竹崎 彰悟

1993.11.05佐賀県鳥栖市生まれ 旅をしながら唄を紡いでいく「旅するうたうたい」…

竹崎 彰悟

1993.11.05佐賀県鳥栖市生まれ 旅をしながら唄を紡いでいく「旅するうたうたい」 寂しいも悲しいも嬉しいも悔しいも言葉に唄に、聴手に紡いでいく。 Twitter:@ShoTuna27

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記事一覧

何かある日々

この間、はじめて自分のお金で少しお高めの焼肉を食べた。 仲間達とだ。日々の愚痴をこぼしながら、社会や生活や人間関係のうざったらしさ、いなくなったやつの話。 色々…

竹崎 彰悟
1日前

2月

2月はあっというまに終わった。 自分の音楽はもちろんだけど、人の音楽をたくさん見た気がする。 だからこそ、やはり人がつくった音楽がとても好きだ。 旅をしていた時と…

竹崎 彰悟
1か月前
2

2月2日

日常にあったものが、前は馴染まなくてどこかむず痒くて。 例えばそれを幸せと呼んでしまってもいいのか、それを手にした日から手放せなくなる自分がとても怖くていつも拒…

竹崎 彰悟
3か月前
3

新年

今年の目標を掲げようと思う。 ・返信はすぐに返す ・本を毎月1冊は読む、感想をまとめる。 ・自分のルーティーンを確立する ・DTM技術の飛躍向上(Mix・Masteringを習得…

竹崎 彰悟
3か月前
3

『秋空ガムテープ』

FUKUOKA 48 Hour Film Project-出品作品- 9029worksチームが48時間映画祭にて出展した短編映画『秋空ガムテープ』の劇中音楽およびエンディング曲『巡空』を製作しました。…

竹崎 彰悟
4か月前
5

12/5

久々にスタジオにはいった。 それはそれは酷い出来、もうあの頃みたいに歌えないのかもしれないとおもった。 10月27日以来アコースティックギターをケースからあけようと…

竹崎 彰悟
4か月前

出会い直し

頭の中が追いついていなかったのは、正直な油断だったのか。 それとも、準備したら落ち着いていられたのか。 ソワソワとしながら車が高速道路を走る、間に合うのかわからな…

竹崎 彰悟
5か月前
6

思い出作り嫌い

9月、ライブハウスで仲間のライブ出演があり久方ぶりに福岡で音楽を鳴らした。ワンマンライブのゲスト出演、大切な日。やれることはすべてやる、音楽を鳴らし終わってまだ…

竹崎 彰悟
5か月前
4

太陽を浴びた皮膚

胆管がん 父親にそう宣告されたのは昨年の9月のことだった。 それが判明してもなんとなく実感がわかなかったのは、目の前にいる父親が変わらず喋れて屈強な身体のままだ…

竹崎 彰悟
6か月前
17

7月17日

もう冷房をいれてないと茹で上がるほどに暑い夏がやってきた。 たまたま夕方立ち寄ったうどん屋で甲子園の予選がTVで紹介されていた。いつの時代も変わらず坊主頭の小僧達…

竹崎 彰悟
9か月前
2

うるさい

休みの時にかぎって降り出す雨 予定も全部流されてゆく うごけないまま夕方になって とりかえすように映画でもみるけど 味気なくて、なにもわからない ただ、休みたいだけ…

竹崎 彰悟
9か月前
3

6月6日

妙に頭が冴えわたり、眠れず迎えた朝方 この文章を打っている。 積み重ねに勝るものはないと歳を重ねると痛感する、どれだけ小さなことでもあの時からやっていたら今は確…

竹崎 彰悟
10か月前

紫苑

欲しいものなんてない 願いは届かないまま 通り過ぎてく 「いつかきっと」を待ってる 世界中何処へだって 探しに行くの 真っ暗闇の世界でずっと ひとりぼっちただ泣いて…

竹崎 彰悟
10か月前

alone

飽き飽きするくらい 思い出が綺麗になりすぎて 輝きすぎた光のせいで 眠れない毎日です それでも君のいない 毎日を懸命に生きています 相変わらず遠回りばかり うまくい…

