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太宰治の代表作は『走れメロス』で統一しましょう。(後編)
太宰の魅力について語るのに、適切なツイートを発見しました。
お笑いコンビのピースの又吉直樹さんが太宰好きだという話は、又吉さんファンの中では有名な話だと思います。ちなみに僕は又吉さんも太宰さんも大好きです。
さておき、太宰が自殺未遂と心中未遂を何回もする壮絶な人生を送った理由は、太宰本人にしかわかりません。しかし、太宰は、自殺未遂と心中未遂のことを小説の中で書いていることは、紛れもない事実です
太宰治の代表作は『走れメロス』で統一しましょう。(前編)
太宰治といえば『人間失格』ですか?金輪際、それは止めてください。太宰治といえば『走れメロス』でいきましょう。教科書にも載っていますし、話も明るくておもしろいです。
最近、Netflixで急上昇している蜷川実花監督『人間失格』を観た妻が「太宰のどこが好きなの?」と僕に尋ねてきました。理由を尋ねると、その映画で描かれる太宰が「胸クソ悪い人物だった」からだと答えました。
いや、ちがうんだよ、と思い「
心の土壌を耕すために(後編)
前回は、感動データベースによって心が生まれることと、感動データベースの蓄積がもたらす弊害について書きました。
心の土壌とは、感動データベースのことです。つまり、感動データベースの蓄積がもたらす弊害とは、心がガチガチになっている状態を指します。
感動体験の捉え方は人それぞれの体験や感性が大きく影響していると思いますが、それをデータベースに蓄積する時、
受け取る人の心がガチガチになっていて、ここ
心の土壌を耕すために(前編)
クリエイティブにまつわる様々なことについて「自由な発想が大事だ」とか「豊かな想像力がないといけない」とか、色々なことが言われがちですよね。
一般的に、それらは思考や感覚的センスによって導き出されるものとして考えられ、自己啓発本やセミナーなどでは、思考法や感性の使い方だったりをレクチャーされることが多いのではと思います。
ビジネスのシーンやクリエイティブのシーンで、それらを活用することは大いに役
夏目漱石すごすぎ。マジ卍。
夏目漱石といえば元千円札紙幣の人である。日本を代表する文豪で、代表作は『吾輩は猫である』である。
「吾輩は猫である、名前はまだない。」
この冒頭はあまりに知られ過ぎている。だから、読んでもいないのに、読んだ気になっている人もいるかもしれない。
冒頭の文章における世界観や言葉のチョイスが秀逸すぎて、読了していないにもかかわらず、その文学世界を勝手に想像し、勝手に満足してしまい、読んだ気になって