冴木 潜

さえき もぐる と読みます。 ぼんやりとものを書きたいと思い立ち、登録したまま放置して…

冴木 潜

さえき もぐる と読みます。 ぼんやりとものを書きたいと思い立ち、登録したまま放置してました。 これから少しずつ書いていければと思います。 宜しくお願い致します。

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自己紹介

初めまして。読んでくださったあなたに感謝を。 冴木潜(さえきもぐる)と申します。 まだ形にもできていない、もの書き見習いですが、まずは自己紹介からさせてください。…

冴木 潜
10か月前
24

【詩】

昨日見た夢の中で、 君がいなくなったから、 私は泣いたのだと知ったら、 君は笑ってくれるだろうか。 いつか本当にいなくなるかもしれないと、 怖くなって震える私に、 …

冴木 潜
1か月前
3

2003.3.24

あれから、20年以上の月日が流れた。 自分は今でもこの日の朧気な記憶を、3月24日という日が来ると、手繰り寄せようとしてしまう。 この日は、自分の通っていた小学校の、…

冴木 潜
1か月前
1

2024.2.28

久しぶりに日記のようなものを、リハビリがてら書いてみています。 ご無沙汰しております。 日記と言えば私が思い浮かぶのは何故か、 紀貫之の「土佐日記」の序文です。 …

冴木 潜
2か月前

【掌編】 約束

僕の好きな人は、幼馴染みの『みーちゃん』だ。 長い黒髪をお下げにして、いつもにこにこしている。 僕は、そんなみーちゃんを見ると、緊張して何も言えなくなる。 「どう…

冴木 潜
4か月前
2

【雑文】 ただ穏やかに

ぼんやりと年が明けて思うのは、 凪のような心でいたいということ。 毎年毎年おんなじことを思っているような気がするが、 それでも思わずにはいられない。 私は、すぐに…

冴木 潜
4か月前

【昔話】今からくだらない話をしよう

皆さんは、最初の記憶はどこからはっきりしているだろうか。 幼稚園(保育園)? 小学校? 母親のお腹の中、なんて人もいるかもしれない。 自分は、中学三年生、十四歳の…

冴木 潜
4か月前

【詩】 贅沢

あなたがいない時にあなただけを思うのが贅沢なんだと、 どこかの誰かが言っていたけれど、 私はあなたがいる時に、 あなただけを思っていたい。 あなたが近くにいるこの…

冴木 潜
4か月前
2

【掌編】 クリスマスぼっち

「もしも私の願いが叶うなら、あなたに好きと言いたい」 そんな歌詞の歌をいつか聴いた。 言えばいいのに。 私はため息をつきながら雑踏の中を歩く。 恋なんてしなくなっ…

冴木 潜
4か月前
1

【詩】 歌

部屋で一人で歌を口ずさんでいた。 大好きだったその歌が、 私を慰めてくれた。 とうに日が暮れて、 真っ暗になった部屋の中で、 ずっと歌を口ずさんで。 涙が流れても、…

冴木 潜
5か月前
2

【掌編】同窓会で

 『私がふざけて「ユウ君」と呼んでいた友達がいたんだよね。  「悠」と書いて、「はるか」と読むその子は、当時中学校で国語の成績が5段階評価で「2」だった私にとって…

冴木 潜
5か月前

【詩】 無題(未完)

毎日のようにこの風景を眺めている。 毎日のようにこのざわめきを聴いている。 あなたと共にこの景色を見たことはない。 この街の声を聴いたことはない。 私は、一人で歩…

冴木 潜
5か月前
1

【独り言】 恋愛観

自分にはもう長らく片想いし続けている人がいます。 実は告白もしたんですが、見事に湾曲した表現になってしまい、多分相手には伝わっていません。 チキンなので、はっきり…

冴木 潜
5か月前
8

【詩】 無題

夢で見た貴女は美しかった。 遠い遠い、在りもしない記憶の中で、 貴女は微笑んでいた。 どうかどうか、 夢の中の貴女が消えませんように。 どうかどうか、 この現が朧気…

冴木 潜
5か月前
1

【読書記録】スロウハイツの神様

辻村深月さんの小説。 辻村さんは冴木が特に好きな作家さんの一人です。 最近、読書の楽しみからやや離れていたので、久し振りに本棚から引っ張り出して読みました。 大…

冴木 潜
5か月前
1

フライング誕生日

お疲れさまです。冴木です。 11月も早いもので、もう折り返しですね。 とてもどうでも良い情報ですが、冴木は11月後半生まれです。 もうすぐ歳をひとつ重ねます。 正直…

冴木 潜
5か月前
自己紹介

自己紹介

初めまして。読んでくださったあなたに感謝を。
冴木潜(さえきもぐる)と申します。
まだ形にもできていない、もの書き見習いですが、まずは自己紹介からさせてください。

どんな人?