竹崎 彰悟
10か月前
1

6月26日

深夜突然すき焼きをつくった。 日々はなんとなくすぎていく 自由を捧げた代償は高価。 お金や安心と一緒に ぼんやりと自分の境界線が なくなっていくようだ。 バンドとい…

竹崎 彰悟
10か月前

からっぽ

そっと閉じてしまおうと 心に決めていたのに スクロールしてしまう ちっぽけな誓いを破った 正解も不正解も どこにも見当たらない ただ空っぽになった この部屋で私た…

竹崎 彰悟
10か月前
1

何かある日々

この間、はじめて自分のお金で少しお高めの焼肉を食べた。
仲間達とだ。日々の愚痴をこぼしながら、社会や生活や人間関係のうざったらしさ、いなくなったやつの話。

色々積もる話は絶えない、結局どれくらい所得が増えても、お金や生活に余裕があっても不満や不安は尽きないもので生活が変わればまた煩わしいことが増えるんだとおもった。背負うもの、背負ってきたものが今は周りにいる。

誤解を招かないように付け加えるが

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2月

2月はあっというまに終わった。
自分の音楽はもちろんだけど、人の音楽をたくさん見た気がする。
だからこそ、やはり人がつくった音楽がとても好きだ。

旅をしていた時と今の自分はまるっきり違う。その旅をアイデンティティにせず今を生きれていることは不幸中の幸いな気がする。旅していたときから、手段にこだわるのではなく結果的に音楽をしるために赴いていたり、探し回っていたから旅していたという側面がつよかった気

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2月2日

日常にあったものが、前は馴染まなくてどこかむず痒くて。
例えばそれを幸せと呼んでしまってもいいのか、それを手にした日から手放せなくなる自分がとても怖くていつも拒んでいた気がする。

だからこそ、そういう思いをしたくないと考えていたのに繰り返していた気がする。

大阪、窓辺からみえる知らない街の風景が馴染んでいたはずなのにどこかぎこちなく感じた。いつもお世話になっていたライブハウスの扉はしまっていた

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新年

今年の目標を掲げようと思う。

・返信はすぐに返す
・本を毎月1冊は読む、感想をまとめる。
・自分のルーティーンを確立する
・DTM技術の飛躍向上(Mix・Masteringを習得)
・最低5曲ひとに楽曲提供をする
・HPの更新は滞らない
・まだ行ったことのない街に行く。
・貯金をする
・他業種の人と何かを制作する。

2024年早々バタバタとしてしまっていて、いまだに年を超えたのかあやふやでこれ

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『秋空ガムテープ』

『秋空ガムテープ』

FUKUOKA 48 Hour Film Project-出品作品-
9029worksチームが48時間映画祭にて出展した短編映画『秋空ガムテープ』の劇中音楽およびエンディング曲『巡空』を製作しました。
2023年12月27日 同映画祭授賞式にて​数あるノミネート作品から選んでいただきBest Musical Score【楽曲賞】を受賞いたしました。

今回は受賞インタビューで言いそびれ大事なこと

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12/5

久々にスタジオにはいった。

それはそれは酷い出来、もうあの頃みたいに歌えないのかもしれないとおもった。
10月27日以来アコースティックギターをケースからあけようともしなかったのはとても億劫になっていた。別に意味とかはないけど、今の俺になにが歌えるんだろうと思った。

相変わらず音楽は好き、曲をつくるのも。でも自分が声を出すとやっぱりどこか不恰好、そういうのをパフォーマンスとか雰囲気とか小手先の

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出会い直し

頭の中が追いついていなかったのは、正直な油断だったのか。
それとも、準備したら落ち着いていられたのか。
ソワソワとしながら車が高速道路を走る、間に合うのかわからない中真夜中に病院へ向かった。



父さんは10月28日の午前3時に静かに息を引き取った。
前日は薬の副作用で節々が痛いと言いながら身体を動かして、苦しんでいた姿をみていただけに息を引き取ったあとのその静かな表情と、ようやく苦しみから解

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思い出作り嫌い

9月、ライブハウスで仲間のライブ出演があり久方ぶりに福岡で音楽を鳴らした。ワンマンライブのゲスト出演、大切な日。やれることはすべてやる、音楽を鳴らし終わってまだ熱が冷めないうちにその日の主役達が演奏をはじめた。数曲終わる頃に母から連絡がはいる、『手が空いた時に電話がほしい』と。嫌な予感がする、そうおもってすぐ電話を掛けようと思ったが勇気がでなかった。

