る意識をした方が、相手も自分にとっても幸せなこと

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万物の霊長も敵わない

万物の霊長も敵わない

ゴールデンウィークも最終日。朝からどんよりとした曇り空に気持ちも曇りがち。
切りかえようと玄関で「よし!」と気合いを入れて重い腰を上げ外に出ると、前方には首を垂れゆっくりとした足取りで道路を横切る一匹の白黒猫の姿が目に入りました。
ご近所さんの飼い猫ハチワレの彼だとすぐに分かりました。

彼はこちらに気づいて静止し振り向くと、だらんとし息絶えた子ネズミを咥えていて、一瞬ドキッとしました。
「なんか

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古きを尊ぶ

古きを尊ぶ

私の住む街は2022年の統計では、総人口に対して65歳以上が占める割合は48・6%で約2人に1人が高齢者で75歳以上は28・9%です。人口減少と高齢化が進んでいます。
田舎はどこでもそうではないでしょうか。
ご近所の人は高齢者のかたがとても多いです。だから今年度も町内会の組長です。組長はこれで6年連続となりました。万年組長です。町内には万年組長が、私の他にも数人います。
広報を配りながら安否確認も

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コングラ🏆に励まされ

コングラ🏆に励まされ

拙文を読んでくださった皆さまありがとうございます🙇

決して自慢をしているわけではありません。
コングラに励まされて、どうにか続けています。
ありがとうございました。

−了−

1周年になりました

1周年になりました

久しぶりにnoteを開いたら、もう1年が経ったようです。
小さなことでも、おめでとうと言われると嬉しくなります。こちらこそ、よろしくお願いしますです。
しかし、1年なんてあっという間に過ぎ去っていくものですね。

歳を重ねてくると時の流れを早く感じます。
ジャネーの法則を実感するのです。
若いときのような俊敏さはもうできません。
時間はどんな人に対しても平等に流れていますが、自分の動きが遅くなった

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【短編】最期の灯火  −苦悩と真実−

【短編】最期の灯火 −苦悩と真実−

奈良盆地を真っ赤に照らしながら沈んでいく夕陽を見ていると、今でもあのひとを想い出すことがある。
病院の帰り路。しずんだ気持ちで幾度も見たあのときの夕陽、、、
あのひとのことは一生忘れることはないだろう。あの優しい眼差しは、僕の胸奥に今でも深く焼きついている。そして、沈みゆくひとのその微笑みは、未熟な僕の心を照す最期の灯火のようであった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

僕は熱心な天理教の信仰家庭に

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丑三つどきの来訪者

丑三つどきの来訪者

ある夜。
目が覚めて時計を見ると午前2時。
隣には妻がスヤスヤと気持ち良さそうに寝ている。

すると玄関のチャイムが突然鳴った。
こんな時間に誰だ?と薄気味悪く思った。というよりも少し怖かった。
妻を起こそうかとも思ったが、その寝顔をみてやめた。
まさか強盗ではないだろうか?
だが強盗ならわざわざチャイムなど鳴らさないだろう。
しかし今は配達業者を装った姑息なヤツもいる。
いずれにしてもこの刻での