いわゆるアラサーと呼ばれる世代の、発達障がい当事者です。
通信制高校を卒業後、紆余曲折あって今は某障がい者施設にて働いています。
幼い頃から読書が好きで、図書館や本屋に行くのが趣味です。

noteで何をするの?

読書

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【詩】

昨日見た夢の中で、
君がいなくなったから、
私は泣いたのだと知ったら、
君は笑ってくれるだろうか。

いつか本当にいなくなるかもしれないと、
怖くなって震える私に、
ばかだなあ、と言って、
君は笑ってくれるだろうか。

怯え、迷い、戸惑い、悲しみ、怒って、
それから少しだけ絶望して、
涙が零れてしまう私を、
少しだけ、
温かい気持ちにさせる、君の笑顔が好き。

ちょっと140字オーバーしたのでこち

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2003.3.24

2003.3.24

あれから、20年以上の月日が流れた。
自分は今でもこの日の朧気な記憶を、3月24日という日が来ると、手繰り寄せようとしてしまう。

この日は、自分の通っていた小学校の、修了式だった。
……まあ、大体において、この時期は学校の終業式というか、修了式というか、そういったものが行われる時期ではあろうとは思うけれど。

この日、当時唯一「仲が良い」と思っていた友人と、一緒に帰り道を歩いていた。来年度は同じ

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2024.2.28

2024.2.28

久しぶりに日記のようなものを、リハビリがてら書いてみています。
ご無沙汰しております。

日記と言えば私が思い浮かぶのは何故か、
紀貫之の「土佐日記」の序文です。
(細かい文章のかたちは覚えていませんが、確か、
 「男もしている日記って奴を女の私もしてみるわ!」みたいな
 内容だったと思います。ちょっと意味がわからない)
ちなみにそれ以外の内容はよく覚えておりません。
国語の授業を話半分で聞いてい

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【掌編】 約束

【掌編】 約束

僕の好きな人は、幼馴染みの『みーちゃん』だ。
長い黒髪をお下げにして、いつもにこにこしている。
僕は、そんなみーちゃんを見ると、緊張して何も言えなくなる。
「どうしたの?」って、折角話しかけてくれているのに、
「なんでもない!」って顔が赤くなって突っぱねてしまう。
そんな僕を見て、みーちゃんは笑顔を見せる。
僕はその笑顔が好きだった。

そんなみーちゃんがある日、引っ越すことになった。
なんてこと

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【雑文】 ただ穏やかに

ぼんやりと年が明けて思うのは、
凪のような心でいたいということ。

毎年毎年おんなじことを思っているような気がするが、
それでも思わずにはいられない。

私は、すぐに感情的になってしまう。
よく笑い、よく泣き、よく怒る。
それが悪いこととは思わないけど、
それでも年が明けて、新しくなる度に思う。

凪でありたい。
ただ穏やかに過ごしていたい。
大切な人、大事な場所、そして自分自身を大切にしながら、

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【昔話】今からくだらない話をしよう

皆さんは、最初の記憶はどこからはっきりしているだろうか。
幼稚園(保育園)?
小学校?
母親のお腹の中、なんて人もいるかもしれない。

自分は、中学三年生、十四歳の時だ。

厳密に言うと、それ以前の記憶が全くないわけではない。
しかし、正直それが自分の記憶だと、確証が持てない。
例えば、修学旅行に行った記憶があるとしよう。
友達と、あちこち観光地をフィールドワークした。
それは恐らく事実としてある

