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内なる編集者を育てよう
私は長年、編集者として雑誌や書籍などの制作にたずさわってきました。
専門職扱いされることも多いのですが、私は特別な技能が必要な職種ではないと思っています。
なぜなら、文章を書く人はすでに誰もが「編集者」だからです。
メールを送信するとき、SNSに投稿するとき、事前に文章を読み返してチェックしますよね。
意識しているかどうかはさておき、そのときあなたの「内なる編集者」が仕事をしているのです。
「40歳の壁」に押しつぶされた私が自分の足で立ち上がるまで
昨夜、Voicyのトップパーソナリティとして活躍されている尾石晴さん(以降:はるさん)のご著書『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の出版記念イベントがありました。
私は、底本となったKindle本『サバティカルタイム 「40歳の壁」を越える戦略的休暇のすすめ』の編集を担当したこともあり、今回のイベントのパネリストとして参加させていただきました(身に余る光
どうやったら編集者になれるのか?
編集者って得体の知れない職業ですよね。編集者を名乗っている私自身もそう思います。
できあがった文章や本などのコンテンツを見ても、編集者のどんな仕事が反映されたのかはわかりません。完成したコンテンツに変更履歴は残らない。つまり、コンテンツの受け手にとって編集者は限りなく透明に近い存在です。
新米編集者時代、料理研究家であるご本人から「料理研究家って資格があるわけじゃないから、名乗ったその日から誰
私はあなたと対話したい
私にとって学生時代(中・高・大)は、決して楽しいものではありませんでした。心にずっと違和感を抱えていたのです。
何に対しての違和感か。友だちと上っ面の会話をする「自分」に対する違和感です。
好きな俳優やドラマ、おいしいお店や「誰々ちゃんが誰々ちゃんを嫌っている」だとか、そんなことは私にとって正直「どうでもいい情報」でした。
それよりも、私はその人が「本当に考えていること、思っていること」を知