『余命』の宣告が短くなった、簡単にいうとそう

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太陽を浴びた皮膚

胆管がん

父親にそう宣告されたのは昨年の9月のことだった。

それが判明してもなんとなく実感がわかなかったのは、目の前にいる父親が変わらず喋れて屈強な身体のままだったからだ。もともと寡黙な人で言葉を多くしゃべる人ではなかった。だから、なにを考えているのかわからないことのほうが多かった。今応援してくれているのか、励ましてくれているのか、やめろといっているのか。その真意が推し量れないことのほうが多か

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7月17日

もう冷房をいれてないと茹で上がるほどに暑い夏がやってきた。

たまたま夕方立ち寄ったうどん屋で甲子園の予選がTVで紹介されていた。いつの時代も変わらず坊主頭の小僧達が白球を追いかけるあの姿にカタチを変えながらも励まされる時がある。なにかに没頭している人は年齢関係なくかっこいいものだ。

そのうち坊主はやめましょうとかになってくるのかな、時代は変わって行ってるし。なんて思いながら冷たいうどんを啜った

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うるさい

休みの時にかぎって降り出す雨
予定も全部流されてゆく
うごけないまま夕方になって
とりかえすように映画でもみるけど
味気なくて、なにもわからない

ただ、休みたいだけ
なんにも背負わず
何者でもない
自分でいさせて

休みの時にかぎって鳴り響く電話
飛び込んでくるワーキング
嫌じゃないけどって
やりたいというわけじゃない
言い返すこともできずに
そんな強くはなれない

ただ、休みたいだけ
なにも背

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6月6日

妙に頭が冴えわたり、眠れず迎えた朝方
この文章を打っている。

積み重ねに勝るものはないと歳を重ねると痛感する、どれだけ小さなことでもあの時からやっていたら今は確かなものになっていたのにと振り返ることがある。

多分人生ってそんなことの繰り返しな気がする。

新しい音源をつくろうと構想を練っている。
日常がこの音楽達にははいっててほしい。今回は強くそう思っている。

20歳からずっとイカれてる環境

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紫苑

欲しいものなんてない
願いは届かないまま
通り過ぎてく

「いつかきっと」を待ってる
世界中何処へだって
探しに行くの

真っ暗闇の世界でずっと
ひとりぼっちただ泣いている
何にもなれなかった
ずっとひとりぼっちただ泣いている
もう神様なんていらない 

時間ばかりすぎてく
あなたに
伝えたい言葉が
増えていく

同じ夜空を見上げてると信じてる
待ちくたびれたこの世界で
 
真っ暗闇の向こうで一つ

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alone

飽き飽きするくらい
思い出が綺麗になりすぎて

輝きすぎた光のせいで
眠れない毎日です

それでも君のいない
毎日を懸命に生きています

相変わらず遠回りばかり
うまくいかないことばかりです

君が言ってくれた
僕の好きなところを

今もボクを明日に
向かわせてくれています

つもり積もった手紙を
宛先のない言葉を

今も君に届くような
気がして書いてる

いつかは忘れてしまうなら
平凡で退屈で

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6月26日

深夜突然すき焼きをつくった。

日々はなんとなくすぎていく
自由を捧げた代償は高価。
お金や安心と一緒に
ぼんやりと自分の境界線が
なくなっていくようだ。

バンドというものをはじめた。
俺たちのバンドが掲げているのは
ずっと続けるバンドってのがテーマ。
終わり際が美しいバンドは確かに存在する。
出し尽くして
全員が納得して
自ら終わらせた
そういったバンドの最後は美しい。
でも、よくわからない内

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からっぽ

そっと閉じてしまおうと
心に決めていたのに
スクロールしてしまう
ちっぽけな誓いを破った
正解も不正解も
どこにも見当たらない
ただ空っぽになった
この部屋で私たちは
ひとつになれなかった

そっと捨ててしまおうと
心に決めていたのに
捨てきれなかった
ちっぽけな誓いを破った
正解も不正解も
どこにも見当たらない
ただ空っぽになった
この部屋で私たちは
ひとつになれなかった

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