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せがわたいすけ(瀬川 泰祐)/スポーツライター・編集者・久喜市議会議員ほか
2018年9月29日 00:22
「めちゃくちゃいいピヴォだね」僕の隣で観戦していたスポーツライターの仲間が、ある選手に視線を向けながら、こう言った。その視線の先にいた選手の名は、岡村康平(31)。現在、フウガドール すみだに所属するフットサル選手だ。 岡村は、30歳の時に初めて日本代表合宿に呼ばれたが、それまでFリーグでの出場試合数も決して多くはなく、下積みがとても長い選手だった。この日、僕は友人たちとFリーグの
2018年9月27日 22:14
今をときめくドリブルデザイナーの岡部将和さんと、僕が共感してやまない諸江剣語選手の対談。 2人に気持ちよく話してもらうためにはどうしたら良いか?対談の構造をどう作ろうか?前日から、あれやこれやと、シナリオを頭の中に描いていた。まだまだ経験の浅い僕は、この時、対談のインタビュアーという役回りは、初めての経験だったためだ。 スムーズに話が流れるように、話の流れを頭の中にイメージしては、
2018年9月24日 06:49
「よしっ、今日も自信をつけていこう!」フットサル元日本代表の諸江剣語選手は、フィジカルトレーニングを始める前に、自分自身を奮い立たせるかのように、こう言った。僕は、いつの間にか、「正解」が大好きになり、いつの間にか、「間違い」を悪と捉えるようになり、間違いを嫌う大人になった。今では、「正解」だけを信じ、「正解」を求め続けて生きている。だが、アスリート達を見ていると、間違っていてもいいん
2018年9月23日 23:49
今回もまた、面白かった。ある出版社の編集会議の内容が、だ。今まで、僕が書いてきたスポーツの記事は、基本的に、アスリートの生き様や、フィジカル・メンタルなどのストイックな部分に焦点を当てるものが多かった。時にはテクニカルな面にスポットを当てたり、企画によっては、スポーツビジネスのことを書くこともあったが、いずれにせよ、かなりカチッとした内容のものを書いてきたつもりだ。それは、読者ターゲッ
2018年9月22日 07:56
先日、日本テレビで放送された「24時間テレビ」で松原裕という男性のことが紹介されたのをご存知だろうか?彼は、ガンを患いながらも、シングルファーザーとして子供2人を育て、さらに音楽プロデューサーとしても活躍する。「COMIN’KOBE」という阪神淡路大震災の復興支援のための入場無料のチャリティ音楽フェスを主催しているというと、ピンとくる方も多いかもしれない。僕は、今年4月に行われたCOMIN
2018年9月20日 23:25
先日、ドリブルデザイナー岡部将和さんのことを例に挙げて「言語化」することの重要性を書かせていただいた。 ※詳しくは「言語化する力を養う」をご覧いただきたい。しかもその記事を読んでくれた岡部さん本人がSNSでシェアしてくれたため、現在プチバズり中だ。実は、その日の昼間に、noteのディレクターである水野圭輔さんから、「この記事、短いのがすごく良いと思います」と褒めてもらった直後のことだっ
2018年9月19日 20:12
「俺がシャッターをきって、それを誰かが買ってくれる。俺の仕事は、そういうことだ」あるアーティストのライブの現場で一緒になった、プロカメラマンの方が、開演前に僕に話してくれた言葉だ。僕は過去に一度だけその方に、写真を撮ってもらったことがある。MOMO CUPという百瀬俊介さん主催の大会に「キングギア フレンズ」の一員として参加した時に、大会のオフィシャルカメラマンとして参加していたその方
2018年9月18日 21:48
「書くの楽しい?」つい先日、僕にこんな質問をして来た男がいる。2年前、僕をスポーツライターの世界に引き込んだ友人のAさんだ。なんで急にこんなことを聞くのだろうと疑問に思っていたが、彼は、最近の僕にどんな変化が起きているかを見抜いていた。憧れを行動に変えるAさんAさんはいつも僕に、明るい未来へのアドバイスをくれる。実は、僕にnoteで書くよう最初にアドバイスをくれたのもAさんだ。Aさんは
2018年9月14日 06:37
「今の文章では読者を置いてきぼりにしている。このままの文章ならむしろ他の媒体に出した方が良い」ある原稿を入稿した時に、編集担当者が僕に言ってくれた言葉だ。また、別の原稿では、「いま〇〇が世間の話題になっているのに、そのことを書かない理由がわからない」などと指摘されることもある。執筆活動をしていると、時として、周りが見えなくなることがある。僕自身の「伝えたい」が先行しすぎてしまう
2018年9月4日 21:34
記者が追いかけるものって何? こんな質問をすると、 「スクープでしょ。スクープを狙って、取材対象者を張り込みして・・・」 と言う人がいるかどうかはわからないが、その事実、スクープを取った数が、記者の価値に繋がっているという話をよく耳にする。 でも、週刊誌の特命記者ではない僕には、スクープなど、なんの興味もない。むしろ、取材対象者から警戒されてしまっては、話の真実や本音を聞き
2018年9月2日 23:27
先日、ヴァンフォーレ甲府などで活躍した元Jリーガーの長谷川太郎さんとお会いしたときに、「ハッ」とさせられる話を伺った。「僕は試合に出るために、監督に合わせてプレーしていた。でもそれだけじゃ、監督が変わるたびに、毎回ゼロに戻っていることに気づいた」ゼロに戻るという感覚は、「評価を受ける」自分の立場をイメージすると分かりやすい。サッカー選手なら、監督やコーチ、強化部長らが選手を評価する。サラリ