コット

人との繋がり、学びと、言葉を糧に生きています。イギリス在住。書くのも描くのも好きです。

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マガジン

  • ハトとねこ

    ロンドンへ移住した普通のわたしの日々を綴っています。

  • サントリーニ島の冒険

    長年憧れたサントリーニ島での一人旅について綴った日記です。

  • The Kindness of Strangers

    見知らぬ人の親切を綴ります。

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22時のスクリブル

art by cot

コット
5か月前
8

蛍光灯を見るしかなくて

なんでもない普通の一日になる予定だった でも気になってた写真展 明日で終わっちゃうからって、とりあえず向かった しばらく読んでなかった本を持って いつもより早足…

コット
2日前
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フランス旅行の準備

そろそろフランス旅行が近づいてきて、フライトに荷物を追加するか決めなきゃいけないけど、なかなか重い腰が上がらない。 ロンドン出発の数日間の旅行。 noteに書きなが…

コット
4日前
3

今年、それぞれの目標

目標立てるの遅いけど、それぞれ意気込んでいるみなさん。 #ハトとねこ #pigeonandcat

コット
2週間前
3

ep.12 乗り過ごす人、見逃す人 | サントリーニ島の冒険

 アラームをセットしておいたものの、日の出が始まって10分後という、素晴らしく悔しいタイミングでハッと目が覚める。スウェットをガバッと頭からかぶり、起きたままの髪…

コット
3週間前
15

靴下の穴

「ホリデー」と刺繍の入った靴下。 何年か使っていたけれど、先日のイースターホリデーが終わった時に、偶然穴が開いた。 ホリデーの終わりを告げるかのような親指の穴を…

コット
1か月前
5

ノッティングヒル | ロンドン写真

よく晴れた日のノッティングヒル 賑やかな一日でした。 最後までご覧いただき、ありがとうございます。

コット
1か月前
5

ロンドン 写真集 | 曖昧な日曜日

photo by cot

コット
1か月前
6

追伸|マグを買いました

クリーミーなマグ。 たっぷり入るLargeサイズにした。 いつものコーヒーの量だと少なく見えるくらい。 新しいからなのかな。洗い心地もつるっとしていてなんだか簡単! …

コット
1か月前
7

花の名前を覚えよう|レンデンローズ

コット
1か月前
4

絵の具を塗りたくなって

絵の具を混ぜて白い紙の上に筆で線を引きたくなった。 このボトルのデザインが大好きで、大きなコショーを描くことにした。 久々に開けたアクリル絵の具の箱には白がなか…

コット
1か月前
9

Salt and Pepper

My life gets peppered. It sometimes is salted. Then I'm dried, dried, and dried till no water comes out from my eyes. Now I’m flattened. Sooner shredded. …

コット
1か月前
4

ハリーポッターが執筆されたカフェ

大人になってから再びハリーポッターにはまったのは、イギリスという地にいたことと、コロナ中でおうち時間がたっぷりあったからだと思う。 私がその頃部屋を借りていた家…

コット
2か月前
13

What a good film does

It is no longer raining, but I feel it from the soaked pavement. Out of the cinema, I sense things quietly differently. That’s what a good film does. Cars…

コット
2か月前
11

マグがほしい

マグを二つ持っていたけれど、その内一つが壊れてしまった。洗っていたら手が滑って割れてしまった。 まだ飲めそうな状態の壊れ方ではあったので、しばらくよく見えるとこ…

コット
2か月前
9

ep.11 イメロヴィグリとドネルケバブ | サントリーニ島の冒険

朝7時すぎ、サントリーニ島の東海岸。ビーチまで日の出を見にいく。横長の雲が水平線にかかっており、なかなか太陽の姿が見えないが、自然は一瞬で動くから見逃せない。突…

コット
2か月前
7
蛍光灯を見るしかなくて

蛍光灯を見るしかなくて

なんでもない普通の一日になる予定だった

でも気になってた写真展

明日で終わっちゃうからって、とりあえず向かった

しばらく読んでなかった本を持って

いつもより早足で歩いた

曇ってる、風のない日

写真展と本と

別に意図してなかった二つが

偶然合わさって

心を覆いつくす波になった

深い青か、もう黒に近いような

波の中

無防備で入ってしまったら

めくりすぎちゃった蓋から出るみたい

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フランス旅行の準備

フランス旅行の準備

そろそろフランス旅行が近づいてきて、フライトに荷物を追加するか決めなきゃいけないけど、なかなか重い腰が上がらない。

ロンドン出発の数日間の旅行。
noteに書きながら準備するのは楽しそうかと思って、やってみよう。

金曜日だし、旅だし、宇多田さんのTravelingを聴こう(Yay)!

