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教科書にはない介護施設のマネジメント

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いろんなタイプの職員がいる介護施設。どこもマネジメントには苦労されていることでしょう。育成やマネジメントの勉強をしてもなかなか活かせないことも多々あると思います。私がこれまでの実… もっと読む
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福祉をスケッチする

福祉をスケッチする

このnoteのタイトルに「福祉をスケッチする」と加えました。

これは、私が福祉の仕事をしてきて、自分の仕事を表現するときにずっと感覚的に持っているイメージです。

このスケッチする感覚があると、福祉はもっと豊かになるように思うのです。

福祉をスケッチする感覚とは?例えば、私のスケッチする感覚はこんな感じです。

目の前の利用者さんの介護をするときには、その人について知りえた情報をもとに、その人

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ありふれた言葉で語る介護

ありふれた言葉で語る介護

はじめまして、スケさんです。
noteを始めてみることにしました。
私が日頃考えていることの備忘録として。

Twitterでは限られた文字数で考えていることがまとまりきらないことがある。
で、noteは使いやすさからしてもちょうどいい感じだし、日記みたいに書ける感覚もいい!

というわけで、どんなふうに始めていこうかと考えたんですが、とりあえずTwitterでツイートした内容をnoteで広げてい

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人生に関わっていく仕事

人生に関わっていく仕事

採用担当の仕事をするようになって思うことがあります。

介護職からスタートした私の介護人生。
私のベースにあるのは介護職なのです。

そこにあるのは「人生に関わる」という感覚。

認知症ケアの考え方に、パーソンセンタードケアというものがあります。
「認知症」の人でなく、認知症の「人」として捉えるべきという考え方です。

「認知症」はあくまで「人」の一部を表すものでしかないのに、「認

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私が大規模施設の管理職の道を選んだ理由

私が大規模施設の管理職の道を選んだ理由

無資格未経験で介護の世界に飛び込んで、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャーの資格を取得し、それぞれの資格を生かして経験を積み重ね突っ走ってきた約20年。

振り返ってみると、それぞれの資格を生かしての現場での仕事はどれも充実したもので、「やっぱり自分には現場が合ってるな!」と今でも思っています。

でも、それらの現場を経験した私がたどりついたのは、「働きやすい環境作り」という仕事でした。

どの

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管理職が新庄監督を目指す日が来るかもしれない

管理職が新庄監督を目指す日が来るかもしれない

日本ハムの監督が来季新庄監督になるらしいです。

いや~、時代ですね~(^^)

プロ野球の監督で過去にこれだけ個性的な監督がいたでしょうか!?

新庄剛志のことを知らない人は「大丈夫かいな~(;゚д゚)」って思ってる人もいるでしょうね。

そもそも多くの人は、目に見える部分だけで人を判断しますから…。

新庄監督への期待は確かにパフォーマンスにもあると思いますが、それだけで監督を

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介護福祉士中心のチームを作るために

介護福祉士中心のチームを作るために

介護は、多職種協働でチームで行うものです。

介護職、看護職、ケアマネジャー、セラピスト、栄養士、薬剤師、医師などなど。

そんなチームのなかで中心にいるべき職種は介護福祉士だと私は思っています。

そこで、こんなことをつぶやきました👇️

あえて介護福祉士としています。

資格がなくても有資格者に負けず劣らずの仕事をされている介護職の方もたくさんおられますが、やはり業務独占の他

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組織内に理念を浸透させる簡単な方法

組織内に理念を浸透させる簡単な方法

組織には必ず理念があります。
理念とは、組織の目標。
組織をまとめようと思えば理念は欠かせません。
でも、理念があるだけになってしまっている組織は多いんじゃないでしょうか。
介護施設では理念が目標の山に埋もれてしまいがちです。
介護施設には目標がたくさんありますから…。
理念だけでなく、年度事業目標、ケアプランの目標、各部署ごとの目標などなど。
それぞれの目標が常に職員の頭にあるかというと、そんな

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「褒める」「認める」の影で起きていることを逃さない

「褒める」「認める」の影で起きていることを逃さない

集団のなかで人を守るのは難しいですよね…。

要領の悪い職員が仕事ができる職員に怒られたとして、要領の悪い職員が落ち込んでいたとしたら、皆様ならどうしますか?

多くの人が要領の悪い職員に手を差し伸べると思います。

ですが、仕事ができる職員は他の職員の分まで仕事の抜けがないように身を削ってイライラしながら頑張っていたとしたらどうでしょうか?

イライラが募って誰からも声がかけにくくなってしまった

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自分に目が向く組織が最強です!

自分に目が向く組織が最強です!

上司としては、部下から他の職員の不満を聞くことは出来たら避けたいことです。

不満に同調しただけで、その職員のことを自分も同じように思っていることになってしまいます。

他職員への不満は、確かに認めざるを得ないことが多いもんです。

だから、職員からの不満は「聞いてあげなきゃ」と思うんですけど、一部の声にだけ耳を傾けていると、部下に対しての公平性が失われていくんですよね…。

組織をまとめにくくな

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介護現場の凡事徹底と覿面注意について思うこと

介護現場の凡事徹底と覿面注意について思うこと

「凡事徹底」と「覿面注意」。

凡事が徹底できなかったら、その場で注意する。

松下電器産業創業者・松下幸之助の有名な教育方針です。

この人材育成の考え方は、今でも人材育成の基本として位置づけている会社は多いと思います。

ですが、私の場合はずっと「その場で注意」ということができませんでした。

その場で注意することに疑問があったからです。

10年ほど前は、ぼんやりとした疑問でした。

なので

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効率の良い教え方は「間違えさせる」こと

効率の良い教え方は「間違えさせる」こと

仕事を覚えてもらうために必要なことは教えることです。

一度じゃ覚えられなければ二度三度と教えます。

何度も繰り返し教えることは大切なことですが、それ以上に大切なことがあります。

それがこちら👇️

大切なことは「間違えさせる」ことです。

間違えないように教え込むのではなく、間違えさせるぐらいに教えるということ。

間違えないように教えるということは、たくさんの情報量を事前に伝えていくこと

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視点を変えれば全部正論!

視点を変えれば全部正論!

私は自分の意見に自信がありません。

一部の人には共感が得られても、万人に共感が得られるとは思っていないからです。

例えば、私の周りにいる人達が私とは真逆の価値観を持った人達だとすれば、私はどれだけ自信のある意見だったとしても言えないことが多くあります。

そこでは受け入れられない意見だからです。

共感してくれる人が半分以上いそうであれば、私は意見を言います。

そんな人間なので、どんな環境で

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言いにくい部下も言いやすい部下も同じ指導を心がける!

言いにくい部下も言いやすい部下も同じ指導を心がける!

社会人になると、仕事だから言わなければいけないことがたくさんあります。

でも、言いにくい人っていますよね?

先輩や上司には言いにくいのは当然ですが、同期にも言いにくい人はいます。

後輩であっても言いにくい人はいるものです(-_-;)

では、部下を持つようになったら、部下にも言いにくいってことはあるもんなんでしょうか?

これが、結構あるんですよね(^^;)

というわけで、こちらです👇️

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介護施設の経営をするということ

介護施設の経営をするということ

介護施設においては、介護現場で不甲斐ないミスが繰り返されることがあります。

退所時の荷物の返し忘れや他利用者の荷物を間違って返したり…。

そんなレベルのミスがわんさかと…。

他部署からは、「なぜそんなこともできないのか?」と批判的な声があがることもたびたびです。

でも私は、それでも介護現場は頑張っていると思います。

というわけで、こちらのツイートです👇

介護現場に問題があるとしたら、

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