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【詩】 贅沢

【詩】 贅沢

あなたがいない時にあなただけを思うのが贅沢なんだと、
どこかの誰かが言っていたけれど、

私はあなたがいる時に、
あなただけを思っていたい。

あなたが近くにいるこの時を、
ただ、
ひたすらに愛おしく思う。

あなたと手が触れること。
笑い合うこと。
時々泣いて、
また笑って、
あなたを慈しむこと。
愛すること。

それら全ては、あなたと共にある今この時に感じていたい。

それ以上の贅沢なんてある

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【掌編】 クリスマスぼっち

【掌編】 クリスマスぼっち

「もしも私の願いが叶うなら、あなたに好きと言いたい」
そんな歌詞の歌をいつか聴いた。
言えばいいのに。
私はため息をつきながら雑踏の中を歩く。

恋なんてしなくなって、どのくらい経っただろうか。
指を折って数えることもやめてしまった。
一人でいることに慣れすぎた。

独りでいることに、慣れすぎた。

「もしも私の願いが叶うなら、あなたに好きと言われたい」
どちらかと言えば、普通こっちだろう。
叶わ

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【詩】 歌

【詩】 歌

部屋で一人で歌を口ずさんでいた。
大好きだったその歌が、
私を慰めてくれた。

とうに日が暮れて、
真っ暗になった部屋の中で、
ずっと歌を口ずさんで。

涙が流れても、
声が震えても、
大好きだったあの歌を。

私の中で、あの人がいなくなった。

部屋で独りで歌を口ずさんでいた。
大好きだったあの人の、
大好きだったあの歌を。

(センチメンタル全開)

【掌編】同窓会で

【掌編】同窓会で

 『私がふざけて「ユウ君」と呼んでいた友達がいたんだよね。
 「悠」と書いて、「はるか」と読むその子は、当時中学校で国語の成績が5段階評価で「2」だった私にとって、正直読めない名前だった。
 私の中では難読だった。
 同時にキラキラして見えた。
 だって、そういうムズカシイ読み方する名前って、かっこいいじゃない?
 私なんて「怜子」だから。嫌いな名前じゃないけど、そのまま普通に「レイコ」と読めるの

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【詩】 無題(未完)

【詩】 無題(未完)

毎日のようにこの風景を眺めている。
毎日のようにこのざわめきを聴いている。

あなたと共にこの景色を見たことはない。
この街の声を聴いたことはない。

私は、一人で歩いている。
途中、何人もの幸せそうな人々とすれ違う。
それを見て満ち足りた気分になることもある。
少しだけ、寂しいと思う時も、ある。

それでも私は独りじゃないよ。
心の中には、あなたがいるから。

(これ以上文章が浮かびませんでした

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【独り言】 恋愛観

自分にはもう長らく片想いし続けている人がいます。
実は告白もしたんですが、見事に湾曲した表現になってしまい、多分相手には伝わっていません。
チキンなので、はっきりと言えなかった。

まあ実はもうひとつ理由があって。
その方はもうはっきり言ってしまうと既婚者です。
自分と知り合ってしばらくしてから、素敵な旦那様と結婚されました。

それからかれこれ長いこと経ちますが、自分は未だに片想いのまま、
お相

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【詩】 無題

【詩】 無題

夢で見た貴女は美しかった。
遠い遠い、在りもしない記憶の中で、
貴女は微笑んでいた。

どうかどうか、
夢の中の貴女が消えませんように。
どうかどうか、
この現が朧気なままでいますように。

例えこの現実に、
或いは何時かの記憶の中に、
貴女が存在していたとしても、
きっとあの夢のような笑みは、
見ることなど出来ないだろうから。

だから、どうか。

(思ったより恥ずかしかったのはここだけの秘密で

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【読書記録】スロウハイツの神様

【読書記録】スロウハイツの神様

辻村深月さんの小説。

辻村さんは冴木が特に好きな作家さんの一人です。
最近、読書の楽しみからやや離れていたので、久し振りに本棚から引っ張り出して読みました。

大人気ライトノベル作家、チヨダ・コーキ。
彼の書いた小説に感化された青年が起こした凄惨な事件から十年。
売り出し中の脚本家・赤羽環とクリエイターを目指す友人たち、そして縁合ったチヨダ・コーキは、皆がスロウハイツと呼ぶアパートで共同生活を送

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フライング誕生日

フライング誕生日

お疲れさまです。冴木です。

11月も早いもので、もう折り返しですね。
とてもどうでも良い情報ですが、冴木は11月後半生まれです。
もうすぐ歳をひとつ重ねます。

正直な話、ここまで自分が生きられるとは思っていませんでした。
病気とかでは全くないのですが、メンタル的な意味で。

十代・二十代の頃の自分は割と死にたかった。
というか、死ぬことばかり考えていました。
(あ、歳がバレますね。まあ、いいか

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