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登山ブログを書いています。 山岳写真を撮影しながら全国の山を登ります、noteは写真に…

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登山ブログを書いています。 山岳写真を撮影しながら全国の山を登ります、noteは写真に関することについて思ったことを書いています。

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  • one day photo

    日々の日記です

  • #Sugarpractice -日々の徒然-

    Redsugarが毎日やっている撮影練習のまとめです、Twitterにあげていない写真とかも上がります、いわゆる日記です。

記事一覧

one day photo_38_柴田敏雄、畠山直哉、山内悠さんの読書感想

3月から少しづつ時間に余裕ができてきたので、人間的な尊厳を取り返すために「そんなに働かない」を心に決めて仕事している。ここ数年の働きっぷりを会社の人も見ていてく…

redsugar
12日前
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one day photo_37_迷走写真館とWS

3月は大量の書籍を購入してしまい資金繰りが苦しいRedsugarです。X100VIの予約合戦ですがどうやらダメだったらしく、用意していたお金が浮くからそれで夏山楽しく過ごそう…

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1か月前
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one day photo_36_APA AWARD 2024

2024年3月7日(これをかいてるのが6日)まで東京都写真美術館で開催中のAPAアワードを見てきた。というのも前回の日記でも書いたように「地獄みてぇな仕事で目に見えて疲れ…

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1か月前
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one day photo_35

気が付いたら2024年3月でした。前回の34では2023年の振り返りで調査兵団やっていたので「何も成果はありませんでした」という一年だったなーという話をしましたが。2024年2…

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2か月前
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one day photo_34

2023年はどういう年でしたかといわれると、調査兵団をやっていたので何の成果も得られなかった年ですね。そう答えるかもしれない。 お盆が終わってから仕事が怒涛の勢いで…

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4か月前
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one day photo_33

今年の夏山では横長で良く撮影をしていたので、それを残しておきたいと思う。プリント用の写真は5:4で撮影しているが、モニタで見る時になんかいいなぁと思うことが多かっ…

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6か月前
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one day photo_32:可処分時間が無い

可処分時間が少なくなると人間は闇に落ちやすくなる。 今絶賛暗黒の中を彷徨っている、仕事と育児に挟まれている状態で仕事の難易度がどんどん上がると胸痛と不眠が召喚さ…

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6か月前
7

one day photo_31:そのカメラの理由

登山をしに行くときに持っていくカメラがいつも困る。 普段自分の基準にしているのは40㎜になるんだけど、山に行くのにブログのこともあって中々40㎜一本というのが、この…

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10か月前
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one day photo_30:藤原新也の本

■藤原さんの本 藤原新也の写真集をいくつか借りてきた。祈りは購入したんですけど、この人凄いなぁ……全東洋に乗っている写真はすごいとしか言いようがない。 スピリチュ…

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11か月前
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one day photo_29:山中他界と主客未分な写真を撮りたくて

テーマの方向性が見えてきたら言葉を知らないと制作が出来ないということが分かったので最近は写真史や写真集を見ながら仏教や修験道の勉強を始めました、Redsugarです。 …

redsugar
11か月前
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one day photo_28:テーマとスタイル

前回エヴァンスから始まるショアの形式に気づきを得た後、いろいろと読み進めたり人に合う中で西洋と東洋の見方の違いや、今の西洋ベースの考え方を理解しないと写真機に関…

redsugar
1年前
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one day photo_27:エヴァンスとショアのイメージ

3月とんでもない額のクレジットカードの支払いを乗り切り、4月は平穏に過ごそうと思っていた矢先。疲れていて頭が回らなかったのかMastin labsというライトルームのプリセ…

redsugar
1年前
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one day photo_26:自然科学の像から曼荼羅まで、川野恭子さんの展示を見て。

■初めに、この日記を読む前に 多分この記事が表示される人って写真ジャンルの人なんじゃないかと思うんですけど、こんな小難しいタイトルクリックするあなたは写真芸術の…

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1年前
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one day photo_25:東京都写真美術館

今週は東京都写真美術館で新進作家展と野口理佳展を見てきました。 新進作家展は過去のものは図録で見ましたが実際に見るのは今回が初めて。「あ、現代美術化した」という…

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1年前
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one day photo_24:デッドパン写真

読書メモをつけているのですが、久々にそれを見返してみると自分の好きな写真のジャンルの中でも細かい差異があるんだなというのがわかりました。 シャーロット・コットン…

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1年前
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aftermath、災害の写真

ここ数日御嶽山の写真を現像している。2年前に登ったのだが山頂にはまだ14年の噴火の痕跡が残っていた。6年持っているのに山頂部には小屋のがれきなどが残されていたし、山…

