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エッセイ

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奄美で暮らす高校生が綴った、これまでのエッセイをまとめました。
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今年こそ、奄美の冬も。

今年こそ、奄美の冬も。

拝啓 高層マンションに住むあなたへ。

♪出逢いは風の中 恋に落ちたあの日から
気づかぬうちに心はあなたを求めてた

泣かないで恋心よ願いが叶うなら
涙の河を越えてすべてを忘れたい
せつない片想い あなたは気づかない

あなたの背中見つめ 愛の言葉ささやけば
届かぬ想いが胸を駆け抜けてくだけ

哀しい程の星空に天使の声がする
あきらめきれぬ恋でも夢は見ていたいのよ
せつない片想い

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鹿児島にテニスの遠征に行った時の、朝の五時。
気温は11℃を指している。
だけど、半袖半ズボンでも余裕だった。
奄美に帰ってきてからは、風が冷たくて、
21℃でも長袖を着たくなった。
奄美の人は暖かいけれど、風は冷たいようだ。
byちゃみん

私が、奄美を発信するわけ。

私が、奄美を発信するわけ。

私はなぜ、この活動を始めたのだろう。

もともと私は、奄美の出身ではない。4年ほど前に、両親のUターンで移り住んだ人間だ。
両親の出身地で、たまに帰省で行く場所。私にとってそれでしかない存在だった奄美大島に、愛着なんてなかった。

思い返すと、最初は教育関係に関わりたかった私。

それまで住んでいた場所が鹿児島、長崎、と歴史的にゆかりのある地域だったこともあって、小学2年生の時に歴史へ興味を持ち、

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あさがすきなひとへ。

あさがすきなひとへ。

高校生になって、朝がすごくすごく早くなった。

冬は本当に真っ暗で、真夏になると明るくて、
初夏の今は電気を付けなくても部屋の中が見渡せるくらい。

5:30 am。

入学したての頃は目覚まし時計の鳴るこの時間が
鬱陶しかったのだけど、今はちょっと好き。

どうしてこんなに早起きなのかかというと
朝型の人を目指してるとか
にわとりと牛の世話をしているとか
そういうことではなく

バス通学生だとい

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故郷と奄美 

故郷と奄美 

世界的に、日本人の幸福度は低いらしい。
世界で58番目だそうだ。

日本はインフラが整備されていて、最先端の技術を持っているはず。

モノに不足しない国のはずなのに、心は満たされていないらしい。

じゃあ、どんな時に人は幸福を感じるだろう?

美味しいものをたべたとき。

綺麗な景色を眺めるとき。

ぐっすり眠って、すっきりとした朝を迎えられたとき。

好きな人が微笑んでくれたとき。

色々なカタ

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