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『心眼』で見極めよう

『心眼』で見極めよう

家族の知らないところで僕は愚かな罪を重ねていた。
いつかそれが白日の下に晒される日がくると、いつも怯えながらひた隠し日々を過ごした。
そう。あの日までは、、、

真冬の早朝。あたりは森閑としてまだ暗闇に包まれている。
吐きだす息の白さが、さらに寒さを感じさせた。

そして僕は家族に出張と偽って、後ろめたい気持ちで妻に駅まで送ってもらった。

彼女がいつになく無口で素っ気ない態度のように感じたのは気

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SDGs

SDGs

【短歌】
SDGs
まずはペットの
ラベル剥ぎ

家に置いてあったペットボトルがたまり、マックスバリュ(スパー)のリサイクルBOXに入れようとしたら、ラベルと蓋を外していないペットボトルが沢山ありました。

細かいことが気になる性分なので、すべて取り出して外していたら、店員さんが来て

『すみません!ラベルと蓋はちゃんと外して下さいね』と。

『これは僕が出したものでは、、、』

店員は無言のまま

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『先生』と言われると、、

『先生』と言われると、、

世の中には『先生』と呼ばれている人がいます。職業でいえば医師、弁護士、政治家、教諭など。他にもまだたくさんあると思います。

私が所属する地区の保護司会では、保護司同士で『〇〇先生』と呼びあっています。
私は最年少ですが、十も年齢の違う元校長先生やご住職などの立派な方に『先生』などと呼ばれると、違和感を覚えるのです。

『先生』というと、真っ先に学校の先生が思い浮かぶのですが、以前、教育長をしてい

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【短歌】 冬の日

髪乾く 一石二鳥 ファンヒーター

光熱費が高騰しているので、ドライヤーの電気代をケチり、ファンヒーターの風で髪を乾かすのもアリだと気づく。

しかし、娘にケチくさいと言われる始末(笑)

老誘導員のプライド

老誘導員のプライド

昨年の夏あたりから、よく見かけるとても気になるひとがいる。

いつか話しかけようと思っていて、なかなか声をかけることができないでいた。

それは美人の店員さんとかではない。

外壁の補修工事をしているマンションの入口に、そのひとはいつも立っている。

真夏の暑い日も寒さ厳しいときも。

その人とは、高齢で小柄な交通誘導員のおじいさんだ。

『おじさん』ではない。
誰が見ても明らかな『おじいさん』

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花には蝶 人もその匂いに誘われる 

花には蝶 人もその匂いに誘われる 

私は保護司をしていますが、先日1号観察の対象者と面談をしました。

対象者と面談をする前に、犯行の経緯や経歴などの資料に目を通します。

そして、その生い立ちをみると家庭環境が悪く、小さなときから大変つらい思いをして人生を歩んできたのだと想像し、心を痛めることが多いのです。

人間に生まれながらの悪人などは、一人もいません。みんな最初は純朴なのです。

一番は親に責任があると思うのです。

一昨年

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世界はとても広いということ

世界はとても広いということ

⬆️この手作り感満載のイラストは何を意味しているか分かりますか?以前、あるところで講話をした時に使ったイラストです。

正解はこういうこと⬇️

天理教の信徒数を1として、面積を求めて表した天理教と世界宗教(キリスト教・イスラム教・仏教)を比較したイラストです。(信徒数はあくまで概数であることをご承知おき下さい)

天理教の組織は世界に比べると小さな点でしかありません。いかに小さいかということに気

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優先順位を正しく制するものが人生を制する

優先順位を正しく制するものが人生を制する

「来週には退院できるよ」と笑っていたのに、、、

なんの断りもなく突然、逝ってしまった大切なひと。

車で2時間。大した距離ではなかった。

あのとき会いにいけば良かった。

人生はいつも後悔ばかりだ。

「あの日は忙しかったから、しかたがなかった」と、つまらない言い訳をして自己完結をする。

ほんと情けないヤツだ。

「どんなに忙しくたって、いつも寝る時間くらいはあるだろう!」と、言ってやりたい

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『負けのち勝ち』 

『負けのち勝ち』 

心は晴れのときもあれば、曇りの日もある。
ときには嵐だって。

喧嘩しても朝になったら『おはよう。昨日はゴメン』と先に言えたらいいなと思う。

自分だけが正しいなんてことはない。
そう思いたいだけだ。

人生には負けるが勝ちのときだってある。
先に言ったもん勝ちだ。

本当に強いひとは一見ペコペコして弱く見えて、うちに強さを秘めてる人なのかもしれない。

どんなときも、内省と謙虚さをどこか心の片隅

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