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1年前
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one day photo_38_柴田敏雄、畠山直哉、山内悠さんの読書感想

one day photo_38_柴田敏雄、畠山直哉、山内悠さんの読書感想

3月から少しづつ時間に余裕ができてきたので、人間的な尊厳を取り返すために「そんなに働かない」を心に決めて仕事している。ここ数年の働きっぷりを会社の人も見ていてくれたのか、ちょっと穏やかな仕事でしばらくインプットに精を出してねと言われているような感じもするので、傷を癒そうかなぁ~という中で、ゲームやらないで外をふらついたり登山をしている。

仕事の休憩時間で1日30ページくらいづつ写真集を読もうぜ!

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one day photo_37_迷走写真館とWS

one day photo_37_迷走写真館とWS

3月は大量の書籍を購入してしまい資金繰りが苦しいRedsugarです。X100VIの予約合戦ですがどうやらダメだったらしく、用意していたお金が浮くからそれで夏山楽しく過ごそうと思っているのですが、毎週購入している日本酒や書籍でジリジリと資金が削られて行っているような気がしてなりません。

さて、今回は積み本とWSいってきた話です。
 ・岸:清水裕貴
 ・オプタテシケ:中西敏貴
 ・toshio s

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one day photo_36_APA AWARD 2024

one day photo_36_APA AWARD 2024

2024年3月7日(これをかいてるのが6日)まで東京都写真美術館で開催中のAPAアワードを見てきた。というのも前回の日記でも書いたように「地獄みてぇな仕事で目に見えて疲れていた」私を見かねて先輩がチケットをくれたのだ。
なんでも先輩のご学友が入選したとかでチケットをたくさんもらったらしい、7日までだから午前は見に行って午後から出社したら~?という感じで吸い寄せられるように恵比寿の駅に降り立っていた

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one day photo_35

one day photo_35

気が付いたら2024年3月でした。前回の34では2023年の振り返りで調査兵団やっていたので「何も成果はありませんでした」という一年だったなーという話をしましたが。2024年2月にしてようやく調査兵団は壁内に戻ってきました。私はエンタメ系の会社で働いているのですが、2010年以降過労死の問題や福利厚生が充実してきたとはいっても「クリエイティブとしてはドブラックな類の会社であることは変わりない」と思

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one day photo_34

one day photo_34

2023年はどういう年でしたかといわれると、調査兵団をやっていたので何の成果も得られなかった年ですね。そう答えるかもしれない。
お盆が終わってから仕事が怒涛の勢いで忙しくなり、今年も紅葉を楽しむことなく、11月に至ってはせっかく休日だった誕生日も働いていた。
なんでそこまで働けたかというとやりたかったことだから前向きにできた、ということなのだが……残念ながらその挑戦はいったんシュリンクし立て直すこ

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one day photo_33

one day photo_33

今年の夏山では横長で良く撮影をしていたので、それを残しておきたいと思う。プリント用の写真は5:4で撮影しているが、モニタで見る時になんかいいなぁと思うことが多かったので横長もちょこちょこ撮影していた。
どうせならGFXで65:24とかを試してみたいが、軽量ハイクに傾いていっているRedsugarさんはもうX-T5+XF27㎜やZ7II+40mmf2以上重いものは極力持ちたくないのであった。
(GR

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one day photo_32:可処分時間が無い

one day photo_32:可処分時間が無い

可処分時間が少なくなると人間は闇に落ちやすくなる。
今絶賛暗黒の中を彷徨っている、仕事と育児に挟まれている状態で仕事の難易度がどんどん上がると胸痛と不眠が召喚されてしまった。マイスリーが全く効果が無くアモバンがお友達として召喚された、登山の時にスッと寝れるのでアモバンとエチゾラムは重宝している、だって自然に寝れねぇんだもん。
そんなわけで前回日記を書いた6月から4か月、毎月36協定のぎりぎりを保ち

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one day photo_31:そのカメラの理由

one day photo_31:そのカメラの理由

登山をしに行くときに持っていくカメラがいつも困る。
普段自分の基準にしているのは40㎜になるんだけど、山に行くのにブログのこともあって中々40㎜一本というのが、この季節は難しい。
秋口くらいからの山は全然それで歩けていたけど、6月くらいからになるとどういうわけかもったいない病というか、不安な気持ちに駆られて標準ズームをつけていることになる。

