椎田

モラトリアムなう✌️🥺

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    第三者の日記。

記事一覧

師走。言葉の通り私は物凄い速さで走っていて、そして転んだ。良かれと思ったことが全部ぜんぶ裏目に出た。月も太陽も寂しさを運んできて、涙がポツポツと降る。それでもなんとか家を脱出できれば、まるで普通に戻ったみたいに笑える。普段泳いでいないと死んじゃうけど、今は陳列棚に並んだ鮪なのだ。

椎田
4か月前

最近朝走ることに挑戦している。万年文化部 50m走はもちろん10秒台です。
冬の空気は冷たい。鼻の奥が、つんと痛む。
眠りで滞った全身の意識がまるっと入れ替わる。今日は、日本中が寒波に襲われている。ニュースではダウンを着たキャスターが鼻を赤くして話している。

椎田
5か月前

朝6時からバイト。休憩中。あがったらアイスを食べよう。

椎田
9か月前

幸せへの一番の近道は[克服]なんだと思う。
(シン・仮面ライダー観た感想)

椎田
9か月前
1

ねえ、ぽっかり空いたその心の穴はそのままにしておいて。ピアスのホールみたいに 残った痕は思い出になるから。

椎田
9か月前

電車の扉に写るわたしは盛れている。薄暗く明度と彩度の落ちたわたしは ベールに包まれている。

椎田
9か月前
1

愛しのかぼちゃサラダ様

かぼちゃサラダはサラダ界でも一線を画している代物だと思う。 スーパーのサラダコーナーを覗くと、葉物野菜がずらりと並ぶお隣には、ポテトサラダ、マカロニサラダ、サラ…

椎田
10か月前
3

夏のはじまりに火の花

梅雨前線は、日本から太陽を隠してしまった。 同級生が新生活を始めて二か月が経ち、楽しいことも辛いこともあると聞く。ついさっき歓迎会帰りの友人と、スタバのレモンケ…

椎田
11か月前
1

コンバース

彼女は黒いハイカットのコンバースを履いて、写真を投稿した。 私は彼女に憧れている。 相手の本心を見透かす瞳と自信に満ちたアイラインと禁断の果実のように色付けた唇…

椎田
1年前
2

花束の最期なんて知らないまま

花束を喜べるのは、”今”を尊ぶ人間に限られる。 対して、”過去や未来”に囚われる人間にとって、花束は不吉だ。彼らは花束をいずれ捨てなければいけないものと認識する…

椎田
1年前
6

鼓膜が破れて、赤マルの箱を買った今年。

12月23日 彼女の話をしよう。 イブイブを迎えて浮かれ気分の恋人たち。彼女とその恋人も例外ではなかった。彼女は恋人に耳掃除をねだり、いつも通りこころよく承諾され…

椎田
1年前

ガストのハンバーガーを発見

彼女はsioの感動ハンバーグを食べるためにガストに降り立った。 鳥羽周作。彼女はシェフを尊敬していた。だから、彼女の作る料理は塩味勝負が多い。野菜はふっくらみずみず…

椎田
1年前
1

我が家にzozoがやってきた

こんばんは。学校とバイト、明日の準備を終えて、乾燥機を待つのにゆっくりしているところ。 今日はお洋服が届いたので嬉しい日だ。 服を一着買うのにどれくらいの労力を…

椎田
1年前
2

FILM AUG

久しぶりに おはようございます。 記事を書きたいときは 心を整理したいとき。 そろそろ心を整理しておかないと。秩序を保っておかないと。エントロピーは増大してしまう。…

椎田
1年前
4

I like SUSHI.🍣

ついに私にも言う日が来てしまった。 ”私はお寿司が好きです。” 英会話を始めた。これは私にとっての大きな成長なんだよ。やっと一歩踏み出したんだよ。 今のところ二回…

椎田
1年前
1

サーモンの塩辛とかいう心のお薬

「お兄ちゃんから、お土産届いたよ」 4つ離れた兄は地方にひとり暮らし。たまに、仕送りの代わりに美味しいものを届けてくれる。 今回も、お菓子やお惣菜が届いたようだ…

椎田
1年前
2

師走。言葉の通り私は物凄い速さで走っていて、そして転んだ。良かれと思ったことが全部ぜんぶ裏目に出た。月も太陽も寂しさを運んできて、涙がポツポツと降る。それでもなんとか家を脱出できれば、まるで普通に戻ったみたいに笑える。普段泳いでいないと死んじゃうけど、今は陳列棚に並んだ鮪なのだ。

最近朝走ることに挑戦している。万年文化部 50m走はもちろん10秒台です。
冬の空気は冷たい。鼻の奥が、つんと痛む。
眠りで滞った全身の意識がまるっと入れ替わる。今日は、日本中が寒波に襲われている。ニュースではダウンを着たキャスターが鼻を赤くして話している。

朝6時からバイト。休憩中。あがったらアイスを食べよう。

幸せへの一番の近道は[克服]なんだと思う。
(シン・仮面ライダー観た感想)

ねえ、ぽっかり空いたその心の穴はそのままにしておいて。ピアスのホールみたいに 残った痕は思い出になるから。

電車の扉に写るわたしは盛れている。薄暗く明度と彩度の落ちたわたしは ベールに包まれている。

愛しのかぼちゃサラダ様

愛しのかぼちゃサラダ様

かぼちゃサラダはサラダ界でも一線を画している代物だと思う。
スーパーのサラダコーナーを覗くと、葉物野菜がずらりと並ぶお隣には、ポテトサラダ、マカロニサラダ、サラダパスタなんかが足並みを揃えている様子が窺える。すべてマヨネーズベースの彼らの中に、全く違う異分子が紛れている。それがかぼちゃサラダだ。他に比べて色も鮮やかでパッと目を引く華やかさがそこにはある。
最近は、「大人のポテトサラダ」と銘打つ燻製