フライトに持ち込める荷物のサイズは、
max. 45 x 36 x 20 cm

<持ち物リスト(入るかな?

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ep.12 乗り過ごす人、見逃す人 | サントリーニ島の冒険

ep.12 乗り過ごす人、見逃す人 | サントリーニ島の冒険

 アラームをセットしておいたものの、日の出が始まって10分後という、素晴らしく悔しいタイミングでハッと目が覚める。スウェットをガバッと頭からかぶり、起きたままの髪でホテルの小さな敷地内をウロウロ。ひらけた場所を見つけ、昇ったばかりの太陽を眺める。

 少し先に農家の人たちがもう仕事をしている。手作業で働く農家の人たちの姿がただ美しい。彼らにとって日の出は、作業を始める自然の合図なのだろうか。朝ごは

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靴下の穴

靴下の穴

「ホリデー」と刺繍の入った靴下。

何年か使っていたけれど、先日のイースターホリデーが終わった時に、偶然穴が開いた。

ホリデーの終わりを告げるかのような親指の穴を、私は珍しく早く縫った。

ホリデー靴下に穴が開くのはどうも放っておけなかった。

縫うのは下手なのだけれど。このついでにボタンがとれかったまま一冬を終えたウールのコートと、夏物の生地が薄いカーディガンがどんどん裂けていっている肩周りも

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追伸|マグを買いました

追伸|マグを買いました

クリーミーなマグ。

たっぷり入るLargeサイズにした。

いつものコーヒーの量だと少なく見えるくらい。

新しいからなのかな。洗い心地もつるっとしていてなんだか簡単!

マグを買った帰り道、よりによってマグの入った紙袋をコトっと落として、また割ってしまったかと思うも、包み紙を開いてみると大丈夫でした。ほっ。

こちらのお店は前に住んでいたイーストロンドンで、よく行った大好きなお店の一つ。

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絵の具を塗りたくなって

絵の具を塗りたくなって

絵の具を混ぜて白い紙の上に筆で線を引きたくなった。

このボトルのデザインが大好きで、大きなコショーを描くことにした。

久々に開けたアクリル絵の具の箱には白がなかったけど、白なしで描いたら案外楽しいもんだ。

そのあと雨の中、お散歩に出て、結局白の絵の具のことを考えてて、お店に見に行ってみたらこんな大きいのしかなかったよ。

Salt and Pepper

Salt and Pepper

My life gets peppered.

It sometimes is salted.

Then I'm dried, dried, and dried till no water comes out from my eyes.

Now I’m flattened.

Sooner shredded.

Mixed.

Well, that doesn’t taste any good

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ハリーポッターが執筆されたカフェ

ハリーポッターが執筆されたカフェ

大人になってから再びハリーポッターにはまったのは、イギリスという地にいたことと、コロナ中でおうち時間がたっぷりあったからだと思う。

私がその頃部屋を借りていた家では、ハリーポッターがイギリス国内で初めて出版されたその当時にまさしく、真新しい一冊の本を買って読んでいたという夫婦と、その子どもたちと一緒に暮らしており、彼らの歴史がつまったその本は子どもたちへと受け継がれ、親から読み聞かせしてもらって

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マグがほしい

マグがほしい

マグを二つ持っていたけれど、その内一つが壊れてしまった。洗っていたら手が滑って割れてしまった。

まだ飲めそうな状態の壊れ方ではあったので、しばらくよく見えるところに置いておいて、キープしようかどうしようかと考えたが結局手放した。

マグが一つになってしばらく経つけれど、そろそろマグがほしい。一つだけはやはり不便である。時々洗うのもめんどくさい。友人が来てもマグが足りないし。週末買うつもりで大好き

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ep.11  イメロヴィグリとドネルケバブ | サントリーニ島の冒険

ep.11 イメロヴィグリとドネルケバブ | サントリーニ島の冒険

朝7時すぎ、サントリーニ島の東海岸。ビーチまで日の出を見にいく。横長の雲が水平線にかかっており、なかなか太陽の姿が見えないが、自然は一瞬で動くから見逃せない。突然、レーザーで空を切るような勢いの強い光が、雲の輪郭を縁取る。空の色を塗り替えていく。今日も海は風が強い。鋼色の表面に紺碧の波が押し寄せる。東に日が昇り、西に沈むまで一日を通してその存在を感じられる。迷子になりがちな太陽を探すようなロンドン

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