展示をやりたいな、作品を作りたいなと思って色々調べるう

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one day photo_30:藤原新也の本

one day photo_30:藤原新也の本

■藤原さんの本
藤原新也の写真集をいくつか借りてきた。祈りは購入したんですけど、この人凄いなぁ……全東洋に乗っている写真はすごいとしか言いようがない。
スピリチュアルな感じも出ているけどすさまじい体験をしたんだなと目を丸くしてしまう。
言葉と写真が高度に融合した人だなと思うし、写真は言葉ですねっていうのが端的にあらわされていた。
俗界富士という本は全編ポジで昼間に撮影された写真で組まれているけども

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one day photo_29:山中他界と主客未分な写真を撮りたくて

one day photo_29:山中他界と主客未分な写真を撮りたくて

テーマの方向性が見えてきたら言葉を知らないと制作が出来ないということが分かったので最近は写真史や写真集を見ながら仏教や修験道の勉強を始めました、Redsugarです。

3月くらいからとても忙しくて登山も行けなくてげっそりやつれまして、体力も落ちてしまったなぁという日々。(68キロから60キロくらいまで一気に落ちた)
ゲーム制作って場所にもよるけど一桁億円くらいは何とか楽しく作れてたんですけど、2

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one day photo_28:テーマとスタイル

one day photo_28:テーマとスタイル

前回エヴァンスから始まるショアの形式に気づきを得た後、いろいろと読み進めたり人に合う中で西洋と東洋の見方の違いや、今の西洋ベースの考え方を理解しないと写真機に関してのとらえ方や、制作のテーマを見つけることは出来なさそうだということが分かった。
中野でやってる渡辺さとるさんのdagasitaを見に行くついでにいろいろ聞いてみたが、畠山直哉のとらえ方ややっていること、写真集プラーナでやっていたこと、エ

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one day photo_27:エヴァンスとショアのイメージ

one day photo_27:エヴァンスとショアのイメージ

3月とんでもない額のクレジットカードの支払いを乗り切り、4月は平穏に過ごそうと思っていた矢先。疲れていて頭が回らなかったのかMastin labsというライトルームのプリセット販売に手を出してしまいしょうもないプリセットを一つ購入してしまった。89ドルでいろいろあって14000円、気が付いたときには時すでに遅し。
VSCOのプリセットが好きな僕としてはそれに近しいものが来るかと思ったら予想とは遥か

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one day photo_26:自然科学の像から曼荼羅まで、川野恭子さんの展示を見て。

one day photo_26:自然科学の像から曼荼羅まで、川野恭子さんの展示を見て。

■初めに、この日記を読む前に
多分この記事が表示される人って写真ジャンルの人なんじゃないかと思うんですけど、こんな小難しいタイトルクリックするあなたは写真芸術の勉強をしていたり、畠山直哉や杉本博司の著書などを読んでいるんじゃないでしょうか。
この記事は仕事の合間やマラソンしているときにたまーーーーーーに、たまーーーーにまじめに考えてる写真のことや、芸術の見方とかデザインのことで、区切りがついたとき

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one day photo_25:東京都写真美術館

one day photo_25:東京都写真美術館

今週は東京都写真美術館で新進作家展と野口理佳展を見てきました。
新進作家展は過去のものは図録で見ましたが実際に見るのは今回が初めて。「あ、現代美術化した」という感じの展示内容はシャーロットコットンの著書「写真は魔法」に通じるものがありました。
個人的に一番好きだったのは澤田華さんの作品、認識のずれみたいなものを自覚させるような映像作品は見ていて「あれ、俺ってこれ今どう認識したんだ?」っていう感じに

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one day photo_24:デッドパン写真

one day photo_24:デッドパン写真

読書メモをつけているのですが、久々にそれを見返してみると自分の好きな写真のジャンルの中でも細かい差異があるんだなというのがわかりました。
シャーロット・コットンの本とかでも書かれるデッドパンの形式が好きで、そういう類をいろいろ見るようにしていたんだけど、今のところ自分の中では特徴的な人達が下記のように分類されるなぁと。

大判カメラの作法に従いデッドパンだがドラマチック
 →リチャード・ミズラック

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aftermath、災害の写真

aftermath、災害の写真

ここ数日御嶽山の写真を現像している。2年前に登ったのだが山頂にはまだ14年の噴火の痕跡が残っていた。6年持っているのに山頂部には小屋のがれきなどが残されていたし、山頂に向けて歩を進めるほどに壊れた石碑などが目立つようになる。
山は街とは違い環境的にも厳しい部分があるので復興の速度が遅いのは仕方が無いのだが、一介の登山者かつ15年から登山をはじめは僕は特に事故のことも気に留めずに御嶽山を歩いていた。

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