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夏のはじまりに火の花

夏のはじまりに火の花

梅雨前線は、日本から太陽を隠してしまった。
同級生が新生活を始めて二か月が経ち、楽しいことも辛いこともあると聞く。ついさっき歓迎会帰りの友人と、スタバのレモンケーキフラペチーノを飲んで新社会人の情報を仕入れたところだ。
私はまだ、職に就いていない。

最近覚えた言葉について、今日は話したい。

”絶対的幸福”

それは人と比べた相対的な幸せではない。ツイッターもインスタも家族も友達も世間も参照せず

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コンバース

コンバース

彼女は黒いハイカットのコンバースを履いて、写真を投稿した。

私は彼女に憧れている。
相手の本心を見透かす瞳と自信に満ちたアイラインと禁断の果実のように色付けた唇、”親しい”への病みストーリーと普遍的に愛されるスニーカー。
私の天使。私の神様。私のアイドル。偶像。な彼女。
私は彼女を見て、涙を流す。私が優しさと引き換えに失ったものを想う。
個性とか唯一無二とかカリスマ性とか、自信とか。

週末、私

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花束の最期なんて知らないまま

花束の最期なんて知らないまま

花束を喜べるのは、”今”を尊ぶ人間に限られる。
対して、”過去や未来”に囚われる人間にとって、花束は不吉だ。彼らは花束をいずれ捨てなければいけないものと認識する。
”今”の人間は楽観的なことが多く、世間に淘汰されやすい。私は淘汰される。”過去や未来”の人間は悲観的なことが多く、世間の波に呑まれやすい。僕は波に呑まれる。

人間は枯れた花をなかなか捨てられない。割り切れない。まだ、この日々に彩を添え

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鼓膜が破れて、赤マルの箱を買った今年。

12月23日
彼女の話をしよう。
イブイブを迎えて浮かれ気分の恋人たち。彼女とその恋人も例外ではなかった。彼女は恋人に耳掃除をねだり、いつも通りこころよく承諾された。右耳では"CHRISTMAS JAZZ"と書かれたプレイリストを聴き、左耳ではこそこそと綿棒の動く音を聞いた。
突然の痛みを感じたのは、右の耳掃除も終盤であった。
もう一度言う。彼女たちは世の恋人たちに漏れず浮かれていた。夕食には美味

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ガストのハンバーガーを発見

ガストのハンバーガーを発見

彼女はsioの感動ハンバーグを食べるためにガストに降り立った。
鳥羽周作。彼女はシェフを尊敬していた。だから、彼女の作る料理は塩味勝負が多い。野菜はふっくらみずみずしく蒸す、肉はじゅわっと香ばしく焼く。彼女がそれだけで御馳走だと気付いたのはシェフのおかげであった。

さて、ここからの話は彼女が感動ハンバーグに感動しに行ったら、思いがけず「ガストバーガー」なるものに心奪われた話である。感動ハンバーグ

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我が家にzozoがやってきた

我が家にzozoがやってきた

こんばんは。学校とバイト、明日の準備を終えて、乾燥機を待つのにゆっくりしているところ。
今日はお洋服が届いたので嬉しい日だ。

服を一着買うのにどれくらいの労力を費やしているのだろう?私は服を決められない。
似合う服ってなに?自分で服を買って、成功体験があまりない。
失敗が勝ってしまって、前に進めない。
派手な色や柄、挑戦的なスタイルにも憧れるけど、手が伸びない。

今日届いた服は、どちらも胸の刺

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FILM AUG

FILM AUG

久しぶりに おはようございます。
記事を書きたいときは 心を整理したいとき。
そろそろ心を整理しておかないと。秩序を保っておかないと。エントロピーは増大してしまう。ここらで一旦 まとめ。

8月の予定は以下の通りでしたー:)

研究室 オープンキャンパス手伝い
塾 夏期講習
TOEIC
熱海旅行
next:研究室 学会

その他に、研究や飲食のバイトでも奮闘した。よく頑張ったねえ。

Q:今どんな

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I like SUSHI.🍣

I like SUSHI.🍣

ついに私にも言う日が来てしまった。
”私はお寿司が好きです。”

英会話を始めた。これは私にとっての大きな成長なんだよ。やっと一歩踏み出したんだよ。
今のところ二回レッスンを受けた。一度目は日本人講師。二度目は海外。
今回、日本語は通じない。甘えは許されない緊張感。

23歳の女の子、まず、可愛い。愛らしい笑顔は私を安心させた。
しどろもどろしてると、フォローしてくれる。ありがとう。
たくさん聞き

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サーモンの塩辛とかいう心のお薬

サーモンの塩辛とかいう心のお薬

「お兄ちゃんから、お土産届いたよ」

4つ離れた兄は地方にひとり暮らし。たまに、仕送りの代わりに美味しいものを届けてくれる。
今回も、お菓子やお惣菜が届いたようだ。
ここで私は、運命ともいえる出会いをする。

冷蔵庫には封を切られていない瓶がどどんと二本構えている。チョコがパックのまま、暑さに溶けないように身を隠している。それにかまぼこのバラエティパックまでみちみちに。
母もそうなのだが、うちの人

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